1992.10.10(Sat) Vladivostok
08:00 起床。少し熱っぽい。15日間の調査旅行でちょうど1週間が経過し、今日は旅行中日。慣れない土地での調査なので、早くも日本の生活に戻りたくなってきた。しかし一方ではまだいろいろ見てみたい気もしており、体調が優れないのが恨めしい。
09:00前に寮を出発し、ウラジオストクホテルへ。技術大学の食堂は10/10から数日間休みなのだという。仕方ないので起床後すぐにホテルへ向かい、朝食ということになる。また、午前中の調査を効率よく行うために、その仕度をして、戻らずとも良いように準備してから出掛ける。
1Fのレストランで朝食。レストランは一番奥のガラスが割れてしまっていた。穴はベニヤ板で塞いであったが、それでも隙間風が入ってきて寒い。翌日も翌々日もそのままだった。それこそなんともお寒い状況だ。今日の朝食はいわゆる洋食だった。寒いのは最悪だったが、やはりホテルのレストランの方が美味しい。
ところでウラジオストクホテルには「桜」という名の日本食レストランがあり、日本人ビジネスマンらが利用しているとのことだった。バカみたいに高いのでそちらには行かずじまいだったが。
オケアン映画館(Океап) Google Map
建設年:1969年
10:00 ホテルで解散。本日もO氏とスポーツ広場周辺~西通りを調査する。
とりあえずオケアン映画館(Океап)を撮影。天気の良い朝で全逆光状態になり、露出を決めるのが難しい。
街中の他の建物と異なり、映画館は1969年に建てられた近代的スタイルの建物だ。正面入口は大階段でその上にいくつも入口が並んで見える。2Fはバルコニーになっており、後方に大きな楕円柱状の劇場スペースがある。ポスターなどがほとんどないので地味だが、その構えはやはり文化施設的で、他の建物に比べて明るい雰囲気が漂う。スヴェトランスカヤ通りにあるウスリー映画館が、やや様式的で古い印象であるのと対照的だ。
ジナモ競技場では今日はドッグコンテストをやっていた。また海岸沿いの道では高校生か大学生が大勢ジョギングしていた。
西通り周辺は持参した地図の歪みが激しく、道幅を測る程度の修正で済ませるわけにはいかない状態だった。また北部では道路の上をガードでシベリア鉄道が走っていたり、引き込み線が道を横切っている箇所もあり、手元の地図とはだいぶ様子が異なっていた。
1992年10月 ロシア日記・記事一覧
#映画館・ホール
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