汐留の超高層ビル群と日比谷神社
所在地:港区東新橋2-1
Photo 2011.6.13
日比谷神社の創建年代は不詳。もとは現在の日比谷公園内に鎮座していたといい、神社の名もそこから来ているらしいが、この神社はさまざまな事情で何度も移転している。
まず、慶長年間に江戸城の拡張により芝口(現在の東新橋)に移された。そして明治期には東海道線の敷設により移転、更に関東大震災後の区画整理により1928年に新橋4丁目に移転している。その後は約80年にわたって新橋4丁目にあったのだが、境内が環状2号線の建設地に掛かっていたため、2009年に現在地に移された。
移転後の現在の神社は、第一京浜と汐留シオサイト内からの環状2号線の交差点に面した場所にある(左端の環状2号線はまだ工事中)。また神社の背後には小さな道を挟んですぐの場所にJRの在来線や新幹線が通っている。目の前を多くの自動車が行き交い、背後にも高速で鉄道が通過し、そして更にその後方には汐留の超高層ビル群が聳える。社殿は建て替えられてきれいになったが、境内は小さく木もほとんどない。現在も地域の人々によって盛大にお祭が行われるそうで、由緒ある神社なのだが、こうしてみるとなんだかちょっとかわいそうに思えてくる。
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