都市徘徊blog
徒然まちあるき日記
 



 築地にはマンサード屋根の4階建てがあった。

三共電気工業
所在地:中央区築地 1-4
構造・階数:木4・マンサード屋根
Photo 2001.6.24

 マンサード屋根を使って、法をすり抜けて3階建てを造ってしまった例は都内にもたくさんあるが、4階建てを造ってしまったのは他に見たことがない気がする。そもそも3階建てがだめだったから、マンサード屋根を使って2階+屋根裏にしたのであって、3階+屋根裏じゃ、完全にアウトだったんじゃないのか?? 当時の事情はよく分からないけど・・・。

 むりやりの4階だからかどうか分からないが、各階の階高がなぜか全て異なる。それにつられて、窓の上部のアーチ部分のカーブもそれぞれ異なるものになってしまった。しかも円弧でも放物線でもないビミョーな曲線で、いまいちキレイではない。ファサードのデザインとしてはあまり巧くなくて、むしろ下手かもしれない。でも、マンサード4階というペンシルビルのインパクトはやはり強かった。ビミョーな窓の形も逆に印象深いものだった。

 手許の資料が不足で建築年は分からないが、看板建築などと同時期の洋風木造商業建物で、関東大震災後の大正末期か昭和初期のものではないだろうか。大工さんは頑張ったんだけど、ちょっと妙な洋風建物ができてしまったという感じが好きだった。

 ニッポン懐景録内にも写真があり、こちらは2002年5月撮影となっているので、少なくともそれまではあったようだが、その後、2005年頃までの間に取り壊されたらしい。

Tokyo Lost Architecture   #失われた建物 中央区


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