1992.10.6(Tue) Vladivostok
道ばたのキオスク
フィールド調査の途中で、道端にあるキオスクでびん入りペプシを売っていたのでつい買ってしまう。ウラジオストクでは西側製品にお目にかかることがまだ少ない。だから飲み物が見つかった時にはちょっと嬉しかった。このペプシ、日本円にするとエラク安いのだが、現地の物価からするとべらぼうに高い代物で、国営商店に置いてあるロシアン飲み物の数倍の値段である。でも見ていたらきれいな女の子たちが歩きながらペプシを飲んでいたので、さほど特殊で高価な飲み物であると認識されているわけでもないようだ。ここらへんどうも相変わらず理解に苦しむ状況である。
ロシアでは商品はいつでも買えるわけではない。いろいろな物がしばしば売り切れてしまい、そうなったら当分の間、買うことができない。次の入荷がいつになるかも全く分からない。キオスクや露天商の場合、下手をすると店自体がない。ということでお金があって物がある場合には、即これを買ってしまわねばならない。従って僕らはいつ飲むかはわからないが、とにかく現地の流儀に従うことにして、びん入りペプシを二人で4本も買って寮に持ち帰り保存することにした。
配給を待って行列する人々
パン屋の前には開店前から20人ほどの行列ができていた。そういうことで一日の内の何時間かを使ってしまうのは、結構な経済的損失であるような気がする。物がないのだから仕方ないといえばそうなのだが・・・。
道行く人々
それからウラジオでは意外にきれいな女の人が多かった。またカメラを向けると気軽に撮らせてくれたりする。ロシアの人は極東でも基本的に白人(白系ロシア人)であるが、中国系や、少数民族系の人々もこれらの中に混ざっており、なかなか多様な民族構成になっている。
1992年10月 ロシア日記・記事一覧
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