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東京からロンドンへ
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1993-02-28
飛行機はスーパージャンボと呼ばれるもの。なぜかアッパーデッキで、あの機体のコブのような少し狭い2F部分の席になった。3+3の座席であり、必ずしも良い席というわけではない。
機内から
実は、この旅行以前に私は飛行機にほとんど乗ったことがなかった。国内線には全く乗ったことがなく、この前年に研究室でロシアに行ったため、旧ソビエト製のアエロフロート機(イリューシンとツポレフ)にだけは乗ったことがあったが、西側の飛行機は今回が初体験。当たり前かもしれないが、ボーイング機はやはりロシア製の飛行機とはかなり違う。
離陸はやはり大きな機体だけあって力強い。推力が大きい。揺れはアエロフロートなんぞに比べると全くといってよいほどない。気流等による上下動もさしてなく快適である。機内食に至っては魚の照り焼き、そうめんのようなもの、おいなり、パン、デザート、ワイン、その他至れり尽くせりで、言うことなしである。ロシアへ、アエロフロートで行ったときに友人が「おまえ、JALとかはもっといいぞ。飛行機みんながこんなだと思うな!」と言っていたのに、今更ながら納得する。
機内のデザインも機能的でそつがない。当然のように映画、音楽のサービスがあり、社会主義国家とは数十年でかくも差がついたかと思わせる。まああちらは、日本から欧州の往復で10万以下だというから格安ではあるが。
機内から
残念ながら窓の外は、離陸後4時間近くほとんど雲海ばかりだ。ジャンボは10,000mの高々度で飛ぶせいか、はたまた冬だからなのか、いっこうにシベリアの風景は見えてこない。4時間程度の間に、二度ほど眠くなる。しかし13時間の飛行で、時差9時間の国へ行くとなると、睡眠の調整も厄介だ。昨日の睡眠不足もあって、うまく調整できるかわからない。18時になって消灯となった。他の客は大方寝ているが今寝てよいのかしらん?
スチュワーデス(現在ではキャビンアテンダント(客室乗務員))は、ロシアの旅客機に比べたら愛想がずいぶん良い。東京〜ロンドンと言えば長距離で客も多く、花形路線だから立ち居振る舞いが良く好感が持てる。他の路線を知らないだけかもしれないけど・・・。
機内で旅行ガイドを少し読む。ロンドンの到着後、なんとか地下鉄と徒歩でホテルにたどり着けそうだと分かる。ただし入国で引っ掛からなければの話。
日本時間の19時頃から映画が二本流れた。こういうのがあると、12時間にわたる飛行もそれほど飽きずにいられる。映画が終わって一息ついたのが24時頃。機内の灯りが点灯し、再び皆が起き出した。外は相変わらず一面の雲海。26時過ぎになって軽食が出る。クロワッサンのカイザーサンドにフルーツ、助六、おにぎり等々全くもってサービスが良い。S君に対しては、お腹が減っているでしょうからともうひとつおにぎりを足してくれたりもしていた。ただ、僕たちの後ろには年配の方々がいて、少し寒いのか退屈なのか、しばしば出入りしており、少し気ぜわしい感じではあった。
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