都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

あの日の銀座・あの日の日本橋

2007-10-21 | 本    

 まずは、最近の書籍から。

地図物語 あの日の銀座-昭和25年から30年代の思い出と出会う
著者:佐藤洋一・武揚堂編集部 共著、発行社:武揚堂、2007.9
A4・80p+地図 ¥2,000+Tax
地図物語 あの日の日本橋-昭和25年から30年代の思い出と出会う
著者:佐藤洋一・武揚堂編集部 共著、発行社:武揚堂、2007.9
A4・80p+地図 ¥2,000+Tax

 以前にもご紹介した本の続編が登場。この前は「あの日の浅草」でしたが、今回は「あの日の銀座」と「あの日の日本橋」。一挙に二冊刊行です。今回も、地図や写真が多数。資料としても読み物としても、一読の価値がある本です。既に大きな書店などでは平積みになっているので、見かけた方も多いかも。著者はこの本のために今年の夏、銀座、日本橋界隈を、くまなく歩いていたそうです。時間が無く、夜間にチェックして廻ったりもしたとか。相変わらず、すごい行動力と体力だなぁ。

 さて、9月にこの本が刊行された際、私は著者と、この本を肴に、神田まつやで蕎麦を食べ、執筆時の苦労話などをお聞かせ頂いていた。出来上がったばかりの本を頂戴し、お蕎麦のつゆなどで汚れては大変と思いつつ、その時はチョロッと本を開いたりしていたのだが、なぜか机の反対側の対角線上に座った見知らぬ男性が、なにやら鋭い視線で私どもを見つめておられる。うむむ。なんか文句でもあんのかな、あのオヤジ・・・、といぶかしく思っていたのだが、しばらくすると、思い切ったようにオヤジさんが私たちに声を掛けてきた。「その本なぁに?」。あらら、そういうことだったのね、というわけで、著者はここにいるこの人でーすとご紹介。妙にお話が盛り上がって、ご相伴に預かったりもしてしまった。

 いやいや、江戸・東京ファンというのはそこら中にいるもんだなぁ。しかし彼といると、今回に限らず、いろいろなハプニングがある。なんか、そういうものを呼び込むようなオーラがある人なんだよな。私は、あんま、そういうのがないので、羨ましく尊敬もしている。

 話はちょっと脱線してしまったが、このシリーズ、知る人ぞ知る、火災保険特殊地図を核として、発行されている。で、付録というか、メインというか、その折り込み地図が毎回入っていて、なんか得した気分になるのだが、さて、路上でこれを使おうとすると、案外、面倒くさい。折り込み地図って、歩きながらはやっぱり広げられないんだよね~。街歩き的には、普通の地図のようなグリッド状の区分図の方が使い易い感じ。大判の本なので、家で広げて見てねってことなんだろうけど、外へ持ち出して、現場と見比べたくなるのも事実で、その辺が難しい。ビニールの外カバーも、目立つので販売上は有利なのかも知れないけど、ややハンドリングが・・・。勝手な意見だし、シリーズになっちゃってるんで変更はしにくいとは思うけど、ゆくゆくは火災保険特殊地図だけを集めた冊子を作って欲しいなと、私は思っている。

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1 コメント

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Unknown (41)
2007-10-30 12:54:31
毎度宣伝いただき恐縮です。
「東京の階段」出るとは、感慨もひとしおです。
出た暁には、また「まつや」にいきましょう。
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