沖縄は、一度しか、行ったことがない。
それも、西表島へダイビングに行った帰り。
ほんの半日ほど、買い物したくらいで。
しかし、民俗学にとっては、沖縄は宝庫だ、と。
谷川健一さんが、対談で言っているんだね。
表題の島ちゃび、ってのは、島にいるのはさびしい。
が、つづまっているのかな。
孤島苦、なんて言葉があるらしいけど。
例えば、与那国島。
谷川さんが、昭和の40年代に行ったとき、というから。
もう40年近く前になるのか。
iPhoneのマップで、与那国島と検索すると、ピンが落ちてくるけど。
ほとんど、台湾ですけどね。
そのころ、商船三井の船が、台湾に行くついでみたいに、寄ったらしく。
もちろん、ネットも携帯もないころで。
船が沖に見えると、たかだいから。
ンネ、ンネとさけんだくらいだそうで。
船が来たぞ、くらいの感じかな。
本土の恋人からの手紙を待つ男が、夕暮れに。
柱にもたれて、三味線をひいている。
そんな姿を、島ちゃび、と呼んだ。
なんの変哲もない日常が、毎日まいにちつづくわけだ。
あるいは、小原さんという学者が、島々の入れ墨を調べに歩いたことがあるそうだ。
昭和の一桁の頃。
写真じゃなく、スケッチしたようだけど。
多良間島で、上品な30がらみの女性の入れ墨をスケッチしたとき。
「結婚は一度、入れ墨は一生」なんて言葉もきいたり。
その島から、水納島(みんなじま)へ渡り、おばあさんにも取材。
今まで書きためた入れ墨を見せた。
すると、彼女、いきなり、慟哭しはじめ。
中の一枚に、自分の娘のが、あったわけだ。
家族、種族で、おのおの、違いがあり、わかるらしいんだね。
その娘さんは、何年も前に、愛人と島を出て、一切、音沙汰なしだっようで。
もちろん、メールもなにも、ないわけだし。
小原さんの描いた入れ墨で、彼女の無事がわかったわけだね。
かれが、船で帰るとき。
胸まで水に浸かって、船を見送ってくれた。
というんだね。
こちらの胸が、張り裂けそうだよね。
島ちゃび、です。
それも、西表島へダイビングに行った帰り。
ほんの半日ほど、買い物したくらいで。
しかし、民俗学にとっては、沖縄は宝庫だ、と。
谷川健一さんが、対談で言っているんだね。
表題の島ちゃび、ってのは、島にいるのはさびしい。
が、つづまっているのかな。
孤島苦、なんて言葉があるらしいけど。
例えば、与那国島。
谷川さんが、昭和の40年代に行ったとき、というから。
もう40年近く前になるのか。
iPhoneのマップで、与那国島と検索すると、ピンが落ちてくるけど。
ほとんど、台湾ですけどね。
そのころ、商船三井の船が、台湾に行くついでみたいに、寄ったらしく。
もちろん、ネットも携帯もないころで。
船が沖に見えると、たかだいから。
ンネ、ンネとさけんだくらいだそうで。
船が来たぞ、くらいの感じかな。
本土の恋人からの手紙を待つ男が、夕暮れに。
柱にもたれて、三味線をひいている。
そんな姿を、島ちゃび、と呼んだ。
なんの変哲もない日常が、毎日まいにちつづくわけだ。
あるいは、小原さんという学者が、島々の入れ墨を調べに歩いたことがあるそうだ。
昭和の一桁の頃。
写真じゃなく、スケッチしたようだけど。
多良間島で、上品な30がらみの女性の入れ墨をスケッチしたとき。
「結婚は一度、入れ墨は一生」なんて言葉もきいたり。
その島から、水納島(みんなじま)へ渡り、おばあさんにも取材。
今まで書きためた入れ墨を見せた。
すると、彼女、いきなり、慟哭しはじめ。
中の一枚に、自分の娘のが、あったわけだ。
家族、種族で、おのおの、違いがあり、わかるらしいんだね。
その娘さんは、何年も前に、愛人と島を出て、一切、音沙汰なしだっようで。
もちろん、メールもなにも、ないわけだし。
小原さんの描いた入れ墨で、彼女の無事がわかったわけだね。
かれが、船で帰るとき。
胸まで水に浸かって、船を見送ってくれた。
というんだね。
こちらの胸が、張り裂けそうだよね。
島ちゃび、です。