おっさんひとり犬いっぴき

家族がふえてノンキな暮らし

マラソン観戦

2019-09-15 12:04:37 | 日記

 来年に迫った東京オリンピックのマラソン代表を決めるマラソン大会があるというので、朝からカフェの準備で、掃除機をかけたり窓拭きをしたりしながら観戦した。

 今までオリンピック代表を選考する過程で、どうしてその選手が選ばれたのか、どうしてあの選手は落選したのか、その線引きが曖昧で必ずと言っていいほど一悶着あった。そこで今回は実力があり、しかも一発屋の選手を選考しないために、代表選考会に出るためには、それ以前の試合で結果を出すことが必要という基準を設け、今日の代表選考会で勝った選手の上位選手2名が内定という、誰が見ても文句を言わせないような仕組みを作った。

 僕らのような観戦する人間にとっては、以前にも増して真剣勝負が見られるとあって面白さは倍増するが、やっている選手たちにとってはより過酷さが増したようにも思えた。

 スポーツの勝負において、一番実力差通りの結果しか出にくいのはテニスだと聞いたことがある。たとえ力が拮抗していても、ほんのわずかの差で結果に大きな差が出るような試合構成になっているというのである。その点、サッカーや野球といったチーム競技は番狂わせが起きやすい。

 陸上では短距離の100メートルなどは、スタートに失敗した時点で勝敗が決まるし、日本人が得意なリレーは、バトンの失敗で番狂わせが起こったりする。そういう競技に比べれば、マラソンというのはおそらく一番実力通りの結果になりそうだ。

 が、今日のマラソン大会では、注目の上位4選手が誰も優勝できなかった。日本記録を立て続けに出した2選手は、両方とも2位以内に入れなかった、というのは、マラソンが番狂わせが起こりやすいというよりも、コンスタントに実力を発揮するのがいかに難しい競技かということだろう。

 

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