フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

どうでもいい思い出話

2020年08月29日 10時31分33秒 | つぶやき
過疎ブログだからこそできるソースのない思い出話を一つ。

それは2007年のこと。当時首相を務めていた安倍晋三氏は任命した大臣の不祥事、支持率低下、自身の体調不良等により、辞任を表明した。
当時はまだ「あの」民主党政権の前夜。マスコミは自民党のことに関してはとりあえず否定的に語ることがデフォルトであり、辞任についても「遅すぎる」とか「投げ出しで無責任」といった感じで総じてフルボッコであった。
当時は「自民党に思い知らせるために、主義主張はともかく、大きな組織になった民主党に一度は政権をゆだねるべき」という世論が熟成されていた時期。まあ、今となれば、図体だけでかくて内部ガタガタというのが(当時の)民主党の正体ではあったのだが。
ともあれ当時は自民党の支持率も低空飛行。多くの人が安倍さんをフルボッコにしていたわけだが、それを見ていると、政治にさして興味のないぬたりあたりは逆に気の毒にも思えてくるのな。

だから当時やっていたSNS(多分mixi)で「まあ、いろいろあったけど、頑張ってればそのうちいいこともあるさ安倍さん」みたいなことを書いた。ちなみに当時のぬたりのmixiアカウントはもう死んでおり、その発言を見ることはできない。
そんな感じで、今はフルボッコでも時が経てばきっと元首相という肩書や経験が生きてくる、という風にぬたりは考えていたわけである。実際、安倍さんはその後見事に復活し、首相に再任されてもいる。実際にいいことはあったわけだ。

でも、ぬたりはそんな、また首相になるとか在職日数が歴代首相最長になるとか、そんな風になるとは夢にも思っていなかったのよ。そんなつもりで「いいことあるよ」といったつもりは毛頭ない。

例えば森喜朗。まあ、首相やってた時にも嫌われてて、今でも嫌われまくっているけれども、それでも元首相の箔からあれこれと今でも仕事がある。あれこれ文句を言う割には案外マスコミ露出も多くて、テレビ出演や、雑誌の記事執筆など、地味に引きがある。失言癖はいつまでも治らないけれども、昔、週刊大衆に文章載せてたのを見たことはあり、仕事も案外選んでなさそうな感じも見え、首相経験後の人生を割と充実してる感じはあるわね。挙句自民党の重鎮としてそれなりに権力もあるだろうしな。

そんな感じで、元首相として、例えばテレビに出て意見を言うとか、雑誌に記事を書くとか、そういう道は大いにあるだろう、とぬたりは考えていたのね。その程度の話だった。
当時のことを思うと、ほんと、世の中分かんねえもんだなあ、と思うことしきりですねえ。当時の自民党フルボッコを考えれば、たかだか数年でこの変わりようだもんな。

まあ、安倍さんの辞任を受けて、立憲民主党の某議員先生がやらかし発言かまして、枝野さん平謝りでも発言した本人は反省なし、というニュースも飛び込んできてな。ホント声だけは大きい左の方を抱え込むと執行部は苦労が絶えねえなあ、と枝野さんを久しぶりに同情したくなったりもしてな。党の変革も絡むこの大事な時期になあ…。
コメント
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