晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

白ユリ

2021-08-31 06:07:26 | 山野草鳥花
入鹿池の外周は16kmほどあるが、
人家・堤防・車道・明治村と管理されたエリアと、
ほとんど手つかずの原野みたいなエリアに分かれています。

秋の到来とともに通い始めた栗林は後者のエリアです。
50年以上前の子供の頃もこの辺りは地区の人の畑があって、
主にサツマイモを作っていたように思う。
ただしそこへ行く道が無く家ごとに子舟を持っていて、
舟で行き来とか荷物を運んでいた。

その後辛うじて車一台が通れる道が出来たものの、
入鹿池の浚渫土を入れたのと不便さも相もって耕作者が居なくなり、
現在は我が家の栗林が残るのみだ。

その細い道を進むと今は白ゆりが迎えてくれる。

調べてみたら「テッポウユリ」か「タカサゴユリ」でないか。

テッポウユリ(鉄砲百合)は日本南西諸島から九州南部が原産とされます。
タカサゴユリ(高砂百合)は1924年に台湾から日本に移入され、
日本各地に広まっています。
またテッポウユリと交雑しやすいと言われます。

見分け方は
          タカサゴユリ      テッポウユリ
開花時期       8~9月         4~7月
花の特徴       細い          太い
花弁の筋       紫の筋あり       筋なし

と言うことはこれらは「タカサゴユリ」ってことかな。
又は筋の色が余り出ておらず交雑種の「シンテッポウユリ」かもしれない。
日本の原野が外来種に駆逐されつづけている一例ですね。

< 白ユリの里どこと訪ねし入鹿畔 >
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零余子

2021-08-30 06:04:30 | じねんじょ
前線が去ってから一週間晴れが続いています。
そろそろ雨が恋しくなるが、
この先一週間は降る様子なしです。

毎朝夕にじねんじょ畑を歩いて草取りとか異変がないか見回っている。
このところの変化は零余子が大きくなったこと。
こりゃ今年は豊作かな。

花がほぼ枯れその傍で実をつけたムカゴです。
これは先行して大きくなった方で、
全体にはこれから肥大化し10月下旬に収穫します。

蔓葉がかなり繁茂してきました。
畝間の先に入鹿池と尾張富士が見れます。

光合成を活性化させるために出来るだけ棚を高く広げてあります。
地中の薯はこれから二カ月で肥大化していきます。
これから葉が茂るのは蔓ボケとなって薯に栄養が行っていない証拠です。
今の時点での窒素成分の追肥は不要です。

ところどころ炭疽病の兆候である枯れた葉が表れており、
蔓延しないため三週間ぶりに治療薬を散布する頃です。

< 秋口の零余子見て薯占いす >
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クリの出荷まで

2021-08-29 06:09:38 | 野菜・果樹づくり
クリが落ちだしたとなると忙しくなります。
当面は一日置きで収穫して様子を見ます。
昨日は朝ドラを見てから出かけました。
午前中で栗木立の中とはいえ30℃くらいあるため、
例の扇風機付き上着を着ての作業です。

人によっては落ちている毬栗のまま回収すると聞きますが、
私は原則現地で栗のみにします。
長靴と火ばさみは必須ですね。
まずまずありました。

帰宅したら水を張った盥に栗を入れて先ず浮かんだ栗を除きます。
いくら綺麗でも乾燥しすぎているクリは提供できません。
沈んでいるクリをここでもみ洗いします。

次に一個づつ布巾で拭きながら虫食いがあるか選別します。
落ちている時間が長いほど虫食いが多くなります。
ありました。

こうしていいのだけをネット袋詰めします。
丁度7kg分ありました。
昨日は予約の方が来家してくださるとのことで、
夕方5kg分を買っていただきました。

2kg分が残ったがこれは産直市場で売ります。
ただこれだけでは少ないため冷蔵庫で保管し、
明日の収穫分と合わせて初出荷します。
収穫から袋詰めまで半日かかりました。
これから一ヵ月近くこんな日が続きます。

< 美味し栗届けるまでの一手間 >
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ランナー

2021-08-28 06:08:31 | 野菜・果樹づくり
8月28日からは七十二候の一つ『天地始粛(てんちはじめてさむし)』です。
土潤溽暑とは、ようやく暑さが収まり始める頃のこと。
天気図には秋雨前線が登場し冷たい空気とともに秋を運んできます。
しかし日中はまだまだ暑く水分補給が欠かせません。
気温差が大きくなるため体調を崩しやすくなる頃です。

早朝は随分と凌ぎやすくなりました。 
でも日中は七十二候のごとく暑い日差しが戻ってきました。
放りぱなしであったイチゴの畝では多くが枯れてしまった。

でもここで諦めちゃいけない。
イチゴは子孫を残そうと元気な時にランナーを延ばしています。
その節々で根を張り葉をつけています。
一番目は親株の病気を引き継いでいる可能性があるため、
二番目以降を来年の苗として使います。

ランナー【runner】と聞くと走る人を連想するが、
ネット検索こんなにもありました。
1 競走で、走る人。走者。「駅伝の最終ランナー」
2 野球で、走者。「ピンチランナー」
3 アメリカンフットボールで、ボールを持って前進するプレーヤー。
4 ロッククライミングの用具の一。短いテープやロープをつないで輪にしたもの。支点とロープを結ぶなどのために用いる。
5 カーテンを滑らせるためにカーテンレールに取り付ける小さな車。
6 植物で、匍匐茎(ほふくけい)。走出枝。
7 細長い形の敷物。廊下に敷く絨毯(じゅうたん)や、テーブルに敷く飾り布などについていう。
8 湯道(ゆみち)のこと。金型(かながた)に金属やプラスチックなどを流し込むための細い通路

イチゴは6の匍匐茎(ほふくけい)にあたりますね。


いっぱい採れました。
秋に植え替えて「小さなイチゴ園」を作ります。

< ランナーが子孫つくる苺家族 >
コメント (2)
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秋の先見据えて

2021-08-27 06:05:52 | じねんじょ
一昨日初採りしたクリを昨夜クリご飯にしていただきました。

晩酌で自家製梅酒を飲むのでご飯はいつもこんなものです。
一合炊くだけなのでいっぱいクリが入りました。
クリのほっこり感と自然の甘さが米に絡んで美味しかった。

昨日の午後はじねんじょ部会のK氏と小牧市にあるカインズホームで、
この冬に向けての打合せに臨みました。
カインズはホームセンターですが規模が大きい店で「マルシェ」を開いて、
農産物の販売をしています。
部会としてじねんじょ「夢とろろ」の魅力と裾野を広めるため、
正月前に数日間イベント販売できないかの相談です。
勿論部会員で常設出荷の希望があればその橋渡しもするつもりです。

本部からこのエリアを担当する方に応対していただき、
是非出荷して欲しいと話は順調に進みました。
11月中旬以降に掘り始めれるため、
収穫が順調なら11月に詳細な打ち合わせをすることにした。

これが開催できれば犬山と接する春日井・小牧・扶桑・可児の産直市場等で、
出荷・販売となる。
返す返す残念なのは地元犬山で常設販売する場が無いと言うこと。
犬山市の特産品にしようと頑張っているのに、
隣接市町での販売がメインとはちょっと悲しい。
犬山市内に道の駅構想が進んでいたが、
いつのまにか声を聞かなくなってしまった。
犬山は経済も農業も不毛の地なのだろうか。

< 夢とろろ冬見据え出稼ぎ相談 >
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