朝早くから「ミーミー・ジージー」と、
やかましくも夏の空気感を全身で届けてくれるのが蝉です。
HCの駐車場で車に乗ろうとして足元に仰向けになった蝉に出会った。
触るとまだ動くが寿命近しと言ったところか。
蝉の寿命は一週間と言われるが実際にどうなんだろうと調べてみた。
蝉の一生は親となるメス蝉が樹木の皮に産卵管を突き刺して卵を産み、
翌年の6月頃に孵化して幼虫となる。
木から落ちた幼虫は自力で土に潜りここからが長い。
5年ぐらいかけて土の中で樹木の根から栄養をいただいて、
少しづつ成長していきます。
そして満を持して暑い夏に地上へ出て成虫へと羽化し飛び回ります。
ここからが人間との出会いですね。
よく一週間の寿命と言われるが最近の研究だと三週間から一ヵ月とのこと。
なぜ一週間が定説となったかは捕まえて籠の中に入れると、
直ぐに死んでしまうから寿命の短さを一週間に例えたようだ。
いずれにしてもひと夏も付き合えないことは確か。
人だって地球史や人類史の中でみれば生きているのは一瞬です。
それぞれ与えられた時間の中で精一杯生きることかな。
< 命短し生きるは蝉も同じ >