Il film del sogno

現実逃避の夢日記

少女ファニーと運命の旅

2017-08-17 01:18:14 | 映画

8/16(水)雨時々曇り
梅雨空続く。これは記録的な異常気象だろう。奉公先で溜まった案件の調書・資料をシコシコ作成。午前、元某電機メーカー社員の知り合いの訪問を受ける。現在はライバル会社の営業推進。社会人同級生、33年来の知己。昔話に花が咲き、土産までもらう。昼に700円也の天麩羅定食。定刻退社して日比谷へ徒歩移動。シャンテ・シネで先週末から公開のフランス映画を鑑賞。近隣に努めるOL風婦女子中心に4割程度の入り。大戦時にフランスで暮らしていた少年少女(ユダヤ人)たちの艱難辛苦。当時の状況は2010年製作の≪サラの鍵≫≪黄色い星の子供たち≫と同様。ストーリーは実にシンプルな逃避行・脱出劇。主人公(少女)のリーダーシップに力点が置かれるが、仲間たちのキャラの書き分けが素晴らしい。緊迫するシーンがなくはないが、牧歌的な景観のなかで子供らしく遊びシーンなどもあり、ナチスのユダヤ人迫害にありがちな過酷な収容所シーンなどがないのが救い。前述の2作と併せて人類の愚行の歴史として、一方で人間の叡智や勇気の記録としても、後世に伝えるべき佳作だと思ふ。

コメント
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