Il film del sogno

現実逃避の夢日記

幸せなひとりぼっち/ダーティ・グランパ

2017-07-01 01:56:09 | 映画

6/30(金)雨のち曇り
月末、曇天、憂鬱な週末。特段の至急案件なく、打ち合わせと委員会のリハーサル。東北での案件に手間取る。昼食に美味くもないワンコイン弁当。定刻退社して池袋・新文芸坐にて≪老人映画≫の梯子鑑賞。「幸せ~」は年初にシネマカリテでの鑑賞から半年経っての再見。改めて感想など。頑固爺の回想シーンにすっかり泣かされました。純愛、夫婦愛、隣人愛、友情などなど声高に叫べば臭くなる題材をサラリと、しかも重層的に語っている。シナリオと演出、役者が一体となって相乗効果をもたらす。主人公の若い頃を演じた男優の武骨さと奥さん役の女優の笑顔がことのほか良いですねぇ。レストランのラブシーンから涙腺決壊。誰にでも純情でひたむきな過去はある。「幸せ~」が北欧のほのぼの路線であれば、「ダーティ~」は米国のハチャメチャコメディ。それにしても喜寿を超えた名優・デ・ニーロは良くオファーを受けた。全編、ドラッグや下ネタに溢れてお下劣。但しフレームは祖父と孫とのロードムービー。世間体や虚飾を笑い飛ばして跛行的珍道中。さすがにプロのお仕事で悪ふざけも徹底しており、ある種の爽快感あり。ラストはトイレット博士の«7年殺し»を思い出して独り爆笑。

コメント
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