信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

仰天、季節はずれの積雪

2010年04月17日 09時42分16秒 | Weblog




諏訪地方も先週の高遠の桜開花に次ぎ、いよいよか~と心待ちにした1週間であった。
ところが、ところが、その週は異常低温となり、寒いわ寒いわ、桜よ大丈夫かい?
御柱の山出しが無事終わって良かったが、その次に続く季節がぶっつり冬に舞い戻ってしまった。

仕事も忙しい。
毎晩時間外勤務で、暗い真っ暗の道を走り家で数時間のあとはもう寝床の中。
庭の草花の芽吹きの様子を確かめる余裕も無かった。

3日間ほど雪が降りうっすら積もったが日中も寒いので、桜が咲き始めても寒々しく背筋を伸ばせず背中を丸めての通勤であった。
桜の花の上に雪が積もりそれは不思議な光景である。

昨夜相変らずの残業で花の金曜日の楽しみは失い、大急ぎで帰宅に着くが、諏訪湖付近から茅野までは雨が降っていた。
諏訪インター付近からいきなり、大粒の霙に変わり、直ぐにぼたん雪になった。
原村へ向かって上り坂が続くがもう、大雪でフロントガラスの前には渦巻状に雪が舞い、運転していて前を見続けるが、眼が回ること。

原村はすっかり雪景色で、しかもしっかり積もり始めている。
残念無念、今週末の桜の開花の期待はすっかり吹っ飛んでしまった。

休日になっても寝坊が出来ないわ、雪掻きの心配をせねばならない。

今朝外が明るいので勘違いして起きたら雪景色の明るさであった。
しっかり真冬並みに積もって今何月かな?

 

しかし雪は水分が多く軽さがあり、解けるには時間がかからないであろうと楽観する。
寝ぼけ犬を外に放り出してみた。
一瞬ぎょっとして尻込みしたが、直ぐに飛び出して行った。

潜りながらうろちょろしていたが、いつもより寒いらしく遊ぶこともせず、お腹の周りに雪だまを一杯くっつけて戻ってきてしまった。

 


アイスランドでは火山が噴火し、ドイツへ赴任している姪夫婦一家の火山灰の被害が気になるし、中国では地震で被災し、世界各国では短い周期で天災が続いている。

西アフリカへ赴任したムスメは気温40度の暑さに参ったが、訪れる先の村の様子にこれまでない自分の無力さを感じ、
何がこの国の人々にとっては幸せなのか価値観の違いに悩んでいる。
電気も水もないが、しかし日本では失われた家族愛やモラルなどできちんと生活が守られ、子供達の輝く眼を見ると、彼らの文化度を挙げることが先進国のレベルでの判断での驕りではないかと書いている。

今、ムスメとの通信も暫く途絶えた。
訪れる先や仕事先で、経験するにつけ悩みに悩んでまた、新たな自分の判断能力も作られていくのであろう。

季節も、政治も、天候も、職場の人間模様も、様々乱れているが、自分の中に持っている生活観は崩されずに持ち続けたいと、ひたすら思うこの頃である。