信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

温泉と藤の花

2010年05月30日 22時16分39秒 | Weblog





29日は病院祭で出勤した。
毎日気温は10度以下、寒い寒いと言いながら、やる気が出ない。
しかし、いざオープンセレモニーで御柱が登場しロータリーをぐるっと人の波で引っ張ると一気に盛り上がった。
昨年は新型インフルエンザ騒動で、延期になり7月に行なったが、今年は天気にも恵まれ
地域の人たちが押し寄せ、冷房を入れたいほどの混雑で熱気ムンムン。

1500食のカレーのサービスも足りなかった。
夜になって息子がやって来た。

トマトを今年は最優先に大事に植え付け、雨よけをしっかり作って、沢山の収穫をねらう。
ひとりでは出来ない作業なので息子の出番を願った。

普段土いじりなどしたことがないので、鷹をくくっていたら、意外や意外、組み立ては
スイスイとこなし、ビニール張りもうまくこなし、予想より随分と早く終わった。

親はいつまでも自分でなくては、と思いがちだが子供はどんどん成長していくのである。


一緒に昼食を緑の滴るレストランで済ませ、温泉に立ち寄った。
その季節にうまくマッチしなければ気付かないもので、
小淵沢のスパティオは周りにぐるっと藤棚が作られ
この規模は見たこともないほどで延々と続いて藤の花が咲いている。

豪華な花見をしたあと、温泉で森林浴をしながら疲れをとった。
唐松や雑木林の中にある温泉なので、露天風呂に入っていると、木々のかぐわしい香りが、
何ともいえない。

5月は忙しい毎日であったが、寒い寒いと言いながらも季節は確実にゆっくり進んでいるのである。

 
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不安定な季節で・・・・・

2010年05月25日 23時19分36秒 | Weblog




昨年の同じ、今頃、手術後の顔は思った以上に変な顔と思いこんで超不満の自分がいる。
まあまあ1年経ってみると、手術した効果がわかってきて、もう思い出せない以前の顔と
すっかり入れ替わってしまった。

今も外では大雨、というより雷が鳴って、激しい夕立といった降り方である。
昨日も日曜から2日間季節はずれの大雨で、寒々しい気持ちで過ごしたが、昨年のほうが
気温は安定し、ジャーマンアイリスが既に咲き始めていた。

今年は、だめだ。
田植えも終わらず、なみなみと降った雨で田んぼはあふれそうになっている。

カモミールの花は今年は自慢できそうなくらい庭で育ち花が咲き出したが、大雨と風で
なぎ倒され、横になっている。

ジャーマンアイリスはやっと葉っぱが出揃ったくらいで花が咲くのはまだ暫くかかりそうだ。
この花は信州へ来て知り合ったが、見事に畑のあぜ道を埋め尽くして咲き、豪華な景色に変わる今頃の季節の花である。

今年は気温が低く、5月の終わりといえどまだ不安定な日々が続いている。

これは昨年のジャーマンアイリスの花々

   
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歯医者通い その3

2010年05月23日 18時50分31秒 | Weblog
1月から歯医者通いが始まり、来月の5日で終了となる。

まさか、しくしく痛み始めた前歯がこんな大事になるとは思ってもいなかった。
結局2月に抜歯し、3ヶ月間置いて歯茎が固まって、根管治療し、入れ歯を入れて、と半年かかる。

この間不自由で胃の調子まで悪くなり如何に歯がそろっていないと及ぼす影響が大か、よーくわかった。

まだこれからも生きていかねばならない。
きちんと食べ物を食べねばならない。
東京まで往復高速バスを予約して通った。

暫く移住してから東京へ出かける用事がなかったので、バスの予約やその日出掛ける準備や
着ていく洋服や、駐車の事や、色々緊張した。

何度か通ううちに、お陰で代わりに学習してくることが出来てきた。
バスの中の過ごし方、新宿から歯医者の日本橋までの時間と料金の少ない行き方、
帰りの時間のつぶし方、余裕が出てくると色々周りにも目が行き、面白い。

冬から春になりそして、初夏になり、気温差と季節感がたった、3時間の乗車時間の中で
その間の景色から随分と差を感じた。

うとうとバスの中で居眠りし、目をあけたら雪景色とか
桃の花が満開とか、雪が降ったあとの原村から出かけたら東京付近は桜が咲き始めたとか
違いが大きかった。

遠くから来るのでとセンセイは特別に時間を割いて、長い時間の治療をしてくださった。
有り難いではないか。

歯の治療は辛い物ではあるが、終われば色々自分なりに時間を楽しんで、結構充実して戻って来た。

昨日は遅いお昼ご飯を新宿の地下街で食べた。
最近、お蕎麦に魅かれあちらこちらで食べているが、信濃蕎麦屋とやらに入ってお蕎麦を注文した。
3種類のとろろそばや山菜そば、などが出てきたが蕎麦がもそもそして美味しくない。
これでは地元の原田製麺の生蕎麦を家で茹でて食べた方がずっと美味しい。

天ぷらが付いて来たが、中身が空っぽの天かすだ。
これを信濃蕎麦と言って商品にしているのは不満だ。

おまけにお運びのダンシ店員さんの手が、白くふやけた指にはバンドエイドが4枚も貼ってある。
後ろではジョシの店員さんはぺちゃくちゃ自分達のプライベートの話でうるさい。

これも場所代のせいか、地元の手打ち蕎麦よりずっと高い値段でまずい蕎麦を食べたものだ。

けれどこれもひっくるめて、田舎生活に埋もれず、あっちこっち覗き、
結構自分のバランスを落とさないで済んだかもしれないと思った。
目の中に入ってくるものから学習できるのは都会のいいところかもしれないから、
あながちお金をかけて毎回上京するのも色々とプラスになった。

来月で終わりになるが、じゃがいもやきゅうりが上出来になったら、お世話になったセンセイに宅急便で送ろうと思う。

帰ってきてメールを見たら白馬の友人から、北アルプスの写真が届いていた。
原村より早く田植えが終わっている....。

  
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金曜日の愉しみ

2010年05月21日 22時29分57秒 | Weblog
   


信州へ来て働き始め、大分経ってから金曜日がとても心が弾む日になった。
別にお酒を飲むわけでなし、友人達と連れ立って夕食へ行くでもなし、それは仕事の帰り、
本屋へ立ち寄ることである。

新刊、見出しで見た本を点検することだ。

最近、料理か野菜作りの本を探すことである   

シーズンを外して野菜作りの本を読むこと無しで、春が来ると昨年以上に進化している雑誌が
またまた欲しくなるのだ。

今回は人生の師と仰ぐ星野富弘さんの本が目に止まり、明日又東京の歯医者へ出掛け、バスの中でゆっくり見れる目論見がある。

やっと朝の起きたときの外気温も寒くなくなった。
庭の花は沢山咲いているし、車での
途中の景色は山々が緑でグラデーションになっていて一番美しいときで、冬の寒さを忘れ、この土地で暮していることを感謝している。

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麗しの山野草

2010年05月19日 21時56分43秒 | Weblog
3年前引越してきた時、庭のもみじの木の下は荒れたばさばさの土とびっしりと雑草が生えた土地だった。
そこを耕し、少しずつ、少しずつ山野草を植えていった。
半日陰で植物が育つには丁度良い場所であったかもしれない。

1年ごとに植えた桜草や九輪草、すずらん、羅生門かずら、イカリソウ、タツナミソウ、その他どんどん数は増え、もみじの木の下は花で埋まった。

雪が降って寒さで枯れてしまったに違いないと思っていても春が来るといつの間にか、芽を出し始める。





今年は新たに大家さんからタイリンエンレイソウという絶品を頂いた。
お店で売っているのを見ると2株で1,000円とかいう高級品で自分では高くて、買う気にはなれない。

これも環境になじんで、今朝花を開いた。
朝の光の下で輝くような美しさである。
上品で、周りから抜け出したような白い花は際立って美しい。

これから夏に向かうが、今が一番、山野草の綺麗な季節で、自分で1本1本植えて増やしてきた花たちは愛おしいものである。

将来ここから引越していく時に、この場所はどうしよう?根こそぎ土ごと持っていこうかしらなどと考えてしまう欲張りになってしまった。

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親を越えられない

2010年05月18日 23時14分24秒 | Weblog
GWに実家の兄と神奈川の姉と3人で集まった。
当然3回忌を終えた母親の思い出話に終始した。

実に驚いたのが、これほど一緒に過ごしてきたきょうだいがそれぞれが異なった思いを
親に対して持っていたのだった。

母親と語った言葉が照らし合わせてみると、それぞれ長男、長女、そして末っ子の私、
と親から伝えていた言葉がきょうだいの順序で使い分けされていた。

特に相続に関しては、嫁いで行った者と跡継ぎとは当然かけ離れてはいたが。

そんなことを踏まえて、母を時には3人でこき下ろしたり、子供達は偉そうに、
あの世に行ってしまった親を本当は罰が当るだろうに、褒めたりけなしたり。

その後父と母の大昔の、写真を兄が送ってきた。
戦前台湾で造船所を経営していた伯母夫婦と一緒に暮していた父母は裕福だった。
その時の写真だが、若いときはあまり興味もなく、じっくりと眺めることもなかった
父母の写真が何だか今になって実に身近に感じてたまらない。
もう2人ともいないというのに・・・・。

そして20代の頃の母はとっても綺麗だった。
姉が3歳の頃、祖父と一緒に撮っているが、母は今で言えばアンジェラ、アキのような
上品な容貌で自分の親とは思えないほどだ。
70年も前の写真だが、着ている母の洋服は今でも通じるデザインである。
きちんと腕時計もしている。
父親もりりしい。

とんびが鷹を生むどころではなく、とんびは雀を生んでいた。
その雀はもうとっくに還暦を過ぎて、老雀。
よろよろだ。

娘はアンジェラ、アキのような美貌の母親のようには一生かかってもなれなかった。

だから、傲慢な子供達が親をこき下ろしてごめんなさいと心の中でこっそりと謝ったのである。



       
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季節を味わう

2010年05月17日 21時59分52秒 | Weblog
   


若いときは考えることも無かった季節の旬の食べ物。
それも身近な周りから時間を置かず、手に入るのが何よりも贅沢だと、こころからわかったのが今になってだ。
なんでも手に入る都会に居たときは味に差を感じなかった。
美味しい食べ物が何たるや、わかるのが遅い、遅いと自分を今頃恥じている。

移住してから野菜をみよう見まねで作り始め、形は兎も角作った野菜を口に入れ、
その味の違いが、スーパーのパッケージと違うのに安堵した。

1年1年それから園芸家としての精進を重ねる。
実際、買ったほうが安いのだが、野菜作りはそのプロセスに意味がある。

5月になって歯医者通いが始まり、日曜日は大忙しになった。

やらねばならない家事が山ほどある。
台所を中心にぐるっと見渡しただけでも、急がねば・・・と掻き立てられる。
行く先々で新たな仕事を見出し、その前は何をしていたのか忘れ、どんどんやることだけは増えていく。

普段より長距離の犬たちのお散歩もその中の重要事項だ。
折角植えた野菜の苗も霜で凍みてしまったので又買いなおしだ。

今年植えた野菜は、きゅうり、茄子、トマト、人参、枝豆、インゲン豆、絹さや、かぼちゃ
西瓜、オクラ、モロヘイヤ、じゃがいも、とうもろこし、レタス、白菜、漬け瓜、ピーマン、唐辛子、パセリやバジル、ブルーベリーもある。

あららら、いつの間にか大分種類を増やして、欲張ってしまった。

今年は近所の農家も、気温が低いので野菜が育つ以前に遅霜にやられて何度も何度も植え替えたそうだ。

庭で一日過ごした後、畑の隅から蕗や山椒の芽、三つ葉、八重桜などを取って、保存食を作った。


                          八重桜の塩漬け

子供の頃は口をこじ開けられても口に入れなかった、香りの強い野菜類は今になって
大好きになった。
庭先でかごを持って順番に山椒の芽を木が丸坊主になるまで全て取り尽くし、蕗は釜を持って刈った切り、八重桜の蕾は塩漬けにして、三つ葉は茹でてお浸しにした。

春の山菜は灰汁が強い。
下ごしらえの時点で指が灰汁で真っ黒になってしまう。
いずれも皆香りが強く、消毒もしていない、清浄野菜で、調理に時間がかかったが、
食卓に乗る頃は楽しみが倍増する。

  
                                蕗と山椒の佃煮
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春になり

2010年05月16日 23時29分11秒 | Weblog
 



今日散歩の途中で林の中で見つけた花たち。

逆光の中でちょっと違った花に見えた。

いつもなら通り過ぎて見つけることがない花に、何だか感激してしまった。

  
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歯医者通い続く

2010年05月16日 22時13分50秒 | Weblog
1週間も経たないうちに、又もバスに乗って東京へ出た。
今週は肌寒い日が続き、GWに頑張って植えた野菜が霜にやられてしまった。

車窓から見る景色は例年と違い、5月も中旬となっているのに、
まだ田植えが終わっていないのである。

田んぼには水が張られているが、低温のため苗が育たず、田植えまでたどり着かない。
今年はちゃんと稲刈りまで行くかどうか、
寒々しい気温であると今年の夏は稲が育つような暑さがやってくるか、
段々心配になってくるではないか。

しかし、東京へ着くとそこは、初夏真っ最中。
日本橋では相変らず、エンゼルトランペットの花が鈴なりでぶら下がっている。

往復のバスの中は、先週購入した、上野千鶴子さんのひとりの午後にという本を
ずっと読んだ。

東大大学院の教授はきちんとした方と思い込んでいたが育ちと今の生活での考え方
は思いがけず、あらまあ全然雲の上の方ではなかった。

バスの中にいることを忘れ思わず、うふふ・・・と笑ってしまった。

風呂というタイトルで、一日の一番のたのしみは入浴だ。
浴槽のお湯を200㍑にするか120㍑にするか悩んでいる。
便利な機能がついて、水栓を閉め忘れすっかり準備が出来たと
素っ裸で浴室に飛び込んだら、がーん、お湯がないなんてことがままある。

これは同じだ。
便利な機能に任せてお知らせにほくほくして裸になり風呂のふたを取ったら、空っぽだ。
身のやり場がない。
おひとり様の共通は、裸で家の中を歩いても誰にもとがめられないから結構風呂上りに
裸で歩くらしい。

音楽の好みから、友人との付き合いから、はっきり、すっきりとした考えで行動しているセンセイ、
気兼ねをして生きてきた同年代の自分としては、あら、こんな考え方で良いのねと迷いが覚めた。

演歌がしっくり来ず、「着てはもらえぬセーターを、涙こらえて編んでます」という都はるみの北の宿からを聞くと
「こんな女、いるわきゃねえだろ~と毒づきたくなる」との文には笑ってしまった。
そうだわよねえ~ありえないわ・・・。

きょうも1時間半口を開けっ放しで歯の治療をして、ここだけは先生に恐縮して
はらぺこのままバスに乗って帰るのである。
6月の初めに治療は終了する。
あと2回、通わねばならない。

通勤に車で往復しているので、本を読む時間がなくなった。
その代わりに何をしているのだろう?

寝る時間は変わらない。
テレビを見る時間が少し増えたかな?
大型テレビに変えて、面白がって大分テレビっ子をしたが2ヶ月もしたら飽きてきた。
内蔵録画だから選んで見れるものだけに限って録画している。
その結果世界遺産ばかり見るようになった。

そうだ、ブログを書く時間が増えたのだ。
時間は使うが、記録として残る。
死んでから下手に日記が残されていたなど子供が発見しても困ったことになる。
ブログの程度が一番良い。

寝る前に風呂に入ろうと、浴槽にお湯を張るが間違えてシャワーとカランを間違えて逆にして
頭から水をかぶった。
まあお一人様だから、誰にもばれず、黙っていればよい。
便利な機能は、ときどき頭の上のシャワーから水を浴びさせられるといういまいましい
ことが懲りない場面だ。

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歯の治療

2010年05月11日 23時07分56秒 | Weblog
2月に抜歯した歯の抜いた後が落ち着き、やっとの思いで3ヶ月経った。
月曜日、時間が長くかかるというので休暇を取り、治療に上京した。

バスから車窓越しに見る景色は東京に近づくほど
様変わりになり、緑が濃くなり、山梨県あたりの山では藤の花が垂れ下がって咲いている。
八王子を過ぎると、着ている洋服が季節はずれかもと疑うほどの気温に変わっていく。

新宿から歯科医のある東日本橋に向かうが、すっかり都心は夏模様になっていた。
街路樹になっていたエンゼルトランペットの花はびっしりとぶら下がって咲いてるではないか。
これは今頃咲く花だったかしら?と考えながら歩いた。
既に汗ばんで、着ていた上着を脱ぎ、半袖すがたになって気分を取り戻した。

歯の治療は主治医の先生が頑張って1時間半かかり、根管治療までして下さった。
後3回くらい通って終了だが、歯の治療も造影剤を使ってレントゲンを撮ったり、
超音波でを使いながら歯髄を削り、今までに経験のない新しい治療をして下さる。

古いことを言っても意味がないのですが~と言いながら、いかに昔施した治療法が、
技術的に劣っていたか・・・・知らされた。
といっても、患者は医者の言いなりだし、今だから説明と同意の下に全ての治療が成り立つのだが、
昔は信じるがままに黙って治療を受けるしかなかったものだ。

歯は死ぬまで使用する。
大切にせねばならない。
適切な治療を受け、なるべく維持しなければならない。
だから遠くても、信用の置ける医師に治療をしてもらう。

しかし口を開けっ放しで治療する側も、される側も1時間半もの長い時間は限界で、酷く疲れて、新宿まで戻った。

待ち合わせを約束していて、その後6時半のバスの発車までの間、元勤務先の同僚の愚痴話を聞いた。
退職して3年経ったが、元勤務先は超スピードで変化を続けている。
人間関係、組織、仕事内容、どんどん、お金と時間を費やし、変革をしているが、
その中で起きているドラマは山盛り、てんこ盛りで聴いて呆れた。

同僚には気の毒だが会わなかったほうが、こちらの気分は安らかだったと思う。
遠く離れて、異なった職場に勤務した自分は何とも言葉を発しがたい。
アドバイスにもならない。

ましてええーそんなに酷いんだという言葉が続くばかりで、気分はどちらかというと沈みこむ。

バスに乗ってから、信州へ向かう時間は歯の治療と、愚痴話に疲れ果てぐっすり眠った。

そんな一日の中で、心にぽっと明るい灯がともったのは、往復のバスや電車内で読み始めた
上野千鶴子さんのひとりの午後にという本の中身だ。

1歳違いの東京大学の教授は程遠い存在と思い込んでいたが、本を読み始め、
幼い頃の思い出やお母さんに関する文章や、育った記憶などが
年齢が近い時代背景があるかもしれない。
とっても自分の成長過程と似ているので、唸ってしまった。

おもしろい!

学者の書く文章がこれほど惹きつけ呼び寄せることが今まででなかったものだ。
食事に関しても母の味から始まって、今の現代の家庭の食事形態の中身に至り、
個食からバラバラ食になり、同じ窯の飯を食べる形は姿を消し、
崩食となってしまったことを明かしている。

どの思い出を読んでもなるほどと深く浸みこんで来るではないか。
もっと読みたいが時間が足らない。

また読み進めて行こうと思いながら、バスの中で意識不明になった。
バスから降りて、22時近く原村に下りたが、
一斉に近くの田んぼから賑やかに蛙の大合唱が聞こえて来た。
なぜかひんやりとした木々の香りのする空気に、ああ帰ってきた、
と深呼吸をしたのは、信州人になってしまった為だろうか。
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元気の素があちらこちらから

2010年05月09日 22時50分14秒 | Weblog
連休明けに2日間張り切るつもりはなかったが、仕事の量が多くて家に帰るのが遅くなり、
ブログを書くまで辿り着かなかった。
何しろご飯を食べた後は、眠くって、たまらん。

よほど連休は頭の中身がごっそりとどこかへ吹っ飛んで行ってしまったらしい。
昨夜、世界不思議発見の番組で心躍る内容を見た。

世界中で一番美しい景色、グランドサークル、というタイトルだが、昨年の9月家族でこの地を旅行した。
ラスベガスからグランドキャニオン、モニュメントバレー、アンテロープキャニオン、ザイオン国立公園、を車で廻ったが、まさしくその景色が再現された。

 

ただ、ザ、ウエイブという抽選で一日20名しか見学できないキャニオンは到底不可能なのでコースから外れたが、最近テレビ番組でこのアンテロープキャニオンが2回も紹介されていたので、思わず昨年のあの当時がはっきりと思い出された。
きゃいん、涙が出そう・・・・。

数日前にはアフリカにいるムスメから母の日という特別な日のために(実はハハの方がその日のことは忘れていた)花かごが届いた。

最近はカーネーションより紫陽花の花が売れ筋だとか。まるでバラの花のような花びらのピンクの紫陽花が大きな箱に入って届き、驚いた。というのはアフリカから?と一瞬勘違いしてしまったのだが、ネット販売という実に便利な方法があり、産地を絞ってプレゼントを送れる世の中になった。

    

アフリカでやっと任地に到着し、生活必需品を買い求めるのに、生活費の3か月分使わなければならないところから始まったというのに、母親にまで更にプレゼントとは・・・さぞ貧乏になってしまっただろうかと不憫になってしまった。

そして今日は、友人夫婦と1年ぶりに蓼科で食事をしながら半日積もる話に時間が足りないほどしゃべり尽くした。
もう20年に付き合いがわたる夫婦なので、気心が良くわかり、
メルヘン街道の静かな脇道に入ったお店で、山菜があちこちに芽を出し始めた庭を見ながら手打ち蕎麦を頂いた。

   真綿にくるまれたようなぜんまいの芽


麦草峠が近い山でまだ気温が低く、寒いかなと思ったが、意外と今日は温かく、木々が芽を出し、美しいグラデーションの彩りが続く山々になり、とっても気持ちがよい午後の半日を過ごした。

帰りには、女神湖にあるベルというフルーツケーキとバラクライングリッシュガーデンのバラの紅茶と、蓼科の牧場の手製のウインナーソーセージをお土産に頂き、次は夏休みに泊りで会いましょうと約束して別れた。

すっかり話し込んで空っぽになった。
お陰で元気が出た。
歳をとったら気心の通じる数人の友人があれば良い、無理して気を使ってまで沢山の人と付き合う必要はないと、やっと最近つくづく思うようになってきたと、3人で同じようなことを口にした。
これまで常に多くの人の中で仕事をして来たので、やっと60を過ぎて解放された時間がとても貴重になって来たのを共通に感じるのかもしれない。

蓼科という場所と空気はいつも訪れるたびに何かを感じさせてくれる、不思議なところである。
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GW.終了

2010年05月05日 22時15分48秒 | Weblog
7日間連続のGWは疲れと共に終了した。

昨年は瞼の手術後で腫れた赤い傷の目でどこへも出られず、一人で野菜を植えたりぐたぐたした生活を送っていた。
今年は7日間ともまわりに人がいて、賑やかだった。
姉や兄が帰った後は、息子がやって来て、いい具合に耕した畑に野菜を植えるのを手伝ってくれた。
毎日夏日が続き、春が来るのが遅いと思っていたのに、耕した畑はパサパサに乾燥している。

今日は予定した仕事も全部終わり、午後から本屋さんへ出かけ、読みたい本を見つけてきた。


                   


上野千鶴子さんのひとりの午後に、の単行本。
野菜作りは植えた野菜に苗の今後の作業が手に取るようにわかりやすく説明している。
オレンジページは毎度の購入で今回の特集は餃子つくり。
餃子は自分の最も得意とする料理であるが作るたびに微妙に味が違っている。
今回、おさらいしてみようと今夜の息子の大好物を作ることにした。

7日間の休暇は一日たりともじっとしていず、動き回っていたが、お客のお陰でお一人様で
気のきいたお店にも入れずにいたのに食べ歩きも大分出来た。
明日から職場へ仕事に戻るが、頭がきちんと動いてくれるか、離れすぎてしまった様だ。

昨日お蕎麦屋さんへ入ったが、待ち時間の間庭で咲いている桜の花などを見ながら、待っていたが、
たらの木があちこちに生えており、芽が出掛かっていた。
とげ棘の木についた芽は瑞々しく、ピカピカに光っていた。
いつかはそれも手にかかって、天ぷらにされてしまうのかもしれない。


   



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又もや動物を・・・・

2010年05月04日 23時12分42秒 | Weblog
老いたきょうだい集合は、重要な話し合いがメインだが、2日目はその件は早めに終了させ、お昼ご飯は美味しいお蕎麦屋へ行きたいとの希望で近くの香草庵という手打ち蕎麦屋へ予約した。決まった数だけが終わればお店は閉店してしまう。

広い庭に面した駐車場は他県ナンバーで一杯だった。
客は辛抱強く春の温かい日差しの中で庭の花を見ながら待っている。
特製のお蕎麦は腰が強くそばつゆも美味で、皆満足してくれた。

あと半月もすれば、木々は芽吹き、気温も安定し、花は次々と咲き一番美しい季節を迎える。
景色はグリーンに染まり、あちこち流れる八ヶ岳からの流水も涼しげで、田んぼに水が張られ蛙の声は一層賑やかになる。

           
              

お腹が一杯になり午後から、能舞台で有名な小淵沢の身曾岐神社へお参りする。
8月には薪能の日がやってくる。
今年は20周年記念で石橋が出し物となる。
夕暮れ時の神社の境内は静かで、白い山こぶしの花が並木になって咲き、空気が神が宿るという雰囲気一杯で、お参りした後、姉達はとても身が清められた気分になったと喜んでいる。

夕方、小淵沢のリゾナーレをのぞいてみた。
丁度GWのイベントで通路をチューリップの花びらで埋め尽くす準備が進められていた。
チューリップはコンテナ仁山積みにされ、出店する店員が花びらを一枚一枚もいでいた。

チューリップの花びらはテーマに沿って絵となってあらわされている。
靴や蝶、鯉のぼり、綺麗に飾られていた。



リゾナーレは外から見ると殺風景な何もない建物だが、一歩中に入ると別風景となる。
兄や姉は感心し、楽しんでは一つ一つ、お店をのぞきながら歩いている。

夕食は、スウエーデン料理を近くのお店で食べることにした。
歳をとった二人のきょうだいは珍しい食事の方が魅力らしく、ライトアップされ桜の花や雪柳の花に囲まれた林の中の店は昨日に引き続き、高原地帯で素敵ねえと満足げだった。

お腹一杯になり明日の朝ご飯はバナナ1本でいいわと言いながら、八ヶ岳方面.原村へ向かった。

と、前方ヘッドライトに照らされ、小さな子狐が飛び込んできた。
まして、兄や姉は鹿といい、狐といい、2日続けて車に乗って間近に動物を見たのは人生初めてだと騒いでいる。
帰ったら話してあげるのだと話の種になるようだ。


瞬間轢いてしまったと、急ブレーキで止まった。
どきどき・・・・昨日に続き鹿の後は、狐。

数秒後、車の下から子狐が飛び出し、右手の田んぼへ逃げて行った。
よかった、轢いたと思ったが大丈夫だったらしい。
もしもこの夜道で轢いていたら後味が悪く、家に帰っても眠れなくなる。

里山なのに夜行性の動物が行き来しているこの地域は、夜は危険だ。
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GW・ドラマの始まり

2010年05月02日 22時06分52秒 | Weblog
金曜日、休みを取って用事を足しに東京へ出かけた。
12時の約束だが、早めに高速バスに乗り、余裕たっぷりの思惑だったが、何と上り方面も渋滞でぎりぎりセーフで間に合った。

信州はまだ春浅く、木も芽吹きも始まらず、ところどころ遅い桜の花が点々と咲いており、
バスの中で読み始めた野菜作りの特集号が面白く、気付いて目を外へ向けたら、すっかり緑色に染まった景色となっていて驚いた。

八王子あたりからずるずる渋滞が始まり、GWの高速道路の渋滞は下り方面とばかり思っていたのに、のぼりが混むとは・・・・。

気温は都内に近づくにつれ上がっていき、新宿は既に初夏の様子で、薄着で良かったとひと安心した。

用事を済ませ折り返し下りのバスで7時に原村のバス停に到着し、今夜から実家の兄と、神奈川の姉とやってくるので落ち合った。

夕食時間にかかり、そのまま車に二人を乗せて富士見高原にあるカントリーキッチンという
レストランに向かった。
温かい土地に住んでいる姉たちは盛んに寒い寒いという。
初夏の気候の場所から標高1300メートルの高原へ来て夜になってから冷え込むので、
薪ストーブの燃えるログハウスにとても好感を持ったらしい。
ゆっくりと夕食を頂き、既に近くの温泉は閉店時間を過ぎていたので、家に戻ることになった。

まさかのことが起きた。

近道を選んで、山道を走って間もなく、前方に鹿の群れが飛び出してきた。
あと2,3秒早かったら間違いなく、鹿達と衝突していた。
びっくりしてしばし止まって、間もなく走り出したら、又もや別の鹿の群れが直ぐ前を通過して行った。
ヘッドライトで尻尾をピント張り、お尻の毛が白く浮き上がり可愛いが引いたりしたら車は大破するので危ないところであった。

生まれて初めて、山道で鹿に会った姉や兄は驚き、賑やかに話しているうちに家に到着した。
ストーブを炊き、炬燵に入り、犬達に熱烈歓迎され、夜中までしゃべり床に就いた。
話はちっともまとまらず、人の話を聞かず、勝手に喋り捲る人たちで、明日からさぞかし手間ひまのかかることになるであろうと予測しながら、めまぐるしかった一日は終わり、ベッドに入ったら直ぐに意識不明となってしまった。



    唐松林で群生している野のスミレ
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