信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

新宿でお買い物

2012年04月22日 16時20分43秒 | Weblog
5月と6月に結婚式が2つありだんだん迫ってきた。
GWは親戚が訪ねてくる。

結婚式は人生今頃になると縁がなくなり、黒い服を着る機会ばかりである。
よって信州に移住してきて5年経ったが、気の張る席に来ていく洋服を買うことがなくなってしまった。
通勤や日常はスカートを履くことがなくなった。
年に1度夏、薪能へ出かけるその時だけだ。
すっかりオシャレ感覚は失いもっさりとした洋服を着てアクセサリーをつけることもなくなった。
今回は決心するや夜中に高速バスの予約を取り、朝早い予約しか取れなかったが、通勤時間と同じ時間帯の
バスに乗り込んだ。
いつも原村の気候に合わせた洋服で大失敗するので今回は取り分け薄着の春のスタイルにした。
大正解。
もう山梨に入ると桜が散って初夏になっているではないか。
この違いに思わず伊那のムスメにメールで報告してしまった。

新宿のデパートでは麻のジャケットまで脱いでしまう陽気である。
結婚式には薄いブルーのスーツを買う気持ちでいたが、売り場を歩いているところを店員につかまり
あえなく目的のモノは変更した。
店員さんは専門職であり、こちらは遠く離れた、しかも最近華やかな席に縁がない知識ナシの人間だ。
運が良いのだろう丁度入荷してのセールに出くわし山形の織物の生地で作ったお祝いの席に出席にちょうど良い
洋服類をいくつか見繕えた。
同僚の結婚式は諏訪大社の神殿であり、ムスメはスイスの湖畔の古城の中にある教会だ。



 


全く異なった場での洋服は同じ訳にいかない。

そうしてそれから半日、買い物に明け暮れ、暫く振りに心ゆくまで欲しいものを買う時間を過ごせた。
最後は本屋でしめくくり帰りのバスに乗ったが疲れがどっと出て寝込んでしまった。
いつものことだが目が覚めて原村のバス停に降りてみるとブルっときた。

何だ、なんだこの寒さは…。
フロントグラスは冷気で曇っている。
暖房をつけ体が暖まらないうちに家に着いた。
初夏の東京とまだ桜や梅のぼみが硬い原村とでは車で3時間しか離れていないのに
別世界だ。
しかも雨まで降っているではないか。
あすも1日寒い日を過ごさねばならないのか…。
せっかく半日都会へ出て軽い洋服で都会人に戻った気分で軽やかな心で帰ってきたというのに。

保存食品作り

2012年04月22日 15時10分44秒 | Weblog
昨日の土曜日朝早く起きて新宿へ買い物に出かけた。
帰りに本屋さんに立ち寄り ポリ袋漬けのすすめ、うちのおつけもの 大人の着こなしバイブルの3冊を購入。
バスの中が暇なので気楽に読めて役に立つ本が良い。
しかし、うっかり半日以上デパート巡りをしたので甲府の双葉バス停までぐっすり寝てしまっていた。

昨夜寝る前に布団の中でこれらの本を読み、ヤル気がでた。
野菜が冷蔵庫に一杯ある。
漬物器やポリ容器にいれて漬けると場所取りで、冷蔵庫に入れないとすぐに発酵してカビが出る。
ビニール袋で漬ける方法を採用だ。
キャベツ、トマト、きゅうり、カリフラワー

漬け汁は塩と砂糖だが、昨年沢山梅漬けをしてさしす漬けという砂糖、塩、お酢で梅を漬けた。
その白酢が美味で漬物を漬けるのに適している。




野菜を切り刻みビニールに入れピッタリと封をして縛ってみると重石がいらない。
1時間もすると食べられるが10日位は冷蔵庫で軽く持つ。
味はピクルスのような味でまろやかな漬物ができる。

特にトマトと玉ねぎをにんにくを混ぜたトマト漬けはサラダ感覚で頂くトルコ風の漬物というが
トルコへ行ったことがないからわからない。1時間ほど経って味見したがこれが1番美味しかった。
ミートボールを丸めてこのトマト漬けで15分ほど煮ると1品出来る。
野菜は漬物にするとそれほど量が食べられないが、このビニール漬けはピクルス味のサラダ風味で
もりもり惜しげなく食べられる。
特にトマトは玉ねぎとにんにくの味が混ざりちょっと珍しい。
冷蔵庫にも5種類全部収まってしまった。




桜咲く

2012年04月18日 22時24分24秒 | Weblog
伊那に土地を求め契約に出向いた。
運を担ぎ大安の日を選ぶ。
梅も桃も桜もまだつぼみが硬い原村と比べ山ひとつ超えた向こうは春だった。

小彼岸桜が咲き始めあちらこちらがピンク色でムスメとおおーと叫ぶ。
開花始めた高遠は混雑始める。

ソメイ吉野と違い色も濃く花がびっしりと細かく付き可愛らしい。
午前中、地主さんを交え契約条項を一つ一つ確認し緊張の時間が過ぎた。
これから1年…うまく行くことを願いその先々の生活も変わっていくであろうことも含め
心の中が軽くなっていく。

いたるところで桜の木に出会う。
綺麗だ。豪華でいつまでも時間があれば傍で眺めていたい。

  

やっと暖かく

2012年04月08日 23時09分51秒 | Weblog
昨日から今朝まで真冬並みの寒さでマイナスの気温となった。
庭は霜柱と土も凍っている。
洗濯をして干したら日差しはあるのに凍ってしまった。
午後になると気温が上がり始め、春霞のような空模様だ。

犬を連れて散歩に出た。
昨日、久しぶりに寒いくせにお風呂場で1匹ずつシャンプーをした。
なぜか黙って大人しくしているがドライヤーで乾かしたあと炬燵に飛び込んで出てこなかった。
毛並みはフワフワし2匹は狐と狸に変身した。
道路際にはクロッカスが咲いている。

   

水芭蕉の池を発見した。まだつぼみは硬いがいずれ咲いたら見事であろうからまた見に来よう。
 
 

周囲の山は最近雪が降ったため真っ白だが何だか春の雰囲気を見せている。



南アルプス 駒ヶ岳

 
富士山がきれい

 
北アルプスも真っ白で凛としている

 
 八ヶ岳をバックに野球 贅沢だ

読書から得るもの

2012年04月07日 12時50分51秒 | Weblog
信州へ移住して車通勤になり、便利な反面危険との背中合わせである。
通勤時間が長かったこれまでは相当な数の文庫本を読んできた。
バックに本が入っていないと手持ち無沙汰で不安なものであった。
車通勤になったら本を読む時間を失った。
睡眠時間が変わらないのに無駄な時間が増えたということなのか。
ひとつだけ胸を張って増えたと言えるのは毎日の歩数。
車になったが仕事で歩いているので毎日1万歩は稼いでいる。

朝布団の中でしっかり新聞を読んでから起きるが、おかげで毎日の新刊書の広告から
読みたい本がキャッチできる。
自分の仕事は多岐にわたる知識に支えられる部分もあり
豊かな知識により深みのある指導ができるので日常生活の中には手本がどこにでもある。

最近は時間が取れずごく短い時間で数頁しか読めないが面白い興味深い本が手元にある。



吉沢久子著 94歳。寄りかからず前向きにおおらかに 好奇心と仲よく



有本葉子著 ためない暮らし 無理せずシンプルに人生を楽しんで自由に生きる秘訣ここにあります

同時に両方をそのときどきの気分で読み分けている。
吉沢さんの本はさすが読者の年齢を考えたのであろう、老眼鏡をかけずに読める文字の大きさである。
94歳の吉沢さんの年齢まではまだ30年近くあるが、生活の仕方に何かヒントがあるのかもしれない。
最近ふと思うことがあるが今の仕事はスピードとミスを犯さないことが要求される。
20代や30代の若い同僚と同等のパワーで勤務時間を乗り切る毎日である。
擦り切れてくる自分が見えてきたときに生き方を変えていく決心がついた。
穏やかな毎日の生活には様々なことで時間を過ごしていかねばならない。

読書もそのひとつであろう。
体力が衰え何をするにもスピードがなくなりうっかりしたことが増えそういった自分自身が忌々しく思え
しかし歳を取るというのはそういうことなのだ。
張り合うことはもう卒業し、身の丈に合った時間を過ごすことにいずれ馴染んでいくのであろう。

春の嵐

2012年04月04日 22時06分15秒 | Weblog
信州へ引っ越してきて車を買い換えた。
カローラフィルダーからホンダのフイットの4輪駆動にした。
1150メートルの標高の地は雪が降るとアップダウンが恐怖に変わる。
毎日通勤に片道40分乗り3年が経った。車検になり修理点検を済ませ引き取りに行った
夕方は嵐になった。
目の前の空は不気味な色をし雷雲でピカピカ光っている。
土砂降りのなか車を引き取り綺麗になったであろう車で必死に運転するが豪雨のためフロントグラスは視界不良だ。
家に着いたが雷が空をかけずりまわっている。
どかーんという凄まじい音と共に近くに落ちたようだ。

停電になった。
雨の音は一層強くなった。
雷の音に犬たちはうるさく吠えっぱなしだ。
春が来るのを待ち望んでいるが季節外れの春の台風は日本列島直撃。
風と雨が強くまた相当な被害が予想される。

先週末、ムスメが帰ってきた。
嫁ぎ先ではおかえりなさい会とムスコの行ってらっしゃい会の同時祝いを開いてくれた。
新型旅客機ボーイング787型が成田とボストン間へ4月22日初就航する。
その準備のため暫くボストンへムスコは来週に出発する。
春は変化の季節だが落ち着きがない。
季節外れの雷の音に恐怖を感じながらじっと我慢するしかなかった。