信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

高遠桜見物

2010年04月12日 22時11分35秒 | Weblog




今朝、職場で畑、作り始めた?と仲間から聞かれた。

とーんでもない・・・・まだまだ霜が降りるから、5月の連休過ぎないと無理とこたえたものの、車は冬タイヤで毎日走っているし、炬燵は必需品だし、灯油はコンスタントになくなって買い足しているし、朝のガラス窓は結露で凍っているし、1体、今何月だ?

先週は見事な霜柱で、一瞬雪が降ったかと錯覚した日が2日間あった。
諏訪地方は2週続きの御柱ウイークで観光客であふれていた。
先週の上社の山出しから始まり川越し、木落とし、そして今週の下社の勇壮な木落としで約半月休みに入った。

昨日は息子と一緒に朝早く出発して、高遠の桜見物に出かけた。
一度見てみたいと長年思い続け、朝早く息子を起こして車に乗っけて、混む前に到着しようと辰野方面伊那経由で10時前には到着していた。

雨が降ったり止んだり、定まらない天候で、一番遠い駐車場に案内され、そこから高遠城址まで歩いた。坂道だらけで、おまけに城址公園内の駐車場まで渋滞の車がのろのろ進む傍を歩くのだからじりじりと体に悪い。

早く着いたつもりが人間考えること同じで城址についてから、おおおぉーと思わず声が出た。
隙間がないほどの人間で歩くにも歩けない。
カメラを桜の木に向けても人間が邪魔をして良い写真が撮れない。
高遠に来たという立派な桜の写真は無理である。

構内にある美術館で見学しやっと一息つけたのである。
平山郁夫の絵もあった。

その頃には日が出たり入ったり気温が上がり暑くなった。

きているものが途端にむさくるしく感じられる春の陽気になってしまった。

高遠城址はあたり一面小彼岸桜や、ソメイヨシノが咲くが、その花の数も桜の色も見事であり、桜色の濃い、びっしり枝についた小ぶりの花は満開で訪れた人々は大満足である。

若い木も、数100年の老木も皆高遠の歴史の一部であり、毎年相当な数の観光客を招き寄せ春のこの季節は人々であふれ返るのであろう。

しかし休日の花見は一度でよい。
人の数の方が多いのだから疲れは倍になる。

むしろ高遠に至るまでの途中の高速から見た伊那あたりでの点在する桜並木の方が魅力を感じる。
丁度1ヶ月前に東京で東大の構内での桜の見物をしたが、桜前線はのろのろと進み、まだこの原村には到着はかなり遅い。

今日は打って変わって昨日の初夏のような気温は大きく変化して1日中冷たい雨が降っている。
炬燵の暖かさがたまらなく嬉しい。