信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

とどめ

2016年07月31日 17時54分47秒 | Weblog




ブログの画面から遠ざかり、夜は早々とベッドに潜り込む逃げの生活がこの7月だった。
5月、6月と自分としてはサンデー毎日の身分なのに日曜日もなく7月に入り、元気であると
思い込みそして6月中旬、7月中旬と高熱を出しては搗かれた証拠ねと蘇っていた。

頭の中では反省を繰り返し、実行動には反映もなく体をこき使い、7月中旬の高熱と
それに続いた激しい咳に流石に意気消沈した。

その数日後、知り合いから恒例のブドウの袋かけに誘われ昨年2日しか手伝わなかった弱みから
今回は1週間フルに手伝った。

これまでブドウは季節になると勝沼まで出かけ袋をかけるなど意識もしなかったが
袋かけの苦労を味わうと途端にブドウ園種のご夫婦の労が身近に感じる。

このブドウの袋かけの2日目にことは起こった。
まだ慣れない辛い作業と刻々変わる天気の変化を天気予報で読みながら作業し、トイレに行った際
汲み取り式のトイレにぼちゃんとアイホンを落とし行方不明。

悲しかったのは、まだスマホからアイホンに替え1年も経たないのに紛失しその落とし先と
写真のアルバムを取り戻せないことだ。
その日の夕方にショップへ行き、機種交換しアイコンが数個しかない電話機を手にした。

まだ頭が冴えていたからiPadやPCとiCloudで共有していた機能を取り戻したが、全部はそうは行かず
どうしてこうなるのだろうと既成のIDやパスワードを再登録をしやっと落ち着いたのが1週間後だった。
帰宅してipadやPCのメールが使用不能になっているのが何度か重なりムスコと遠隔操作で
FaceTimeの画面を見ながら復帰したのが2時間後。

その翌日、いきなり38・8度の高熱を出し、へなへなになった。
愛犬の手術や高温での畑の作業、休日もなく続いた外での付き合いなど色々重なり
Aiphone紛失で私の免疫力は底値以下になったのだろう。

デモそれにとどまらず、高熱が下がった2日後にはヘルペスが出来、伊那に移住して
勤めから解放され発症しなくなった病気がまたやって来た。
近くの医者に行き点滴を受け血管から薬液が漏れ今や両腕は人前に出せない内出血で
がっかりだ。
しかしこれで打ち止めだと思うと、この数日グダグダと動かなかった頭と体にやる気が戻ってきた。
しかも今日は末日の31日だと思うと、ブログにも復帰せねばと思う。

最近、年齢のせいか電話やメールブログからある一定期間姿を消すと、入院したか死んだのかと
問い合わせる現象が起きるようになった。

あの元気だったヒトが・・・・・・と語られないよう元気で健康だと高慢な態度は改めよう。

黙って咲いている庭の花に慰められたのが弱っているときは余計に感じるものである。



今年は優秀

2016年07月03日 12時44分42秒 | Weblog



ラベンダーの花が咲き始めた。
小さな鉢植えの株を買い、今年で地植えして5年目になった。
ラベンダーは種類にもよるがその土地の環境に馴染みにくいと言われるが、伊那に移植して
3年目になった。
幸いにぐんぐん大きくなり木化し、広い場所を占めるようになった。
大体5年目くらいで枯れてしまうと聞き、挿し木をしておくほうが良いと育て方の本には
書いてあるが、面倒で避けた。
今年の春先、新芽が出始めた頃、思い切って古い枝を刈り、形を整え、風通しを良くした。
それに応えてくれたのか、驚くばかりの花が着いた。

これまでは花が咲き始めたら、ミツバチはどっさり来るし、何よりもきれいに咲いているのを
刈りこむのは勿体なく意気地なしのまま花が咲き終わる寸前まで待っていた。

ベニシア・スタンリーさんの庭作りの本にはラベンダーは花が咲き始まったらすぐに刈り取る。
それも朝10時までの頃に刈ると香りが良いと。

昨日、天候不穏で晴れ間が長続きしないのを理由に、朝早起きして一大決心して、咲き始めてすぐの
ところを刈り取った。
まだ咲くまで至らないのまで一網打尽。
ミツバチの分を少々残したが思ったよりずっと沢山の収穫だった。



東京の姪に送り、残りは夜BSの番組で田中陽希のグレートトラバース、パタゴニア冒険レースを
見ながら刈り取ったラベンダーをまとめ、乾燥させるべくひもで結わえ仕事に徹した。



家の中はラベンダーで充満し、むせ返るほどで、すでに自分の鼻は麻痺しつつある。
贅沢な時間だったが、数十年前の北の国からのテレビ番組で知った富良野のラベンダーから
その憧れが老後の幸せの一つになるとは考えてもいなかった、ですね。