大使として見聞きすることを通じて、西アフリカの生活や風土をご紹介しようと、呑気に始めたブログでした。まさか、このような困難な事態を叙述するようになろうとは、思ってもいなかったのです。もちろん、このような事態だからこそ、日々の動きを追ってお伝えする必要性があることを十分に感じております。しかしその一方で、ここまで事態が進展すれば、公正に記事を書き続けることがもはや困難になりつつあります。また、大使としての職務に遺漏をきたしてはならないと、心に銘じています。そこで、このブログは、ここでひとまずお休みにさせていただくこととしました。コートジボワールでこれから起こる出来事は、私の手元に記録として残します。またいつか時を経て、お話しすることができるかと思います。
今回の事態は、アフリカの地で民主主義が完遂できるのか、という大きな問いを、私たちに投げかけています。誰もが読んでいるこのブログでは、私の認識と評価を書くことは控えます。ただ、私を勇気付けたのは、あの投票日に、酷暑の中で何時間もの間も並んで、それでも自分の一票を投じようとしていた、ものすごい数の人々の姿です。子供を腰にくくり付けて、投票用紙を手に並んでいたお母さんたちの姿です。この不便極まりない土地で、投票率8割を超えるという選挙への熱意を前に、アフリカの人々を決して、民主主義に遅れた人々だと考えてはいけないと感じました。
そして、今回の事態に、アフリカ諸国が一番激しく反発している、という事実です。アフリカでせっかく定着しつつある、民主主義と平和と、そして繁栄への道を、コートジボワールが台無しにしている。そのことへの、アフリカ諸国の人々の強い怒りです。私は、そこにアフリカの人々の誇りを見ます。アフリカが、植民地主義への被害者意識を過去のものとし、これから自分自身が進むべき道を堂々と打ち出している、その誇りと自信です。
だから、ここはアフリカに期待しつつ、筆を擱くこととしましょう。長らくご愛読、ありがとうございました。
今回の事態は、アフリカの地で民主主義が完遂できるのか、という大きな問いを、私たちに投げかけています。誰もが読んでいるこのブログでは、私の認識と評価を書くことは控えます。ただ、私を勇気付けたのは、あの投票日に、酷暑の中で何時間もの間も並んで、それでも自分の一票を投じようとしていた、ものすごい数の人々の姿です。子供を腰にくくり付けて、投票用紙を手に並んでいたお母さんたちの姿です。この不便極まりない土地で、投票率8割を超えるという選挙への熱意を前に、アフリカの人々を決して、民主主義に遅れた人々だと考えてはいけないと感じました。
そして、今回の事態に、アフリカ諸国が一番激しく反発している、という事実です。アフリカでせっかく定着しつつある、民主主義と平和と、そして繁栄への道を、コートジボワールが台無しにしている。そのことへの、アフリカ諸国の人々の強い怒りです。私は、そこにアフリカの人々の誇りを見ます。アフリカが、植民地主義への被害者意識を過去のものとし、これから自分自身が進むべき道を堂々と打ち出している、その誇りと自信です。
だから、ここはアフリカに期待しつつ、筆を擱くこととしましょう。長らくご愛読、ありがとうございました。
コートジボワール国民、滞在する皆様の無事と平和を祈っております。
今まで多くのことを伝えて頂いてありがとうございました。現地の息づかいまで伝わってくるようでした。
まだまだ困難な状況が続きそうですが、良い方向に落ち着くよう祈っております。
日本にはなかなか伝わってこないアフリカ情勢について多くのことを知ることができました。
厳しい状況はつづくかと思います。
コートジボワールに暮らす人びとが安心して生活できる環境が一刻も早く整うこと、
そして、いつかこのブログが再開することを願っております。
くれぐれもお気をつけください。
日本とアフリカはとても遠く、アフリカ諸国の細かな情報を知る機会はとても少ない、
コートジボワールはアフリカの優等生だった時期もありますのに・・・
皆様が安全でありますように・・・。
コートジボワールに平和が戻り,ブログも復活することを祈っています.
くれぐれもお気を付けください.
現地に平和が訪れ、このブログが再開されることを祈っています。
大変な状況の中で、コートジボアールのことが一番リアルタイムに分かる情報源だっただけに
とても、残念ですが、
また、復活できる日が来るのを待っています。
コートジボアールに住む人々が安心安息安眠できる日が
一日でも早くきますよう祈っています。
お身体を大切に、職務遂行できますように。
ありがとうございました。
同国の現在の趨勢は、アフリカの将来を左右する分水嶺であると思います。
時機が熟した際には、擱かれた筆をどうか今一度執っていただきますよう、お願い申し上げます。
どうかくれぐれもお体ご自愛ください。