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先日、こちらの絵本を記事にしたら、多くの方々に面白いと言っていただいた。そこでもう一冊、ベナンの本屋で見つけた絵本をご紹介しよう。 ===「ザンスとサボ」(梗概) ポッソトメ地方の童話===
ザンスとサボの兄弟は、両親を亡くした両親は倉庫に、トウモロコシと粟と米と豆を遺した漁村では、網に付ける重りを作る重りを作るには、火をおこして金属を溶かすサボは火をおこす真似事をしようと思った火を付け . . . 本文を読む
木には年輪があって、木材といえば木目が美しい模様を描く。私は日本人として、これを当然のことと思っていたから、熱帯の木には年輪が無い、と聞いてびっくりする。奥地の森から切り出されてきた材木が、丸太のまま大型トレーラーに満載されて運ばれてくる。確かめに行ったら、たしかに切り口に年輪は入っていない。私の執務机は、こちらで調達した木製である。見ると、木地は滑らかで木目は全くない。部屋の壁の羽目板にも、木目 . . . 本文を読む
あと少しばかり、ことわざを紹介する。
「雌鶏にも夜明けは分かるが、雄鶏の時の声を待つ」
女性は男性を尊重するべし、何事も男の判断を得て行うべし、という戒め。ちなみに、バウレ族では伝統的に、女性の力が強い。だからこそ、男の顔を立てるように、というのが教えになる。
「木の皮は普段は何の役にも立たないが、ある日塵を集めるのに使われた」
木の皮を、塵取りにして使ったというわけである。どんな人にも何らか . . . 本文を読む
引き続き、バウレ族のことわざである。
「孤児の皿は自分の手のひら」
貧しい人は、結局は自分の手で働いて稼がなければならない、という意味だそうだ。自立を促しているのか、突き放しているのか、どちらか分からない。ちなみに孤児でさえなければ、親や親族が面倒を見てくれることを当てにできる、というコートジボワールの鷹揚な社会文化が背景にある。
「孤児死んで土固く、金持ち死んで土軟らか」
もうひとつ、孤児の . . . 本文を読む
バウレ族は、コートジボワールに60余あるといわれる部族のなかで一番大きく、コートジボワールの中部から南東部にかけての広い地域を住処とする、森の民である。独立後30年余り国を統治した故ウフエボワニ大統領も、バウレ族の出身である。
本屋で「バウレ族のことわざ」という本を見つけた。手にとって読んでみると、風土を反映することわざが、沢山載っている。ことわざを見ると、こちらの人々の価値観が伺える。かたや一 . . . 本文を読む
またお米の話である。昨年(2008年)1月、日本政府は、西アフリカの紛争関連地域における被災民や貧困層の人々を支援するため、緊急食料支援を決めた。昨年5月と7月にそれぞれ行われた「アフリカ開発首脳会議(TICAD Ⅳ)」とG8北海道洞爺湖サミットを前にして、アフリカの平和と社会の問題のために、具体的な日本の取り組みとして決められた一連の施策の一つである。 それで、その緊急食料支援の物資が、コートジ . . . 本文を読む
用務で日本に帰った。関心を持っておられる方々に、アフリカのことなどをお話する機会があった。ブログを読んでいますよ、ブログでアフリカに興味を持ちました、と言ってくださる方もおられ、とても嬉しい。アフリカといっても、日本の方々には遠い世界だから、私の言いたいことがきちんと伝わるかな、と思っていたらとんでもない。鋭い質問がたくさん出て、説明する私にも大いに熱が入った。 日本の方々にお伝えしたかったこと。 . . . 本文を読む
バグボ大統領と会談した。日本に用務出張で帰るので、その前に会っておこうと面会を申し込んでおいたのだが、なにぶんにも隣国ガーナの大統領就任式が7日にあり、大統領は8日に帰国、翌10日にはナイジェリアを訪問するという予定だ。だから面会要請を出しながら、私に会う時間などとてもないだろう、と思っていた。そうしたら、電話がかかってきて9日に会うという。とても好印象を受ける。大統領は、日本との関係を優先してく . . . 本文を読む