Digital Photo Gallery by ZEISS Ⅱ

四季折々の表情を見せる写真を公開します。

2007年を振り返って(Ⅰ)

2007年12月30日 | 季節の彩り
『1月から6月までを振り返る』

2006年は不調の年でしたが、2007年における私のフォトライフは充実していました。
花が中心とはなりましたが、今まで撮りたかったシチュエーションが実現したことが嬉しかったですね。

ということで、2007年に出会った被写体に改めて向かい合ってみたいと思います。
写真点数を絞るつもりが、これ以上絞りきれなかったため二部構成にしてみました。
本当はもっと掲載したいところですが、収拾がつかなくなりますので・・・

(1)


まずは「上野東照宮」「冬牡丹」です。
これは撮りたいなぁと思いつつも、年明けの慌しさの中でなかなか撮影できなかったものです。
我が家から一時間ほどの距離ですから、行こうと思えばいつでも行けるんですけれど・・・

やはり見物人は多くて、撮影するためには多くの制約があります。
ここで驚いたことは、私に撮影指導を希望する元気なオバサマ方が後を絶たなかったこと。
そりゃぁね、一眼レフに大口径レンズをつけていれば目立ちますが、私は一介のアマチュアカメラマンなんですよ。
(撮影年月日:2007年1月27日)


(2)


実を言えば、これは数年前から暖めていた構想なんです。
桜が散るタイミングと天気次第ですが、やっと今年になってそれが実現しました。
これは最初から「新宿御苑」で撮ることを想定していたものです。

折りしも冷たい雨が降りしきる日で、最低気温は何とお昼に記録した摂氏4℃。
それなりの服装で出かけましたが、かなり凍えてしまいましたね。
でも、考えていた写真を撮影することが出来、私にとっては大満足の一日となりました。
(撮影年月日:2007年4月3日)


(3)


「秩父」へ桜を撮りに行く前々日は、関東地方は冷たい雨が降りしきっていました。
当然のように秩父連山は雪となったようで、「関越自動車道」を走っている時に積雪があったことを確認しました。
本当は秩父市荒川にある「清雲寺の枝垂桜」が目的でしたが、こうなれば寄り道しなくてはなりません。

出来得ることならば、高台に咲く桜の背景に雪を戴いた秩父連山を持っていきたいところです。
あれこれ考えあぐねて、最終的に選んだ場所がこの「羊山公園」です。
「羊山公園の芝桜」はあまりにも有名ですが、ここは芝桜が咲く場所よりも少し手前にある小高い丘なんですよ。
(撮影年月日:2007年4月5日)


(4)


「羊山公園」で雪を被った秩父連山と桜を撮影し終えて向かった先は、この日の本来の目的地であった「清雲寺」です。
この「清雲寺」は行きたくて仕方がなかった場所ですが、やっとそれが今年になって実現しました。
現地に着いてみると、あまりの素晴らしさに暫し撮影することを忘れてしまいました。

いや、どこをどのように撮ればいいのかをイメージするのに時間が必要だったんです。
いつもならば直感的にパッパッと撮り始める私ですが・・・
それだけこの清雲寺の枝垂桜に圧倒されていた証拠なんでしょうね。
(撮影年月日:2007年4月5日)


(5)


これも撮りたかった桜吹雪です。
今まで何度か撮りましたが、なかなか納得できるものではありませんでした。
山梨県にある「新府桃源郷」に行った時のもので、「新府城跡」を見学しての帰りのことでした。

さて、「甲府桜町滝田写真」さんの所へ遊びに行こうかと思い、機材を撤収し始めていた矢先のことでした。
折りしも一陣の風が吹き、眼前に咲いていたソメイヨシノの花びらが盛大に舞始めたではありませんか。
レンズを付け替えている時間はありません・・・ひたすら連写、連写です。
100%とは言えませんが、まずは満足できる結果になったと思います。
(撮影年月日:2007年4月12日)


(6)


この「フデリンドウ(筆竜胆)」はずーっと探し続けていたものです。
植物園や○○百花園ならば見ることも出来るのでしょうけれど、私は自然に咲いている花が見たかったんです。
探すと見つからず、何気なく歩いていると見つかる・・・そんな感じの出会いでした。
盗掘防止のために撮影場所は伏せますが、来年も是非とも撮影に出かけたいものです。
(撮影年月日:2007年4月14日)


(7)


これも何度かチャレンジし続けている「日光華厳の滝」「イワツバメ」です。
太陽が滝に当たる前の時間帯で、6月といえども半端な寒さではありません。
凍えながら(決してオーバーな表現では・・・)の撮影ですから大変でした。

それに、イワツバメの飛ぶ速度は半端じゃなく、「あっ!」と思ってからシャッターを切ったのでは手遅れです。
とにかく「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」式で撮影し続けたカットのうちの一枚がこれです。
まだまだ満足できる仕上がりではないため、2008年もチャレンジし続けますよ。
(撮影年月日:2007年6月2日)


(8)


本当に久しぶりに富士山を撮影しました。
この日の目的地は「西沢渓谷」でしたが、中央自動車道から見た南アルプスが素晴らしかったんですよ。
「どうしようかな、目的地を変えようかな?」と迷いましたが、初志貫徹しました。

行き先を変えずに「西沢渓谷」へ行って良かったと今でも思っています。
何度も訪れた場所ですが、この時は思いがけない位置から「七ツ釜五段の滝」を撮影することが出来ましたから。
お昼を回ってから西沢渓谷を後にし、途中の道からはまだ富士山が鮮明に見えていました。
6月にしては珍しいことで、ならば富士山が撮影できる場所に行ってみようではないかと思ったんですね。

これは太宰治が滞在した「御坂峠」にある「天下茶屋」付近から撮影したもので、眼下に「河口湖」を望む風光明媚な場所となっています。
さすがに中腹はもやってきましたが、まだまだ綺麗な姿を見せる富士山は流石に”日本一の山”ですね。
(撮影年月日:2007年6月16日)

明日、大晦日にアップする「2007年を振り返って(Ⅱ)」に続く・・・