先生に「2~3万円の木製リコーダーを買わないほうがいい。あたりはずれが大きすぎるから」と言われていたのに、23,000円で木のリコーダーを買ってしまいました。
先生に「通販でリコーダーを買わないほうがいい。必ず同じ種類のものでも吹き比べないと」といわれていたのに、通販どころかYahooオークションで中古品を買ってしまいました。
いけない弟子です。先生には当分ひみつにしよう。
オークションの説明文は「素材は不明ですが柔らかくかつ芯のある音質で、独奏とアンサンブルで使用しました。キズはありません。ケースとメンテナンスキットが付属します。程度はとても良く直ぐにご使用できます。NC&NRでお願いいたします。」これだけ。
写真でみてもきれいだったし、2万チョイならたとえはずれの楽器だったとしても、悔しさもほどほどで済むなと思いました。
23,000円で入札したらそのまま終わってしまいました。
競るのきらいなのですが、逆に競争相手がまったくいないというのも、なんだか寂しい気がします。自分が無駄に高い買い物をしているような気もしてきます。
16日に落札して、昨日19日の朝、出勤直前に配達されました。(午前中仕事休みにして吹いてみたいという欲望に打ち勝って出社)
夜、大急ぎで帰宅。はぁはぁ言いながら組み立てます。
で、生まれて初めて吹いた木のリコーダーの感想はこんな感じ。
・プラスチックより重い。
・音でかい。
・なんか臭いがする。
・ちょっとハスキー?
・音によっては基音と違う倍音が聞こえる。
・音の振動が木を震わせているのが手に伝わる。
・タンギングへの発音の反応は早い。
・プラスチックで出せない高音が楽に出る。
期待してたのは、「ぽー」という正弦波に近い音色だったので、その点ではちょっと違うなと思いました。バイオリンで言う「サー」という擦過音みたいな成分が高い音で聞こえます。
でも、ネットでいろんなアマチュアの人のリコーダー・コレクションの説明を読んでいると、特徴として「ハスキーな」という表現がありますから、そのことが音色として絶対的に良くないということではなさそうです。個性としてアリ。
親指をふさいでいる音域のおとは「ぼー」という汽笛っぽい感じ。なかなか力強いです。
いずれにしても、「いい音の楽器」というのを吹いた経験がないので、まだなんとも評価のしようがないのですが、プラスチックより吹きやすいのは確かです。
出したい音が簡単に発音してくれると、その分、指や息の表現に意識を向かせやすいからだと思います。
まだ、一日目。これからじっくりお付き合いしたいと思います。
型番ですが、木に彫られている環上の溝のスタイルからすると、
【メック ロッテンブルグ アルト 4300(メイプル)】ではないかと思っていま
す。だとすると安売りで43000円くらいの物なので、中古ですがそれほど損ではなかったかなと。
それと、新品だと最初一ヶ月は一日10分しか吹いてはいけないそうなので、とうに慣らしが済んでいて、すぐ実戦使用できるUSEDは悪い選択ではないかもと思うのですが、でも先生にはやっぱし言わないでおこう。(^^;