私は、英語に限らず、語学学習はできるだけ音声面を取り入れたほうが上達が早いという説である。音声面の学習のもっとも手っ取り早い方法は、英語の教科書のCDを聴くことかもしれない。ただ、その気になれば、音声教材となるソース(供給源)は、こんにち(今日)では、以下のようにいろいろとあるではないか。
1. 英語教科書準拠のCD
2. 洋楽(英語)の音楽CD
3. 洋画DVD
4. 英語の本のオーディオブック
5. 英語のTVドラマ(のダウンロード)
6. TVの英語ニュース(のダウンロード)
7. ネットの英語ニュース(のダウンロード)
上記のうち、1は、持っていなかったら、絶対買うべきものである。英語を勉強する中高生で、これを持っていないのでは話にならない。
2,3,4 は好みによるが、ちょっとでも好きなものがあったら買っておくことをすすめる。趣味と勉強がかぶっているというのはラッキーと思うべきだ。
5、6,7 の「ニュース」、「ドラマ」は、ほとんどタダで新しいものが常に手に入るし、ダウンロードせずに、リアルタイムで聴き流すだけでも意味がある。
何万円もする高額な英語学習教材などを買わなくても、リスニングの材料はいくらでもあるわけである。さて、リスニングの材料が手に入ったとして、リスニングの "永遠の課題" がある。それは、「聴いてもわからない」ということだ。当たり前である!聴いて全部わかるくらいだったら、聴く意味がないだろう!日本語のニュースを録音して繰り返し聴く日本人がいるか?1回聴いてすべてわかるのなら、リアルタイムで聴きながらすべてわかるのなら、リスニング学習の材料にする意味がないのだ。ただ、問題は、どのくらいわからないか、どのくらいわかるかという難易度である。
おおざっぱに言って、流して聴いて半分くらいはわからないと耳が拒絶してしまう。もちろん話の内容にもよる。すでに知っている内容、たとえば、教科書のテキスト、新聞で知っているニュース、すでに何度か観ている映画、ざっと歌詞を知っている洋楽、すでに翻訳で読んでいる英語の本等々。つまり、まったく未知の内容のほうが実際は少ないだろう。初めて観るアメリカのTVドラマ、初めて観る海外ニュースくらいだろうか。
あまり、細かいことにはこだわらず、いろいろな音声材料を聴くことだ。メモリーオーディオに入れてもいい。パソコンにダウンロードして再生してもいい。もちろんダウンロードせずにリアルタイムで流し聴きしても、鑑賞してもいい。さきほど、半分くらいはわからないとだめだと言った。半分くらいわかると、耳は残りのわからない部分を理解しようとするのである。無意識に脳は音声の連なりに意味を拾おうとするのである。なので、"流し聴き" をしながら、何も考えていないつもりだったのに、あれ、いま、 "Why don't you ...?" って言ったぞ!と気がつくことがあるのだ。
脳は、意味を拾おうとしているだけではない。英語の発音、リズム、イントネーションも "学習" している。英語らしい発音、英語らしいリズム、英語らしいイントネーションを覚えているのだ。それらの音声データの記憶は、英語のスクリプト(テキスト)の記憶とは違って、脳の働きの中でも優れて音楽的、芸術的な領域での働きであるが、間違いなくインプットされているのだ。そして、英語らしくない発音、リズムに接すると、あれ、変だぞ、と気がつくようになる。そして、いつの間にか知らず知らずのうちに自分が英語を読むとき、話すときのお手本になってくるのである。
"流し聴き" は意味がある。効果がある。音声は目に見えないし、聴き終わった後にも何も残さないので、多くの人は何の効果もないように思ってしまうのだ。しかし、そんなことはない。耳で聞いてわかったこと、耳で聞いて聴きとれたこと、耳で聴いて鑑賞したことは、必ず脳に痕跡を残している。それは確実に英語の実力向上につながっているのだ。自信を持って "流し聴き" をしたまえ。
1. 英語教科書準拠のCD
2. 洋楽(英語)の音楽CD
3. 洋画DVD
4. 英語の本のオーディオブック
5. 英語のTVドラマ(のダウンロード)
6. TVの英語ニュース(のダウンロード)
7. ネットの英語ニュース(のダウンロード)
上記のうち、1は、持っていなかったら、絶対買うべきものである。英語を勉強する中高生で、これを持っていないのでは話にならない。
2,3,4 は好みによるが、ちょっとでも好きなものがあったら買っておくことをすすめる。趣味と勉強がかぶっているというのはラッキーと思うべきだ。
5、6,7 の「ニュース」、「ドラマ」は、ほとんどタダで新しいものが常に手に入るし、ダウンロードせずに、リアルタイムで聴き流すだけでも意味がある。
何万円もする高額な英語学習教材などを買わなくても、リスニングの材料はいくらでもあるわけである。さて、リスニングの材料が手に入ったとして、リスニングの "永遠の課題" がある。それは、「聴いてもわからない」ということだ。当たり前である!聴いて全部わかるくらいだったら、聴く意味がないだろう!日本語のニュースを録音して繰り返し聴く日本人がいるか?1回聴いてすべてわかるのなら、リアルタイムで聴きながらすべてわかるのなら、リスニング学習の材料にする意味がないのだ。ただ、問題は、どのくらいわからないか、どのくらいわかるかという難易度である。
おおざっぱに言って、流して聴いて半分くらいはわからないと耳が拒絶してしまう。もちろん話の内容にもよる。すでに知っている内容、たとえば、教科書のテキスト、新聞で知っているニュース、すでに何度か観ている映画、ざっと歌詞を知っている洋楽、すでに翻訳で読んでいる英語の本等々。つまり、まったく未知の内容のほうが実際は少ないだろう。初めて観るアメリカのTVドラマ、初めて観る海外ニュースくらいだろうか。
あまり、細かいことにはこだわらず、いろいろな音声材料を聴くことだ。メモリーオーディオに入れてもいい。パソコンにダウンロードして再生してもいい。もちろんダウンロードせずにリアルタイムで流し聴きしても、鑑賞してもいい。さきほど、半分くらいはわからないとだめだと言った。半分くらいわかると、耳は残りのわからない部分を理解しようとするのである。無意識に脳は音声の連なりに意味を拾おうとするのである。なので、"流し聴き" をしながら、何も考えていないつもりだったのに、あれ、いま、 "Why don't you ...?" って言ったぞ!と気がつくことがあるのだ。
脳は、意味を拾おうとしているだけではない。英語の発音、リズム、イントネーションも "学習" している。英語らしい発音、英語らしいリズム、英語らしいイントネーションを覚えているのだ。それらの音声データの記憶は、英語のスクリプト(テキスト)の記憶とは違って、脳の働きの中でも優れて音楽的、芸術的な領域での働きであるが、間違いなくインプットされているのだ。そして、英語らしくない発音、リズムに接すると、あれ、変だぞ、と気がつくようになる。そして、いつの間にか知らず知らずのうちに自分が英語を読むとき、話すときのお手本になってくるのである。
"流し聴き" は意味がある。効果がある。音声は目に見えないし、聴き終わった後にも何も残さないので、多くの人は何の効果もないように思ってしまうのだ。しかし、そんなことはない。耳で聞いてわかったこと、耳で聞いて聴きとれたこと、耳で聴いて鑑賞したことは、必ず脳に痕跡を残している。それは確実に英語の実力向上につながっているのだ。自信を持って "流し聴き" をしたまえ。