著者、山口絵里子さんが起業した会社は、「マザーハウス」
http://www.mother-house.jp/index.php
コンセプトは、フェアトレードではなくて、「世界に通用するブランドを作ること」
生産地は、バングラディッシュ。商品は、現地の特産品ジュードを使った、「かわいい」バック!!
この人、私と1歳しか違わないのか、、、
内容はとにもかくにも凄い根性と、物凄い努力と、涙と、苦労の話。
何度も、何度も、何度でも、現地の人に裏切られる。おカネとられる。パスポート盗まれる。振り出しに戻る、ゼロに戻る。
政府の腐敗度世界No.1とも言われるバングラ。
この国に、希望を灯をともしたい。
彼女の、信念の強さ、自分を信じる強さ、粘り強さ、諦めない気持ち。
本当に、想像以上、というか、こんなに苦しくて辛い道を自分で選んで、泣いたりわめいたりしながらも、投げ出さずに商品化、販売までこぎつけていて、
凄い以上に何ていったらいいのかわからないんだけど、衝撃を受けました…。
こんなにも幸せな環境にいるのに、なんでやりたいことをやらないのか?
他人にどういわれようと、どう評価されようと、たとえ裸になっても、自分の信じた道を歩くんだ。
この言葉に、ぐーーってなった。
You can go wherever you want!!(あなたは好きなところ、どこにだっていけるじゃない)ってビルマからの難民の人に、言われたことがあった。そのときも、胸がぐさーーーってなった。
自分は日本人と言う、恵まれた環境にいて、なぜ何も行動にしてないんだ??って葛藤を、焦燥を覚えた。
この本で感じたのは、この人の、情熱の強さ。
貧困って、本当に、でっかい化け物のようなもので、到底太刀打ちが出来ないようなものに感じる。
なぜ彼らがそうゆう行動をとるのか?→社会がそうさせているに違いない。
ならば、その社会を、どんな風に、どう変えたい?
自分も、出来ることなら、社会がすこしでもハッピーになれるよう、将来貢献したいとか考えていたりする。
持続可能な未来を作るには、ってことも大事だけど、それはやっぱり自分が今、恵まれた立場にいるから、いえる言葉かとも思う。
現時点での目の前の「貧困」っていう、最強の強敵に立ち向かって、毎日生きるのに精一杯な人たちが、どれくらい世界にいることか。
どんなアプローチで、どの切り口で、自分の道として、働きかけたらいいんだろう?
世界を明るくしたい、っていう情熱が、まだまだ弱い、自分。
でも、夢のようなことを語ってるかもしれないけれど、そのために行動できる自分でいられるよう、日々精進したいって、改めて強く思った。
全然足りない、自分。まだまだ、まだまだ、まだまだだ!!