岸田内閣は、今月16日、外交・防衛政策の基本方針「国家安全保障戦略」など安保関連3文書を改定し、閣議決定しました。
防衛費予算を、GDP比 2%にアップすること、反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有が眼玉。
産経新聞が最も早く、弾薬の不足を指摘。昨年の今頃なら、関係者は知っていても公にはできない「公然の秘密」でした。これを表に出さざるを得ないほど、危機への認識が切迫しているのかと驚いたのを覚えていますと、ニッポン放送の飯田アナ。
【主張】安保3文書の決定 平和守る歴史的大転換だ 安定財源確保し抑止力高めよ - 産経ニュース
産経・主張が、岸田首相が決断し、与党と協力して、安倍晋三政権でさえ実現できなかった防衛力の抜本的強化策を決めた点を高く評価するとしていますが、防衛費増強の財源を巡る岸田氏の「国民の負担要請」発言を巡り紛糾、『国民が自らの責任として』ではなく『我々が自らの責任として』に訂正するドタバタはありました。
防衛財源「国民が自らの責任として」を「我々が」に訂正 岸田首相側 [岸田政権]:朝日新聞デジタル
増税の実施については、萩生田政調会長が、「日曜報道 THE PRIME」出演時に、国民に信を問うべきと発言。
(168) 自民・萩生田政調会長 防衛費増税前に解散・総選挙が必要との認識示す「国民にご判断いただく」|TBS NEWS DIG - YouTube
岸田氏は、しかるべき時期に信を問うと応じていますね。
防衛増税「しかるべき時期」に国民に信を問う 首相インタビュー詳報 - 産経ニュース
しかし、切迫していた意識は徐々に、「どんな装備を整えるのか」「財源はどこに求めるのか」という議論に変わり、「日本が守るべき国益は何か」ということが後景に追いやられたと、飯田アナ。
今回の国家安全保障戦略は、国民的議論を経て出てきたものではありませんとも。
中身は「至極真っ当で、おっしゃる通り!」です。策定に当たった官僚たちの英知の結晶であり、私は異存ありませんが、国民一人一人の肚(はら)に落ちるには「過程の議論」も必要だったでしょうと飯田アナ。
聞く耳が売りの岸田氏。しかし、聞いた後は「けんとうし」で、実行や決断に欠ける。稀に決断実行すると、根回し不足の独断でとん挫。
G7サミット花道論が姦しいのですが、それまで放置して、日本沈没を招くことにはならないのでしょうか?
# 冒頭の画像は、「安保3文書」を決定し会見する岸田文雄首相
紅葉と池
↓よろしかったら、お願いします。
遊爺さんの写真素材 - PIXTA
防衛費予算を、GDP比 2%にアップすること、反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有が眼玉。
産経新聞が最も早く、弾薬の不足を指摘。昨年の今頃なら、関係者は知っていても公にはできない「公然の秘密」でした。これを表に出さざるを得ないほど、危機への認識が切迫しているのかと驚いたのを覚えていますと、ニッポン放送の飯田アナ。
【主張】安保3文書の決定 平和守る歴史的大転換だ 安定財源確保し抑止力高めよ - 産経ニュース
【ニッポン放送・飯田浩司のそこまで言うか!】安保3文書、国民的議論を経ていない! 日本は「国益」より「増税」重視? - zakzak:夕刊フジ公式サイト 飯田浩司 2022.12/28
「たまに撃つ 弾が無いのが 玉にキズ」
自衛隊の問題点を揶揄(やゆ)した有名な川柳です。今年、「安全保障関連3文書」の改定に向けてさまざまな報道があったなか、産経新聞が最も早く、弾薬の不足を指摘していました。昨年の今頃なら、関係者は知っていても公にはできない「公然の秘密」でした。
これを表に出さざるを得ないほど、危機への認識が切迫しているのかと驚いたのを覚えています。2022年は安全保障に関する国民の理解や意識も大きく変わった年であったと思います。
しかし、切迫していた意識は徐々に、「どんな装備を整えるのか」「財源はどこに求めるのか」という議論に変わり、「日本が守るべき国益は何か」ということが後景に追いやられました。
国家安全保障戦略には、「主権独立の維持」や「国民の生命・身体・財産の確保」といった基本的なことから、「自由・民主主義・基本的人権・法の支配などの普遍的価値や国際法に基づく国際秩序の擁護」といった理念的な事柄まで書き込まれていました。ただ、国民的議論を経て出てきたものではありません。
もちろん、中身は「至極真っ当で、おっしゃる通り!」です。策定に当たった官僚たちの英知の結晶であり、私は異存ありませんが、国民一人一人の肚(はら)に落ちるには「過程の議論」も必要だったでしょう。
まぁ、「国益」という単語を聞いただけで、「軍国主義の再来だ!」とたたかれる時代もありましたから、躊躇(ちゅうちょ)する気持ちも分かりますが、それこそ、「戦後レジームからの脱却」を図るべきでした。
「たまに撃つ 弾が無いのが 玉にキズ」
自衛隊の問題点を揶揄(やゆ)した有名な川柳です。今年、「安全保障関連3文書」の改定に向けてさまざまな報道があったなか、産経新聞が最も早く、弾薬の不足を指摘していました。昨年の今頃なら、関係者は知っていても公にはできない「公然の秘密」でした。
これを表に出さざるを得ないほど、危機への認識が切迫しているのかと驚いたのを覚えています。2022年は安全保障に関する国民の理解や意識も大きく変わった年であったと思います。
しかし、切迫していた意識は徐々に、「どんな装備を整えるのか」「財源はどこに求めるのか」という議論に変わり、「日本が守るべき国益は何か」ということが後景に追いやられました。
国家安全保障戦略には、「主権独立の維持」や「国民の生命・身体・財産の確保」といった基本的なことから、「自由・民主主義・基本的人権・法の支配などの普遍的価値や国際法に基づく国際秩序の擁護」といった理念的な事柄まで書き込まれていました。ただ、国民的議論を経て出てきたものではありません。
もちろん、中身は「至極真っ当で、おっしゃる通り!」です。策定に当たった官僚たちの英知の結晶であり、私は異存ありませんが、国民一人一人の肚(はら)に落ちるには「過程の議論」も必要だったでしょう。
まぁ、「国益」という単語を聞いただけで、「軍国主義の再来だ!」とたたかれる時代もありましたから、躊躇(ちゅうちょ)する気持ちも分かりますが、それこそ、「戦後レジームからの脱却」を図るべきでした。
産経・主張が、岸田首相が決断し、与党と協力して、安倍晋三政権でさえ実現できなかった防衛力の抜本的強化策を決めた点を高く評価するとしていますが、防衛費増強の財源を巡る岸田氏の「国民の負担要請」発言を巡り紛糾、『国民が自らの責任として』ではなく『我々が自らの責任として』に訂正するドタバタはありました。
防衛財源「国民が自らの責任として」を「我々が」に訂正 岸田首相側 [岸田政権]:朝日新聞デジタル
増税の実施については、萩生田政調会長が、「日曜報道 THE PRIME」出演時に、国民に信を問うべきと発言。
(168) 自民・萩生田政調会長 防衛費増税前に解散・総選挙が必要との認識示す「国民にご判断いただく」|TBS NEWS DIG - YouTube
岸田氏は、しかるべき時期に信を問うと応じていますね。
防衛増税「しかるべき時期」に国民に信を問う 首相インタビュー詳報 - 産経ニュース
しかし、切迫していた意識は徐々に、「どんな装備を整えるのか」「財源はどこに求めるのか」という議論に変わり、「日本が守るべき国益は何か」ということが後景に追いやられたと、飯田アナ。
今回の国家安全保障戦略は、国民的議論を経て出てきたものではありませんとも。
中身は「至極真っ当で、おっしゃる通り!」です。策定に当たった官僚たちの英知の結晶であり、私は異存ありませんが、国民一人一人の肚(はら)に落ちるには「過程の議論」も必要だったでしょうと飯田アナ。
聞く耳が売りの岸田氏。しかし、聞いた後は「けんとうし」で、実行や決断に欠ける。稀に決断実行すると、根回し不足の独断でとん挫。
G7サミット花道論が姦しいのですが、それまで放置して、日本沈没を招くことにはならないのでしょうか?
# 冒頭の画像は、「安保3文書」を決定し会見する岸田文雄首相
紅葉と池
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遊爺さんの写真素材 - PIXTA