遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

トルコ・エルドアン首相来日 両国首脳会談は 1年間で 3回目

2014-01-08 23:59:10 | 日本を護ろう
 トルコ・エルドアン首相が来日されました。両国首脳会談は、この1年間で 3回目になります。
 日土両国の関係は、1890年のエルトゥールル号遭難事件や、1985年イラン・イラク戦争でのイラン在留邦人のトルコ航空機による救出等、歴史的に緊密な関係があることは諸兄がご承知の通りです。
 アジアとヨーロッパの架け橋の地理的位置、複雑な中東やイスラムの関係でも、トルコは重要な立場にありますね。
 安倍政権の積極外交でも、首脳会談の回数が示す様に、重要な国となってきています。
 EPAの交渉を年内に始めることや、原子力分野の人材育成などで日本が協力することで合意し、ますます関係を深めることとなったのは、両国の発展にとって歓迎されることですね。
 

トルコと関係を深める意義 (1/8 日経)

 
トルコのエルドアン首相が来日し、安倍晋三首相と会談した。経済連携協定(EPA)の交渉を年内に始めることで合意し、原子力分野の人材育成などで日本が協力することも確認した。
 両首脳の会談はこの1年間で3度目となる。トルコは中東と欧州、中央アジアとの接点に位置する大国だ。
トルコとの緊密な関係を、日本がこの地域の安定で存在感を高める足掛かりにしたい

 トルコは混迷を深める中東にあって安定した成長を続けている。けん引するのがエルドアン首相の強い指導力だ。首相が率いる公正発展党(AKP)は2002年から単独政権を維持している。
 エジプトやリビアでは民主化要求運動、いわゆる
「アラブの春」によって独裁政権が倒れた後も混乱が続く。新しい国づくりに苦闘する国々は、民主主義とイスラム教を調和させながら、経済成長を実現したトルコの経験から学ぶことがある
はずだ。
 日本にとっても、内戦が続くシリア情勢や、イランの核問題でトルコと連携することが、地域の安定に貢献する近道となる。
 関係強化の意義はビジネス面でも大きい。トルコでは経済成長を背景に
原子力発電所や大型橋などのインフラ案件が相次ぐ。消費市場としての魅力に加え、中東や欧州市場を開拓する拠点としての重要性
も増している。すでに100社以上の日本企業が進出し、トヨタ自動車やホンダは欧州向けの生産拠点に位置付けている。
 ただし、
懸念もある
。エルドアン政権は昨年、全土に広がった反政府デモを力で押さえ込んだ。年末には閣僚の親族が関与したとされる大規模な汚職事件が発覚した。10年を超える長期政権がひずみを生み、強権的な姿勢を強めているとすれば心配だ。
 エルドアン首相は講演で世界17位の経済規模を、同国の共和制移行から100年となる23年に「上位10位以内に引き上げる」と強調した。その達成には一層の民主化と政権の安定が欠かせない。


 昨日は、インドとの関係強化の話でしたが、今日はトルコ。安倍政権の「防共回廊21世紀版」へむけた行動が、着々と進んでいる様です。
 
中国の海洋覇権拡大の抑止大戦略が必要 - 遊爺雑記帳

 後は、トルコの国内政治が安定することを願います。


 # 冒頭の画像は、来日されたトルコ・エルドアン首相と安倍首相




  この花は、オニユリ  (撮影場所; 六甲高山植物園 2013年 8月撮影)


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