
中国の富裕層の間では、日本の農林水産品に対して安全で高品質であることから、高級品のイメージが認知され人気が広まっているのだそうですが、今月(6月24日)、横浜港から日本産のコメが、2003年以来 4年ぶりに輸出を再会初出荷されました。
4月の日中首脳会談で確認されていたのですが、今回出荷されたのは、新潟産コシヒカリと宮城産ひとめぼれの計24トンで、7月下旬には北京や上海の百貨点やスーパーなどの店頭にも出回るのだそうです。
日本のコメ輸出は、香港や台湾の市場向けを中心に昨年967トンの実績があるのだそうですが、中国向けは検疫制度の変更のあおりで2003年に輸出がストップしていました。それを、防虫処理など中国側の求める検疫基準をクリアし、4年ぶりの輸出再開にこぎつけたものです。
全農は、日本米の味を知っている中国の富裕層や、現地在住の日本人を含む外国人などに照準を当、PRのため、百貨店での小売りから始め、さらには料理店など業務用向けに販路を広げる考えなのだそうです。
課題は、既に流通している、中国内で生産されるコシヒカリなど日本品種や、香港経由などの迂(う)回(かい)ルートで中国国内で輸入販売されている日本産のホンモノとの価格や品質の競争、日本産を偽る“ニセ”ブランド米の出現があります。
中国国内の消費量(約 2億トン)に対し、日本国内の消費量(835万トン)は約4%なのですね。約0.5%が日本のコメの輸出量。
日本のコメの輸出は、台湾・香港を中心に倍増してきているのだそうですが、本格直輸出で更に100万トン上乗せ出来れば、10年前の日本国内の消費量に戻せることになりますね。生産能力はあるのかなぁ...?
別件ですが、先日テレビで米国のシェフが、鳥取県の野菜を使って料理をして、素材の品質の良さから、米国でも是非使いたいと言っていました。
番組や、来日したシェフが参加した料理コンテスト(?)が、日本の農産物の品質を、海外に認めてもらって、輸出を振興しようという主旨であったこともありますが、日本の農産物の品質の高さはほとんど知られていなくて、PRをしていけば、販売できるマーケットは、中国だけでなく、世界中にある様でした。
中国産のウナギ、エビなど 5種類の魚介類が米国で輸入禁止となりました。日本は、マラカイトグリーンの検査をしながら輸入は継続しています。
中国産を買うのは止めましょう。日本の農産物や牛乳は買ってねというのは、身勝手すぎるかなぁ...?

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4月の日中首脳会談で確認されていたのですが、今回出荷されたのは、新潟産コシヒカリと宮城産ひとめぼれの計24トンで、7月下旬には北京や上海の百貨点やスーパーなどの店頭にも出回るのだそうです。
日本のコメ 中国に活路
価格は現地産の30倍 狙いは富裕層 (6/30 読売朝刊)
日本産コメの中国向け輸出が2003年以来 4年ぶりに再会され、今月24日に横浜港から初出荷された。
日本国内のコメ需要は若者のコメ離れなどで減少に歯止めがかからず、生産者にとって年間 2億トンを消費する巨大市場は魅力的だ。国内のコメ生産を維持、拡大する起爆剤として中国向け輸出への期待が膨らむ。
<中略>
ただ、中国産のコメは 1キログラム50円前後が主流で、中国産の日本ブランド米でも150円前後だ。これに対し、今回輸出される日本産コメの販売価格は同1,400~1,500円で、中国産の10~30倍もする。
このため、当面の供給ターゲットは中国沿海部の富裕層になる。中国都市部の住民の収入上位10%の可処分所得は、95年の年間7,537元(約12万2,000円)が、05年には 4倍の 2万8,773元(約46万6,000円)に増えている。
中国で高級な日本産コメが庶民に普及するには時間がかかりそうだが、日本側は「中国産の高級米は冷めると味が落ちる。おにぎりなど日本食が浸透すれば需要が見込める」(農林水産省)と期待する。
07年(7月~08年6月)の日本国内のコメ需要見通しは約835万トン。10年前に比べて 1割強(約100万トン)も減少した。06年度の日本産コメ輸出は810トンにとどまる。政府は国内の農業生産を活性化するため、農産物の輸出を2006年の約3,700億円から13年までに 1兆円に拡大する方針を掲げている。
「コメは日本のシンボル。官民一体となって日本の農林水産物のすばらしさを世界にひろげていきたい」。赤城農相は式典で、コメ輸出にかける政府の意気込みを示したが、「価格差を超える魅力やおいしさを中国の消費者に認めてもらえるかどうか」(現地の日系大手スーパー)が中国輸出拡大の鍵を握っている。
価格は現地産の30倍 狙いは富裕層 (6/30 読売朝刊)
日本産コメの中国向け輸出が2003年以来 4年ぶりに再会され、今月24日に横浜港から初出荷された。
日本国内のコメ需要は若者のコメ離れなどで減少に歯止めがかからず、生産者にとって年間 2億トンを消費する巨大市場は魅力的だ。国内のコメ生産を維持、拡大する起爆剤として中国向け輸出への期待が膨らむ。
<中略>
ただ、中国産のコメは 1キログラム50円前後が主流で、中国産の日本ブランド米でも150円前後だ。これに対し、今回輸出される日本産コメの販売価格は同1,400~1,500円で、中国産の10~30倍もする。
このため、当面の供給ターゲットは中国沿海部の富裕層になる。中国都市部の住民の収入上位10%の可処分所得は、95年の年間7,537元(約12万2,000円)が、05年には 4倍の 2万8,773元(約46万6,000円)に増えている。
中国で高級な日本産コメが庶民に普及するには時間がかかりそうだが、日本側は「中国産の高級米は冷めると味が落ちる。おにぎりなど日本食が浸透すれば需要が見込める」(農林水産省)と期待する。
07年(7月~08年6月)の日本国内のコメ需要見通しは約835万トン。10年前に比べて 1割強(約100万トン)も減少した。06年度の日本産コメ輸出は810トンにとどまる。政府は国内の農業生産を活性化するため、農産物の輸出を2006年の約3,700億円から13年までに 1兆円に拡大する方針を掲げている。
「コメは日本のシンボル。官民一体となって日本の農林水産物のすばらしさを世界にひろげていきたい」。赤城農相は式典で、コメ輸出にかける政府の意気込みを示したが、「価格差を超える魅力やおいしさを中国の消費者に認めてもらえるかどうか」(現地の日系大手スーパー)が中国輸出拡大の鍵を握っている。
日本のコメ輸出は、香港や台湾の市場向けを中心に昨年967トンの実績があるのだそうですが、中国向けは検疫制度の変更のあおりで2003年に輸出がストップしていました。それを、防虫処理など中国側の求める検疫基準をクリアし、4年ぶりの輸出再開にこぎつけたものです。
全農は、日本米の味を知っている中国の富裕層や、現地在住の日本人を含む外国人などに照準を当、PRのため、百貨店での小売りから始め、さらには料理店など業務用向けに販路を広げる考えなのだそうです。
課題は、既に流通している、中国内で生産されるコシヒカリなど日本品種や、香港経由などの迂(う)回(かい)ルートで中国国内で輸入販売されている日本産のホンモノとの価格や品質の競争、日本産を偽る“ニセ”ブランド米の出現があります。
中国国内の消費量(約 2億トン)に対し、日本国内の消費量(835万トン)は約4%なのですね。約0.5%が日本のコメの輸出量。
日本のコメの輸出は、台湾・香港を中心に倍増してきているのだそうですが、本格直輸出で更に100万トン上乗せ出来れば、10年前の日本国内の消費量に戻せることになりますね。生産能力はあるのかなぁ...?
別件ですが、先日テレビで米国のシェフが、鳥取県の野菜を使って料理をして、素材の品質の良さから、米国でも是非使いたいと言っていました。
番組や、来日したシェフが参加した料理コンテスト(?)が、日本の農産物の品質を、海外に認めてもらって、輸出を振興しようという主旨であったこともありますが、日本の農産物の品質の高さはほとんど知られていなくて、PRをしていけば、販売できるマーケットは、中国だけでなく、世界中にある様でした。
中国産のウナギ、エビなど 5種類の魚介類が米国で輸入禁止となりました。日本は、マラカイトグリーンの検査をしながら輸入は継続しています。
中国産を買うのは止めましょう。日本の農産物や牛乳は買ってねというのは、身勝手すぎるかなぁ...?

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