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遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

橋下大阪維新は何を目指しているのか

2014-06-23 23:58:58 | my notice
 日本維新の会の解党が正式に決まりました。
 橋下氏等の維新の会、石原氏が、平沼、亀井氏ほかの消えたり消えそうだった老人にうまく利用され、そこへ流れ一匹狼の山田氏や中田氏にも上手くもぐりこまれ、それらの輩に議員バッチをプレゼントさせられて、はいさようなら...となりました。
 橋下氏等の維新の会には、その勢いの恩恵に授かろうと様々な輩が群がりよって来たのですが、今回の分党でそれらの輩の真贋が見えてきましたね。
 しかし、再出発の橋下氏には、「慰安婦問題」発言での悪乗り発言(主旨は理解できる)による失速の焦りからか、主張する政策に熱くまい進する姿より、数合わせの政局騒動に奔走する姿が目立ち始め、失望が募るのを禁じ得ないのは遊爺だけではない様です。もともと、関東では批判的なメディアや人々が多く、世評は批判的ですが。
 (余談になりますが、中部電力の原発停止時に関西から電力を供給支援するしないの話で、原発の稼働 or 停止について話が二転三転したあたりから、橋下氏を全面支持することを止めたものの、日本の政界に新風をもたらせられる数少ない政治家の一人として注目させていただいているというのが遊爺の立場です。)
 
維新解党 橋下新党、石原新党とも「野党再編」展望なし(産経新聞) - goo ニュース
 
野党再編 数合わせより鮮明な旗を (6/23 産経 【主張】)

 
日本維新の会の分裂を契機に、野党間で新たな連携を模索する動きが活発化している。
 自民党の「1強多弱」に対抗し、政策本位の新たな受け皿に発展するものなら期待できるが、
数合わせを先行させた再編の主導権争いという印象
も色濃い。

 維新に先立ち、
民主党が与党の間に分裂したのも、政党の命である「政策の一致」をおろそかにしたためだった。幅広い支持を得て安定的な勢力となるには、矛盾を払拭し、旗幟(きし)鮮明に目指す道筋を示す必要がある

 形だけの新党でブームを起こし、来年の統一地方選に臨む。その程度の再編なら願い下げだ。
 維新は「解党大会」を経て、共同代表を務めた橋下徹氏系と石原慎太郎氏系の2つに分党する。みんなの党に続き、新たな「第三極」がさらに細分化している。新たな固まりを作って大きくしたいというのは理解できる。
 気になるのは、
橋下氏が目指す新党がどういう路線を志向するかだ。維新が結成当初から強調してきた「野党であっても、必要な政策の実現には協力する」姿勢は「決める政治」に資する
。自民党とともに憲法改正勢力を構築しようとした点は、保守再編の可能性も秘めた潮流にもみえた。
 だが、
橋下氏が結いの党との合体や、その先の民主党との合流を見すえているなら、当初の路線を変更するのだろうか。
法案への賛否でも、従来より「野党連携」に重きをおくことにならないか。
 石原氏は分裂の理由に、憲法改正や集団的自衛権の行使容認をめぐる姿勢の違いを挙げた。指摘は早くも現実化している。
 橋下氏系維新と結いとの政策合意では、集団的自衛権について行使容認の具体的な方向性は出さずに「検討」にとどめている。憲法では「憲法改正による『統治機構改革』」を入れた。だが、結いはそもそも、憲法改正を優先課題とは位置付けていなかった。

 再編の動きは、野党第一党である民主党の力不足の裏返しだ。海江田万里代表が「数合わせで大きくなればいいとは思わない」と述べる一方、結いの江田憲司代表らとも接触するのは、「海江田降ろし」をかわすねらいだろうか。
 代表選を前倒しし、海江田氏も出たらよい。徹底的に論争し、安全保障など主要政策の方向性に決着をつけるのも一案だろう。


 記事で指摘されている通りで、民主党が崩壊した原因、日本維新の会が分党に至った原因は、数を集めることを優先した烏合の衆であったことが原因でした。
 にもかかわらず、今の報道されている範囲での動きは、その轍を踏むものにしか、素人の遊爺には見えなかったのですが、産経も同様の指摘をしているのです。
 
 橋下氏が旋風をおこし、政界挙げて注目した勢いは、何が原点だったのか。今一度想い起して、その姿勢を取り戻していただきたいのです。
 大阪市と大阪府の二重行政の無駄をなくす。地方への行政権限・財源の移譲を増やすことで、地域の活性化を図る。この二点を具体的に行動を起こしたことでした。
 民意をくみ取った具体的政策を、高く掲げて素早い行動で実行していく姿勢でした。

 議会で過半数が得られず苦労していることから、数を集めないと決める政治が出来ない。国政で決めねば動かせない壁がある。国政=全国レベルとなると組織がない。といった課題があることは承知していますが、だからと言って、数を焦ると、民主党の崩壊、日本維新の会の分党の繰り返しになるだけですし、国民もその繰り返しには辟易としています。
 何処の老人に吹き込まれてこのような数優先、政局優先の姿勢に転じたのか?参議院選の敗退は、慰安婦問題の失言だけが原因ではなく、数を優先させた衆議院選の結果が、党内の絶えないゴタゴタを露呈して、民主党にNOを突き付けた国民が、維新の会に同様の判定をしたからではありませんか。
 
 松井氏ともども、安倍さんとのパイプはある橋下氏。是々非々で、国益に繋がるものは野党も国や国民に対する責任を果たすその姿勢が、実現できる新しい時代の野党として期待されました。自民党の抑止力としての健全野党として、期待されました。
 少なくとも、結の江田氏とは、分党した維新や自民党より距離が離れているとしか見えません。強がりで離れてないと言い張るところが、橋下氏の橋下氏たる由縁でしょうが、そこが支持率の伸び悩みの原因でしょうし、遊爺が、いまひとつ全面支持出来ない点でもあります。

 ここで、同じ過ちを繰り返しては、せっかくの健全野党の芽が枯れてしまいます。
 原点に戻って、民意をくみ上げた政策を掲げ、実行する集団に戻り、再スタートしていただくことを願ってやみません。





 シロシブキ  撮影場所;六甲高山植物園 (2013年10月 撮影)


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