遊爺雑記帳

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ゲーツ国防長官 中国の南シナ海での他国船舶威圧を非難

2010-06-07 00:32:16 | EEZ 全般
 「アジア安全保障会議」で、米中が火花を散らせていますね。
 ゲーツ長官の訪中を、中国側が断ってきた。中国に言わせると、米国が台湾に武器を輸出するからだと、米軍による東シナ海などの偵察と合わせて米国を非難し、軍事交流の中断を敢行していました。
 ゲーツ長官は、軍事交流の中断を「理にかなっていない」と批判するとともに、南シナ海での中国海軍の威圧行動に対しても批判しています。
 
南シナ海米中の対立激化 ゲーツ国防長官「他国船舶を威圧」 (6/6 読売朝刊)

 【シンガポール"本間圭一、岡崎哲】ゲーツ米国防長官は5日、当地で開催中の「アジア安全保障会議」で演説し、中国など6か国・地域が領有権を争う南シナ海について「航海の自由を阻む武力行使や行動に反対する」と述べ、中国が他国船舶を威圧していると非難した。これに対し、馬暁天・中国人民解放軍副総参謀長は演説で、米国が同海域で違法な偵察活動を継続していると反発。外洋展開を目指す中国と、制海権を握ってきた米国の間の海洋権益を巡る対立激化を印象づけた。
 ゲーツ長官は演説で、南シナ海について「懸念が拡大している地域だ」と強調した。中国海軍が艦船を派遣し、自国漁船を保護し、他国漁船の取り締まりを強化している点をけん制したものだ。これに対し、馬氏は
「米国は、軍機や海軍艦船を南シナ海や東シナ海に派遣して偵察活動を続けている」と述べ、米中関係改善を阻む要因だと明言した。
 南シナ海を巡る米中両国の対立の背景には、中国海軍が近代化を進め、近海防御型から外洋展開型に移行する動きを強めている事情がある。台湾やフィリピンをつなぐ「第1列島線」から、小笠原諸島やグアムを結ぶ「第2列島線」に活動範囲を拡大、この地域での米海軍の制海権を脅かしており、南シナ海の海南島では2009年3月、中国海軍艦艇5隻が米調査艦を包囲する事件が発生。ウィラード太平洋軍司令官も4日、記者団に対し、中国海軍の増強に懸念を表明した。 米議会調査局(CRS)は今年4月、中国海軍の近代化に関する報告書で、その狙いについて、
「台湾問題を含む紛争で米国の介入を阻止する」とし、米海軍の影響力排除を挙げた。海軍を増強して台湾問題を有利に運ぶとの筋書きだが、ゲーツ長官は5日、中国が反発する米国による台湾への武器売却について、「米国の台湾政策は変更しない」と言明。売却方針を継続し、中国との軍事バランスを保つことで、中国側の思惑に対抗する姿勢がうかがえる。一方、馬氏は「米国は台湾独立を支持しない行動を示すべきだ」と反発した。


 日本からは、北澤氏が出席していましたが、挨拶冒頭に自分が菅新総理から出席を依頼されたと、自分が留任することを話すなど、危機感が薄弱で自分個人本位な態度です。
 東シナ海の日本のEEZ内での中国艦「海監51」の行動と主張、中国艦隊の太平洋への進出や、韓国の日本海での「竹島」の不法占拠の拡大計画についても各国へPRすべきでしょう。
 それが逆に韓国の先棒を担がされかねない、哨戒艦沈没事件への媚びた姿勢はなになのでしょう?

 小鳩退陣で、日米同盟崩壊の危機はひと段落ですが、南シナ海、東シナ海、西太平洋、日本海(日米の信頼低下に対し、米韓の絆が強まる過去とは逆の現象が、両国の政権交代以降進行しているのですが。)の波が、民主党連合政権の誕生・失政で高くなって来ている今、菅新政権の国防・安全保障政策、日米同盟(鳩山氏に、日中、日米、日韓関係を頼むといわれたとはしゃいでいますが?)の方針を、代表選立候補の様な素早さと行動力で、示していただかねばなりませんね。
 政局には敏感で素早く変身するが、政策には鈍感で先送りする民社党ですが、波が荒立ってきている危機感は、与野党の皆さんには共有していただきたいものです。
 そういえば、余談ですが、北教組事件で辞任する小林議員は、元気そうに代表選の投票していましたね。




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 日本は国境を守れるか 竹島は日韓どちらのものか

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