10月25～27日にかけ日本の総理として約7年ぶりの公式訪中した安倍首相は、27日夕～29日にかけて、首相として3回目の来日をしたインドのモディ首相と、29日に12回目となる首脳会談を実施しました。その間、28日には、別荘に招きおもてなしもしました。
窮屈なこの日程、一寸不思議におもいましたが、案の定、あえて設定されたものだったのですね。
極めて強い信頼関係の両首相。自由、民主主義、法の支配など普遍的価値を共有するインドとの絆の深さを国際社会に見せつけ、中国の拡張主義を牽制する狙いがあったのだそうです。
訪中直後、偶然ではないモディ首相来日…安倍晋三首相、日印の絆見せつけ中国牽制 - 産経ニュース
自由や法の支配といった価値観を共有する日本とインド。アジアで第2、第3の経済大国でもあります。
共同声明では、中国の海洋進出を念頭に、「脅迫や武力の行使」を批判し、航行や飛行の自由を確保する重要性を盛り込んだのですね。
安保協力に関しては、外務・防衛閣僚会合(2プラス2)の新設や、自衛隊とインド軍が物資を融通し合う物品役務相互提供協定の交渉開始で一致。同盟国や親密な国同士が行う重要な取り組みを結びました。
人口13億人のインドは、巨大な市場と豊富な労働力を持ち、中国を凌駕する成長の可能性を有しています。そこに加えて、ITの有能な人材を世界各地で活躍させている人材の宝庫の国でもあることは、諸兄がご承知の通りです。
安倍首相が提言し、トランプ大統領が推奨・拡大を図り、インド、オーストラリアも賛同する、「自由で開かれたインド太平洋戦略」の一翼を担う雄国でもあるのですね。
新幹線整備を含め、総額3000億円以上の円借款の供与も決め、モディ氏は会談で、日本の援助に謝意を示したのだそうです。
戦後のお互いにまだ苦しい状況の中、ネール首相（当時）は、日本の子供たちの願いをかなえて、像のインデラを寄贈していただきました。
象のインディラ物語り
両首脳は、人工知能やロボットの共同研究で合意したのだそうですが、先端技術開発での協力を推進し、両国の発展が加速される希望がふくらみました。
# 冒頭の画像は、安倍首相の別荘での両首脳
キョウガノコ
↓よろしかったら、お願いします。
窮屈なこの日程、一寸不思議におもいましたが、案の定、あえて設定されたものだったのですね。
極めて強い信頼関係の両首相。自由、民主主義、法の支配など普遍的価値を共有するインドとの絆の深さを国際社会に見せつけ、中国の拡張主義を牽制する狙いがあったのだそうです。
訪中直後、偶然ではないモディ首相来日…安倍晋三首相、日印の絆見せつけ中国牽制 - 産経ニュース
日印首脳会談 重層的協力で地域の安定図れ （11/1 読売 社説）
安全保障や経済面で重層的に協力を強め、日印関係を着実に発展させることが大切だ。インド太平洋地域の安定と繁栄にもつながろう。
安倍首相と、来日したインドのモディ首相が会談し、2国間の関係を戦略的に強化することで一致した。安倍首相は共同記者発表で「日印関係は地域の秩序を支える基盤となる」と述べた。
両氏の会談は12回目だ。首相は今回、外国の首脳として初めてモディ氏を自身の別荘に招いて、親密な関係を印象付けた。
安倍首相は先の訪中で、日中関係の改善に歩を進めた。だが、独善的な行動を続ける中国が覇権国となることは受け入れがたい。
アジアで第2、第3の経済大国である日印は、自由や法の支配といった価値観を共有する。日印の連携を再確認し、中国との均衡を図る意図は理解できる。
日印首脳の共同声明は、中国の海洋進出を念頭に、「脅迫や武力の行使」を批判し、航行や飛行の自由を確保する重要性を盛り込んだ。国際社会と協力し、中国に自制を求めていくことが肝要だ。
安保協力に関しては、外務・防衛閣僚会合(2プラス2)の新設や、自衛隊とインド軍が物資を融通し合う物品役務相互提供協定の交渉開始で一致した。いずれも同盟国や親密な国同士が行う重要な取り組みである。
米国第一主義のトランプ政権の内向きな姿勢に不安が残る以上、日印は戦略的に協力を深化させなければならない。
自衛隊と米印両軍の海上共同訓練について、豪州軍などを含めた幅広い枠組みとすることも検討に値しよう。海自の救難飛行艇のインドへの輸出も実現させたい。
人口13億人のインドは、巨大な市場と豊富な労働力に加え、近年は、IT(情報技術)分野の進展も強みだ。貿易・投資を一段高いレベルに引き上げ、相互利益を拡大することが求められる。
両首脳は、人工知能やロボットの共同研究で合意した。先端技術開発での協力を、日本の経済成長につなげることが欠かせない。
インド西部では、日本の新幹線方式を採用した高速鉄道整備が進む。ムンバイとアーメダバード間の約500キロを結ぶ計画だ。工費の大部分が円借款で賄われる。
政府は、新幹線整備を含め、総額3000億円以上の円借款の供与を決めた。モディ氏は会談で、日本の援助に謝意を示した。経済発展の基盤となるインフラ整備を日印で確実に進めるべきだ。
安全保障や経済面で重層的に協力を強め、日印関係を着実に発展させることが大切だ。インド太平洋地域の安定と繁栄にもつながろう。
安倍首相と、来日したインドのモディ首相が会談し、2国間の関係を戦略的に強化することで一致した。安倍首相は共同記者発表で「日印関係は地域の秩序を支える基盤となる」と述べた。
両氏の会談は12回目だ。首相は今回、外国の首脳として初めてモディ氏を自身の別荘に招いて、親密な関係を印象付けた。
安倍首相は先の訪中で、日中関係の改善に歩を進めた。だが、独善的な行動を続ける中国が覇権国となることは受け入れがたい。
アジアで第2、第3の経済大国である日印は、自由や法の支配といった価値観を共有する。日印の連携を再確認し、中国との均衡を図る意図は理解できる。
日印首脳の共同声明は、中国の海洋進出を念頭に、「脅迫や武力の行使」を批判し、航行や飛行の自由を確保する重要性を盛り込んだ。国際社会と協力し、中国に自制を求めていくことが肝要だ。
安保協力に関しては、外務・防衛閣僚会合(2プラス2)の新設や、自衛隊とインド軍が物資を融通し合う物品役務相互提供協定の交渉開始で一致した。いずれも同盟国や親密な国同士が行う重要な取り組みである。
米国第一主義のトランプ政権の内向きな姿勢に不安が残る以上、日印は戦略的に協力を深化させなければならない。
自衛隊と米印両軍の海上共同訓練について、豪州軍などを含めた幅広い枠組みとすることも検討に値しよう。海自の救難飛行艇のインドへの輸出も実現させたい。
人口13億人のインドは、巨大な市場と豊富な労働力に加え、近年は、IT(情報技術)分野の進展も強みだ。貿易・投資を一段高いレベルに引き上げ、相互利益を拡大することが求められる。
両首脳は、人工知能やロボットの共同研究で合意した。先端技術開発での協力を、日本の経済成長につなげることが欠かせない。
インド西部では、日本の新幹線方式を採用した高速鉄道整備が進む。ムンバイとアーメダバード間の約500キロを結ぶ計画だ。工費の大部分が円借款で賄われる。
政府は、新幹線整備を含め、総額3000億円以上の円借款の供与を決めた。モディ氏は会談で、日本の援助に謝意を示した。経済発展の基盤となるインフラ整備を日印で確実に進めるべきだ。
自由や法の支配といった価値観を共有する日本とインド。アジアで第2、第3の経済大国でもあります。
共同声明では、中国の海洋進出を念頭に、「脅迫や武力の行使」を批判し、航行や飛行の自由を確保する重要性を盛り込んだのですね。
安保協力に関しては、外務・防衛閣僚会合(2プラス2)の新設や、自衛隊とインド軍が物資を融通し合う物品役務相互提供協定の交渉開始で一致。同盟国や親密な国同士が行う重要な取り組みを結びました。
人口13億人のインドは、巨大な市場と豊富な労働力を持ち、中国を凌駕する成長の可能性を有しています。そこに加えて、ITの有能な人材を世界各地で活躍させている人材の宝庫の国でもあることは、諸兄がご承知の通りです。
安倍首相が提言し、トランプ大統領が推奨・拡大を図り、インド、オーストラリアも賛同する、「自由で開かれたインド太平洋戦略」の一翼を担う雄国でもあるのですね。
新幹線整備を含め、総額3000億円以上の円借款の供与も決め、モディ氏は会談で、日本の援助に謝意を示したのだそうです。
戦後のお互いにまだ苦しい状況の中、ネール首相（当時）は、日本の子供たちの願いをかなえて、像のインデラを寄贈していただきました。
象のインディラ物語り
両首脳は、人工知能やロボットの共同研究で合意したのだそうですが、先端技術開発での協力を推進し、両国の発展が加速される希望がふくらみました。
# 冒頭の画像は、安倍首相の別荘での両首脳
キョウガノコ
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