中国の国家主席は、代々、共産党と軍の両方を掌握しています。
江沢民から政権交代を成し遂げた胡錦濤国家主席が、軍をも掌握しているかどうかは、これだけ世界に影響力を持つようになり、覇権拡大指向が強く伺える中国の動向を知る上で、重要なキーだと言えます。
天外天ガス田付近を航行するジャンフーⅠ級ミサイルフリゲート
海上自衛隊ホームページ: 中国海軍艦艇の動向についてより
軍を掌握しきれていないのではと「いまだ軍を十分に掌握していない胡氏」を書いていましたが、9/24の産経新聞で、まだ江沢民氏が実権を掌握しているのではとの記事がありました。
軍幹部の問題発言があったり、演習の拡大、軍備増強要求が強いとの内情。反日教育の推進者の江沢民。党がしかけた反日デモを、躍起に押さえた政府。このあたりも繋がりがあるのでしょうか...?
反日啓蒙や、軍備拡大がすすむのは、江沢民が「院政」を敷いているからだとして、江氏と胡氏の関係は一枚岩なのでしょうか...。興味の湧くところです。
中国総合ガイド;軍組織や軍事力<中国情報局> 陸軍の済南軍区は、約21万人で、北京軍区は、約41万人。
同じ産経新聞の記事によると、中国軍が、広州軍区に属する「大鑊島」に新たな軍事訓練施設を設置し、演習を始めていることを、台湾国防部が、衛星画像から分析し事実をつかんだと発表しています。
「大鑊島」は、香港と海南島の中間点で広東省陽江の沖合数キロで海陵島の東の小島。台湾支配下の、福建省沿岸の金門、馬祖両島と地理条件が似ているとのことで、滑走路に戦闘機F16の実物大模型二機を置き、西側約八キロの海陵島から小型ミサイルを撃ち込んだり、上陸したりする演習を繰り返しているのだそうです。
南京軍区に属する福建省の東山島では、1996年から台湾攻撃を想定した軍事演習を行ってきており、侵攻作戦能力を更に高めようとする表れと受け取れます。
中国人民解放軍は、人目もはばからず派遣拡大に向けた軍備増強を進める様になってきています。
米(最近危機論が盛り上がっている)、台、日だけでなく、世界の各国が覇権拡大指向に目を向け、警告を発しないと、気が付いたらとんでもない実績が積み上げられていたということになりそうです。経済力もつけた今日では、お金にものをいわせた資源買い占めも止まりません。=石油高騰の張本人。
経済進出を望む各国や、武器輸出を図る露はもとより、仏、独は、この問題には静かです。
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日本の国境
江沢民から政権交代を成し遂げた胡錦濤国家主席が、軍をも掌握しているかどうかは、これだけ世界に影響力を持つようになり、覇権拡大指向が強く伺える中国の動向を知る上で、重要なキーだと言えます。
天外天ガス田付近を航行するジャンフーⅠ級ミサイルフリゲート
海上自衛隊ホームページ: 中国海軍艦艇の動向についてより
軍を掌握しきれていないのではと「いまだ軍を十分に掌握していない胡氏」を書いていましたが、9/24の産経新聞で、まだ江沢民氏が実権を掌握しているのではとの記事がありました。
【産経 9/21 正論】軍事演習になぜ姿みせぬ胡主席
中国軍はなを江氏が実権掌握か 中国軍事研究者 平松 茂雄
ほとんど軍とは接触なし
<中略>
(8月下旬の中国軍とロシアの軍の共同)演習の性格、目的については、①日米同盟の強化に対抗 ②台湾の軍事統一を意図 ③ロシアによる中国への兵器売り込み ④中国はロシア兵器での軍事力の向上を意図-など、さまざまな見方があるが、そうした論議には重要な問題が欠落している。
それは、胡錦濤・中央軍事委員会主席と軍事演習のかかわりについて、何も報じられていないことだ。中央軍事委主席は中国軍を統率する地位だから、胡錦濤主席が演習を参観し、あるいは演習に参加した部隊を観閲して訓示してもおかしくない。というよりも、それが当然である。
<中略>
中央軍事委主席は、この種の軍事演習の参観をし、部隊を観閲、訓辞を垂れなければならないというものではないが、胡錦濤氏は江氏の後継者となってから一年以上を経ながら、ほとんど軍隊とは接触していない。少なくともそのような報道が少ない。主席就任以来、胡氏が視察した機関・部隊は、就任直後に参加した司令部建設会議のほかは、マカオ部隊、武装警察部隊、済南軍区部隊だけである。
幹部の同行は報じられず
<中略>
だが、胡氏の数少ない視察先のひとつに済南軍区があることには重要な意味がある。なぜなら、今回の中露共同演習は済南軍区で実施され、参加した部隊は同軍区の部隊だからだ。胡氏は今回の軍事演習をあらかじめ考慮して事前に視察したとも考えられる。同軍区は、首都の北京軍区支援が役割であり、各種の重要軍事施設が設置され、さまざまな訓練のテストも行われる特殊な性格をもつ。
だが、このときの報道で一つ非常に重要な疑問は、主席の大軍区視察とうのに、記事には軍区司令官の名前はあるが、総参謀長、総政治部主任など軍のトップが随行したとの報道がないことだ。軍の最高指導者の大軍区視察に、中央の軍指導者が誰も随行しなかったとは考えられない。随行しても報道されなかっただけなのだろうか。
こうした報道ぶりから、胡錦濤氏は軍隊を統率していないのではないか、軍との間に何か問題があるのではないか、との疑問が生じる。
引退後も続く院政を示唆
香港や台湾からの情報によると、去年七月に江沢民氏は済南軍区に赴き、「鉄軍」あるいは「葉挺独立連隊」と呼ばれる革命時代からの伝統ある部隊を視察しているが、この部隊は今度の中露共同演習に参加している。江氏は引退しても、言われるように「院政」を敷いていることを示唆しているといえないか。
共同演習最終日の八月二十五日付『解放軍報』は、第一面で胡錦濤主席が武漢空軍部隊を視察したと報じた。だがその内容は、部隊の歴史陳列館の見学と女性飛行士との会見であり、実働部隊の視察ではない。それも軍服でなく、開襟シャツ姿である。主席とは名ばかりなのかもしれない。ではだれが軍を統率しているのか。今回の中露共同軍事演習に十五年に及ぶ江沢民氏前主席の政治力の重みを感じるのはわたしだけだろうか。 (ひらまつ しげお)
中国軍はなを江氏が実権掌握か 中国軍事研究者 平松 茂雄
ほとんど軍とは接触なし
<中略>
(8月下旬の中国軍とロシアの軍の共同)演習の性格、目的については、①日米同盟の強化に対抗 ②台湾の軍事統一を意図 ③ロシアによる中国への兵器売り込み ④中国はロシア兵器での軍事力の向上を意図-など、さまざまな見方があるが、そうした論議には重要な問題が欠落している。
それは、胡錦濤・中央軍事委員会主席と軍事演習のかかわりについて、何も報じられていないことだ。中央軍事委主席は中国軍を統率する地位だから、胡錦濤主席が演習を参観し、あるいは演習に参加した部隊を観閲して訓示してもおかしくない。というよりも、それが当然である。
<中略>
中央軍事委主席は、この種の軍事演習の参観をし、部隊を観閲、訓辞を垂れなければならないというものではないが、胡錦濤氏は江氏の後継者となってから一年以上を経ながら、ほとんど軍隊とは接触していない。少なくともそのような報道が少ない。主席就任以来、胡氏が視察した機関・部隊は、就任直後に参加した司令部建設会議のほかは、マカオ部隊、武装警察部隊、済南軍区部隊だけである。
幹部の同行は報じられず
<中略>
だが、胡氏の数少ない視察先のひとつに済南軍区があることには重要な意味がある。なぜなら、今回の中露共同演習は済南軍区で実施され、参加した部隊は同軍区の部隊だからだ。胡氏は今回の軍事演習をあらかじめ考慮して事前に視察したとも考えられる。同軍区は、首都の北京軍区支援が役割であり、各種の重要軍事施設が設置され、さまざまな訓練のテストも行われる特殊な性格をもつ。
だが、このときの報道で一つ非常に重要な疑問は、主席の大軍区視察とうのに、記事には軍区司令官の名前はあるが、総参謀長、総政治部主任など軍のトップが随行したとの報道がないことだ。軍の最高指導者の大軍区視察に、中央の軍指導者が誰も随行しなかったとは考えられない。随行しても報道されなかっただけなのだろうか。
こうした報道ぶりから、胡錦濤氏は軍隊を統率していないのではないか、軍との間に何か問題があるのではないか、との疑問が生じる。
引退後も続く院政を示唆
香港や台湾からの情報によると、去年七月に江沢民氏は済南軍区に赴き、「鉄軍」あるいは「葉挺独立連隊」と呼ばれる革命時代からの伝統ある部隊を視察しているが、この部隊は今度の中露共同演習に参加している。江氏は引退しても、言われるように「院政」を敷いていることを示唆しているといえないか。
共同演習最終日の八月二十五日付『解放軍報』は、第一面で胡錦濤主席が武漢空軍部隊を視察したと報じた。だがその内容は、部隊の歴史陳列館の見学と女性飛行士との会見であり、実働部隊の視察ではない。それも軍服でなく、開襟シャツ姿である。主席とは名ばかりなのかもしれない。ではだれが軍を統率しているのか。今回の中露共同軍事演習に十五年に及ぶ江沢民氏前主席の政治力の重みを感じるのはわたしだけだろうか。 (ひらまつ しげお)
軍幹部の問題発言があったり、演習の拡大、軍備増強要求が強いとの内情。反日教育の推進者の江沢民。党がしかけた反日デモを、躍起に押さえた政府。このあたりも繋がりがあるのでしょうか...?
反日啓蒙や、軍備拡大がすすむのは、江沢民が「院政」を敷いているからだとして、江氏と胡氏の関係は一枚岩なのでしょうか...。興味の湧くところです。
中国総合ガイド;軍組織や軍事力<中国情報局> 陸軍の済南軍区は、約21万人で、北京軍区は、約41万人。
同じ産経新聞の記事によると、中国軍が、広州軍区に属する「大鑊島」に新たな軍事訓練施設を設置し、演習を始めていることを、台湾国防部が、衛星画像から分析し事実をつかんだと発表しています。
「大鑊島」は、香港と海南島の中間点で広東省陽江の沖合数キロで海陵島の東の小島。台湾支配下の、福建省沿岸の金門、馬祖両島と地理条件が似ているとのことで、滑走路に戦闘機F16の実物大模型二機を置き、西側約八キロの海陵島から小型ミサイルを撃ち込んだり、上陸したりする演習を繰り返しているのだそうです。
南京軍区に属する福建省の東山島では、1996年から台湾攻撃を想定した軍事演習を行ってきており、侵攻作戦能力を更に高めようとする表れと受け取れます。
中国人民解放軍は、人目もはばからず派遣拡大に向けた軍備増強を進める様になってきています。
米(最近危機論が盛り上がっている)、台、日だけでなく、世界の各国が覇権拡大指向に目を向け、警告を発しないと、気が付いたらとんでもない実績が積み上げられていたということになりそうです。経済力もつけた今日では、お金にものをいわせた資源買い占めも止まりません。=石油高騰の張本人。
経済進出を望む各国や、武器輸出を図る露はもとより、仏、独は、この問題には静かです。
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日本の国境
http://www.epochtimes.jp/jp/2005/09/html/d94916.html
> 人々が胡氏に中国の未来を期待したのは、ただ彼が汚職の影がつきまとう、法輪功迫害を発動したとんでもない男・江沢民ではないという、ただそれだけが理由であったようだ。
> 中国共産党の純粋培養の典型とも言われチベットの人民虐殺煽動が出世の糸口であったとされる胡主席にとって脱党は自殺以上の覚悟が無ければ出来ないといってよいだろう。
とのことではあるようですが...。