作品を語る者

映画、ゲーム、アニメ、小説について語る。

ゼロ・ダーク・サーティ

2013-02-28 21:09:16 | Weblog
     あらすじ

     2011年5月2日に実行された、国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン

     捕縛・暗殺作戦の裏側を、「ハート・ロッカー」のキャスリン・ビグロー監督が映画化。

     テロリストの追跡を専門とするCIAの女性分析官マヤを中心に、

     作戦に携わった人々の苦悩や使命感、執念を描き出していく。9・11テロ後、

     CIAは巨額の予算をつぎ込みビンラディンを追うが、何の手がかりも得られずにいた。

     そんな中、CIAのパキスタン支局に若く優秀な女性分析官のマヤが派遣される。

     マヤはやがて、ビンラディンに繋がると思われるアブ・アフメドという男の存在をつかむが……。

     感想

     私は歴史に疎く、テロの背景と世界情勢はまともに理解出来ておりませんが、それでもこの作品は

     全世界が必ず観るべき作品だと感じました。憎しみを憎しみで返す事はさらなる

     憎しみを生む事しか出来ない事を理解していても感情は収まりきる事はありません。

     執念でビンラディンを捉えた後のマヤがまさにそれを体現していました。

宿命

2013-02-27 14:37:44 | Weblog
あらすじ

    高校時代の初恋の女性と心ならずも別れなければならなかった男は、苦闘の青春を過ごした後、

    警察官となった。男の前に十年ぶりに現れたのは学生時代ライバルだった男で、

    奇しくも初恋の女の夫となっていた。刑事と容疑者、幼なじみの二人が宿命の対決を果すとき、

    余りにも皮肉で感動的な結末が用意される。

    感想

    初期の方の作品だけあって、読みやすい、犯人に至るまでのもう一つの壁、衝撃の真実など

    東野先生のおいしい所が詰まっている作品でした。ラスト数ページまで宿命は言い過ぎではと

    思いながら最後には納得させられてしまいました。これで密室で山荘だったら完璧だったかも(笑)

灼眼のシャナⅨ

2013-02-23 15:33:46 | Weblog
     あらすじ

     “ミステス”を破壊するのであります。突然現れたヴィルヘルミナは、

      冷酷に告げた。―破壊なんて…させない!シャナは凍りつき、そして拒絶する。

      強い絆で結ばれたはずの二人が、“ミステス”悠二を巡り対峙した。

      シャナが“一個のフレイムヘイズ”と“一人の少女”の間で葛藤するなか、

      ヴィルヘルミナは無情の悠二破壊を敢行する―!

     感想

     坂井家一同と吉田さんを巻き込み、大江戸ファンシーパークで繰り広げられる悠二の破壊。

     アニメ版では大きく改変されてしまったので見ることの出来なかったエピソードです。

     シャナと悠二のほのぼのとしたやり取りもある中、告げられる零時迷子の現在の状態と

     フィレス襲来の予兆!まさに次どうなるのー状態ですがこの後、短編と大戦が挟まれるので

     非常に気になる終わり方をしています。
     

灼眼のシャナⅧ

2013-02-16 16:12:27 | Weblog
      あらすじ

      “教授”とドミノが企てた“実験”は、シャナによって失敗に終わった。

      女子高生に戻ったシャナは、悠二と共に再び“日常”を暮らし始める。しかし、

      彼への抑えきれない『どうしようもない気持ち』を身の内に孕んだままの彼女は、

      揺れ動く感情に支配される自分自身に戸惑いを隠せなかった。そして、

      シャナと悠二の前に新たな敵が立ちふさがる。―立ちふさがるもの。

      それは「期末試験」という“日常”だった。緒方真竹が提案した

      『みんなで一緒にお勉強会』の行方は果たして…!       

      感想

      フレイムヘイズであるシャナに一歩踏み出せない悠二に相変わらずイライラしますが(笑)

      緒方さん、吉田さんを諭すマージョリーや暗躍するバルマスケそして

      ヴィルヘルミナの登場と

      今後に関わる伏線が張られました。巻末のイラストに制服姿のヘカテーが出ていて

      アニメへの伏線もこんな所に(笑)

      

レッド・ライト

2013-02-15 18:33:57 | Weblog
      あらすじ

      科学者のマーガレット・マシスン(シガーニー・ウィーバー)と

      トム・バックリー(キリアン・マーフィ)は、超常現象を科学の力で解き明かすため、

      研究を重ねる日々を送っていた。そんなある日、30年前に引退した

      伝説の超能力者サイモン・シルバー(ロバート・デ・ニーロ)が復帰するという

      ニュースが世間を騒がせる。

      実は以前、マーガレットはシルバーに挑んだが、

      心の弱みを突かれて完敗を喫し癒えることのない傷を負っていた。それを知ったトムは、

      全てを解き明かすため、単独でシルバーのショーに乗り込むことを決意する。

      果たして、サイモン・シルバー復活の裏に隠された、真っ赤な嘘と真実とは……。

      感想

      リミットで個人的に注目しているロドリゴ監督の最新作「レッド・ライト」オチは読めましたが

      それを差し引いても演出、ストーリー、ロバート・デニーロの大物感、そしてラストでロバートすら

      退きそうなキリアンの演技、日本でもDaiGoさんが話題になったりと不思議な現象は人を惹きつけて

      止みません。改めて人の見ている現実なんて小さい物だなと感じました。思い込みや先入観が強い

      人ほど面白い作品だと思います。
      

            

388

2013-02-14 17:14:42 | Weblog
あらすじ

     ジェームズ(ニック・スタール)と美しい妻エイミー(ミア・カーシュナー)の若い夫婦は、

     トロントの高級住宅街アレッタ通り338番地の一軒家で、幸せに暮らしていた。

     ある朝、ジェームズは仕事に向かうため車に…

     感想

     パラノーマル・アクティビティのパクリじゃんという部分はありますが、犯人視点で主人公が

     追いつめられるという手法は斬新で決してただのB級ホラーで終わらせないぞという

     意気込みは伝わって来ました。ただ主人公の人柄が明らかになるにつれ

     一緒に感情移入していくのが難しいのでもうちょぃ善人に描いても良かったような。

     エンドロールの歌はトラウマになりそうですが犯人はかつて飼い猫を

     不条理に殺された為に同じ苦しみを幸せそうな人物に

     味あわせようとしたのかなと勝手に推察してました。

     一見の価値はある作品です。
     

灼眼のシャナⅦ

2013-02-09 19:32:41 | Weblog
     あらすじ

     坂井悠二はすでに死んでいた―。傷だらけの少年・カムシンから借りた片眼鏡によって、

     吉田一美の夢描いた未来は消え、信じていた世界は壊された。吉田は絶望して、

     悠二から逃げ出した。不気味な花火が打ち上がるミサゴ祭りの喧噪の中、

     彼女はあてもなく走り続ける…。不気味な花火―。それは、“紅世の王”たる

    “教授”とその“燐子”ドミノが企てた“実験”の片鱗だった。“実験”により発生した、

     人を惑わす妖しい波動が御崎市を襲う。その時。シャナは、悠二は、吉田一美は

     感想

     闘争の渦と化す御崎市。悠二とシャナが世界各地で戦う展開も見てみたかったです。教授の実験が

     歪みの最大化という事が判明し吉田さんも含めた協力作戦により突破する。

     シャナに対する悠二の想いが

     固まらないのが読んでいてヤキモキしますね。次巻は日常編です。
     

灼眼のシャナⅥ

2013-02-01 19:45:43 | Weblog
       あらすじ

       人との交わりを知らずに生きてきたシャナ。彼女は、一人の少年と出会い、

       今までにはない不思議な感情に芽生えた。人との交わりに自信が持てない吉田一美。

       彼女は、一人の少年と出会い、心にちいさな安らぎを覚えた。二人の想いが交錯する中、

       少年・坂井悠二は、何を思うのか―?「調律師」と呼ばれるフレイムヘイズが

       三人の前に現れるとき、すべてが動き出す。

       感想

       吉田さんのターニングポイントになるカムシンの登場巻です。悠二にややイラつく巻ですが(笑)

       教授が初登場するなど零時迷子に対してバルマスケがどんどん伏線を張る部分なので

       次巻もしっかり読み返したいです。       

ストロベリーナイト

2013-02-01 19:33:19 | Weblog
      あらすじ

      警視庁捜査一課の刑事・姫川玲子率いる姫川班の管轄で連続殺人事件が発生し、

      警察は合同特別捜査本部を設置する。やがて姫川のもとに「犯人は柳井健斗」という垂れ込み

      情報が入るものの、上層部から「柳井健斗には触れるな」という不可解な指示が下る。

      納得できない姫川は単独で捜査を進め、その過程で牧田という男と出会うが……。

      感想

      原作は未読で映像作品のみを観続けてきました。当初は単なる派手な死体で惹きつけようとする

      陳腐なドラマだろうぐらいの認識だったんですが玲子や葉山の闇、菊田との関係、

      手柄優先の捜査などこれまでの刑事ドラマとは一味違った要素がありどんどん惹きこまれました。

      インビジブルレインはドラマ版からの姫川班の集大成ともいえる捜査を期待していたんですが

      焦点が玲子と牧田に当てられていてやや肩透かしでしたが、官僚の隠蔽、姫川班解散など

      見所盛り沢山なだけに今後も続編があって欲しいです。