あらすじ
「―ゆかりちゃん、ずるいよ」吉田一美は、ついに対峙する。最強の恋敵と。
「…なにが」シャナは、初めて気づく。この感情の正体に。一方、彼女らを意図せず惑わす
張本人・坂井悠二は、
突然空を覆う不気味な影の存在に気づいた。それはまさに、“紅世の徒”が放つ、
『揺りかごの園』の妖しい封絶の片鱗だった。シャナ、吉田一美、坂井悠二、そして“紅世の徒”。
それぞれの想いを秘め、闘いの幕が開く。
感想
懐かしの愛染他兄弟戦。一巻で終わらないことを思い出しながら読みました。悠二の想いも
シャナの想いもほぼ固まりながら自身の経験と状況でなかなか前へ踏み出せない
二人に吉田さんが参戦。失意のマージョリーと
シュドナイが初登場する今となってはなかなか豪華な巻だなと感じました。マージョリーの放つ
納得の自在法など
細部まで読めるのは原作ならではと改めて感じました。