北京の青空もf16

2006年 帰国。いつの日かまた中国へ

中国カメラ(その1)長城SZ-2

2006-06-24 02:52:36 | 留学生活
先週、家庭教師をしてくれている友人が「使い方が分からないから」といって、中国の古いカメラをプレゼントしてくれた。叔父さんから譲られたものらしい。「電池が見つからない」と友人は不思議がっていたが、露出計はついていないので、電池は必要ないようだ。よくみると、フィルムの巻き上げレバーもついていない。空シャッターもきれない。壊れているのかな?と思いながらしばらくいじってみたが、よく分からない。写真関係の友だちにも見せたが、やはりよく分からないという。仕方がないので、中古カメラ店で見てもらうことにした。
「壊れてないよ。これはゼンマイ式だから、フィルムを入れたら、ボディの下のノブをとにかく沢山まわすこと。最初にフィルムが全部巻き上げて、撮る度にフィルムがパトローネに入っていく仕組みになっているのよ。」20代中ほどの女性店員が、私はプロよ、という感じで説明してくれた。早速フィルムをいれて、ノブを回すと確かにシャッターを切った瞬間に、フィルムが巻き上がる。おぉ、すごい。ゼンマイ式のカメラを使うのは初めてだ。ゼンマイの音が小気味よい。街を歩きながらリズムよく撮影できる。2眼レフやデジカメとは、違った楽しさがある。でもあの店員、自信満々だったけど、「パトローネに入っていく仕組み」というのは間違い。ゼンマイはフィルムを巻き上げるけど、巻き戻してはくれない。
肝心の写りはというと、これが意外とよい。逆光には弱いし、時々フレアが盛大に出るが、色乗りとシャープさは悪くない。露出を少し暗めにすれば、かなりいい感じで写りそうだ。実は先日買った中国製2眼レフがいまいちだったので、まったく期待していなかっただけに、かなり嬉しい。暑い暑い北京の夏を撮る楽しみがひとつ増えた。(写真:角張ったデザインと重量感が好ましい。中国製のゼンマイ式カメラは、長城SZシリーズだけ。シリーズと言っても1と2しかない。70年代後半から80年代にかけて北京のメーカーが生産。)

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
面白そう (野澤)
2006-06-24 09:58:31
面白そうなカメラですね。

僕は最近一台買っちゃいました・・・(汗)
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Unknown (ゆぴてる)
2006-06-24 11:48:21
>野澤さん

>>僕は最近一台買っちゃいました・・・(汗)

もしかしてライカ?
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Unknown (游星)
2006-06-24 15:59:58
をを!中華式「ロボット」!



素直にカッコいいデザインですね.
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Unknown (ゆぴてる)
2006-06-24 22:40:55
>游星さん

>>をを!中華式「ロボット」!

スクエアーフォーマットじゃないです(笑)。

立派なレンジファインダー機です。

今日はかっこいい金属製のフードを手に入れました。

なんと日本のペトリのフードです。あまりにもぴったりで、中古カメラ屋のおじさんと「日中合作」と大受けしてしまいました。







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まさか・・・ (野澤)
2006-06-26 12:53:30
ライカはそれほど魅力を感じないしね。

ハッセルのほうが良いね。



買ったのはCONTAX G1ですよ。安かったんですよ。
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Unknown (ゆぴてる)
2006-06-27 02:13:45
>野澤さん

師匠の日記に出て来たG1は野澤さんのか(笑)。

ぼくも増えてますよカメラ。安いのばっかり。

G1とは1桁違う安さです。

2B新年会の景品用のカメラもだいたい揃いました。

試し撮りが楽しみです。
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