北京の青空もf16

2006年 帰国。いつの日かまた中国へ

とりあえず安心。しかし

2008-05-29 23:07:16 | その他
中国は地震大国である。過去に大きな被害を何度となくうけてきた。しかし地震の発生と被害は辺境部に集中している。このことは留学中に使っていた教科書に載っていた。教科書の本文を読んだとき意外に思った。中国は地震が少ないと思い込んでいたのだ。その時は、まさかこんなに大きな被害を引き起こす地震が起きるなどとは思いもしなかった。
四川大地震が起きた翌日、中国の友人たちに安否確認のメールを送った。皆それぞれ四川からは離れた場所に住んでいるので被害は受けていないだろうとは思っていた。それでもなかなか返事がこない。メールが届いていないのかなと思っていたら、数日前に返信がきた。皆無事なようだ。安心した。友人からのメールによると、数日前まで中国全土は喪に服し、遊園地は全て休業、ホームページは白黒、インターネットゲームもすべて停止になっていたらしい。
数ヶ月前、仕事で防災関連の施設を見学したり、文献を読む機会があった。そこで学んだのは、被災者が生活再建できるまでの苦労の大きさだった。四川大地震では、死者行方不明者は8万人以上、負傷者27万人以上、家を失った人は547万人だという。ダムの決壊や土砂崩れによる湖の発生など大規模な2次被害の恐れもでている。ありきたりの言葉しかでてこないが、被災地の一日も早い復興を祈らずにはいられない。

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