北京の青空もf16

2006年 帰国。いつの日かまた中国へ

漢語水平考試

2006-04-23 20:36:21 | 留学生活
今日、漢語水平考試に参加。日本でも受験できるが、こちらの方が費用が安い。同じ教室では、会社員とおぼしき数人が受験していた。おじさんが一言った中国語ですぐに日本人とわかる。他人から見たら、こちらも同じようなものだ。よく考えたら、少ない音と狭い音域でコミュニケーションできるということは、それだけ効率が良いということだ。逆に言えば、音の高低をつけて、たくさんの音をだしてあげないと中国人に不親切なのだ。母国語の音の少なさや音域の幅の狭さを嘆かずに、おおらかな気持ちで勉強を続けよう。
試験の手応えはどうかというと、案の定ヒアリングが難しい。目標の級に達する可能性は小さそうだ。これがダメでも、6月にもう一度チャンスがある。(写真:学校近くの古いアパート。解体が始まった。)

黄砂

2006-04-18 15:31:00 | 留学生活
昨日のこと。朝、窓から外を眺めると、空が曇っている。今日は曇りか。そう思って外へ出ると、一面に黄色い砂が積もっている。地面も車も自転車も黄色い。ようやく気づいた。これが、黄砂か。黄砂のことは聞いたことがあったが、見たのは初めて。曇りだと思ったのは間違いで、細かい砂が舞っているのだ。吸い込むのは体に悪そうだ。外を歩いていると時々咳き込んでしまう。今朝のラジオでも、小さな子供はなるべく外で遊ばせないようにと呼びかけている。今年は黄砂の当たり年らしい、昨年に砂漠地方に雨が少なく植物が育たなかったのが原因のひとつとか。中国の砂漠化は本当に深刻なのだ。(写真:アパートの隣の駐車場。)

壁はいつ崩れるか

2006-04-12 01:16:05 | 留学生活
発音はまだまだ細かい修正は必要だが、難しかった音もだいぶできるにようになってきた。今苦労しているのは声調。音の大幅な上り下がりは中国語の大きな特徴だ。日本語は音の上り下がりがただでさえ少ないのに、自分本来のしゃべり方は普通よりもさらにたいら。自分の声域を目一杯使わないと、ひらた~い感じになって、いかにも日本人が話してます、という中国語になってしまう。
通じるか通じないかと言えば、それでも通じるのだが、「日本人?」とすぐに聞かれるのが癪にさわるのだ。中国の人から見て、外国人だとわかるのは仕方ないとして、せめてどこの国か分からないようにするのが当面の目標だ。この壁が意外と厚い。すごく気をつけていれば、そのように発音できるのだが、あせっていたり、相手のスピードに追いつこうとすると、すぐにひらた~くなってしまう。ここが留学成果の大きな分岐点という気もしている。
壁はいつ崩れるのか。そろそろ崩れてもいいと思うのだか。(写真:ここ一週間ほど寒さが戻って来たが、少しずつ緑が増えてゆく。)

中古カメラ市

2006-04-10 01:11:23 | 留学生活
先週の日曜日、中古カメラ市へでかけた。東京の中古カメラ市とは比べれば、品数も種類も見劣りするが、お客の雰囲気は国境を越えて共通するものを感じる。人気があるのは、銀塩1眼レフの中古。ライカやローライも少し見かけたが、意外と高い。掘り出し物があればと思って出かけたが、残念ながらこれといったものはなかった。
中古カメラの相場は、全体的に日本より少し安い。意外に高いのはコニカのヘキサー、4000元(約6万円)もする。これはレンズがいいから、人気があるんだとか。リコーGR1とヘキサーの交換を持ちかけたが、やんわりと断られてしまった。リコーのGR1は人気がなく2000元(3万円)くらいだとか。ライカはM3とM2をよく見かける。ライカレンズの品数は少なく日本よりも高いくらいだ。香港はライカの品数が多く、最近は大陸からライカを買いに行く客が多いらしい。ぼくはライカには縁がないのか、妄想が広がって購入したい気持ちが高まっても、手にしたとたんに熱が冷めてしまう。不思議なものだ。
その点、ローライフレックスには縁がある。気にいったのを見つけてしまった。外見は結構擦れているが、シャッタ-や巻き上げの感じもスムーズ、ファインダーグラスも結構きれい。本当に必要なのか何度も妻に確認され、なんとか購入を思いとどまっている。4月末の中国語検定試験の結果を見てから再度相談ということにした。子供のころでさえ、「テストの成績が良かったらこれ買って」なんて言った記憶はないのだが。(写真:カメラ市の会場は屋外。雰囲気はまるでガレージセール。)