北京の青空もf16

2006年 帰国。いつの日かまた中国へ

写真展のはしご

2007-04-13 00:49:47 | 写真
今日は久しぶりに代休をとった。午前中はコニカミノルタプラザで開催されている海野未来雄さんの個展「MARGINAL LAND」を見に行った。まだ寒さが残る5月を中心、モンゴルを撮影したのものだ。一見、大地と空が淡々と写されているように思えるが、そこにはモンゴルと20年に渡って関わって来た作者ならではの思いが込められている。海野さんは写真集「MARGINAL LAND」も出版している。写真集と展示されている写真はプリントと展示の構成がすこしずつ違うのが面白い。写真集のレベルも高い。
午後は2級建築士の受験申込をした後、銀座のキャノンギャラリーで開催されている内藤さゆり個展へ。内藤さんの写真はインクジェットプリンターで出力したもので、やさしい色が印象的だ。展示室の中央にたって、左からぐるりと見渡すと、写真のイメージが一望でき、色とイメージの変化を意識した展示構成を感じることができる。8枚入セットのハガキを購入。
その後、ハウスオブシセイドウの「口紅のとき」、シャネルの「エリオット・アーウィット展」をはしごした。エリオット・アーウィット展では豪華なカタログを無料で配布しているが、カタログを平積みした場所にはどこにも「無料」とは書かれていない。カタログをめくっていたフランス人らしき若者が、係員に「カタログはドコで買えますか?」と尋ねていた。「無料ですよ。赤、黒、白からお好きなのをひとつお選びください」という返事を聞き、「タダですか!ボクは黒をもらいます」と嬉しそうに目を輝かせていた。どうしてこれが無料なのだろうと思うほど立派なカタログだ。展示は質、量ともに圧巻。写真の楽しさを感じさせてくれた。
最後に欲張って「なかなかリバーシブル」に顔を出した。月光荘画室「こんぱる」は。古い建物でしかも銭湯の上にあるのだが、こぢんまりとしているわりに意外に天井が高く、居心地がよい。家で毎日のように見ていたイラスト作品もひと味違って見える。来てくれた人たちにも好評のようだ。作品は制作することと同じくらい、人に見せることが重要なのだ。出展している本人たちは、何かと反省点を見つけながらも楽しそうだ。搬入前日、深夜まで準備を手伝った甲斐があった。

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