北京の青空もf16

2006年 帰国。いつの日かまた中国へ

恐るべしカタカナ英語

2008-02-11 11:19:29 | その他
いま我が家で流行っているのは「カタカナ英語」。「カタカナ英語」と聞くと、いいかげんで怪しい感じがする。
脳科学者の池谷裕二さんの著書「怖いくらい通じるカタカナ英語の法則」を買って帰ると、「そんなの買って来たの?」という妻のたこの反応は明らかに軽蔑のニュアンスを含んでいた。ところがである。本に書かれているカタカナを読むと、不思議に英語っぽく聞こえるとのだ。カタカナを読むで聞かせると、一発で意味が分るというのだ。

池谷さんのいう「カタカナ英語」は耳で聞こえたようにカナをふることで、ネイティブも通じる英語の発音をものにしようというものだ。例えば、What should I do? 今までのなら、「ワット シュッド アイ ドゥ?」であったのに対して「ワッシュライドゥ?」とカナをふるのである。どちらが通じるかというと断然後者である。
アメリカ英語はリエゾンや子音と母音の組み合わせにより音が変化するので、目でみた文章と実際の音が全然違ってしまうことが多々ある。この本では、その点が法則としてまとめられているので、応用がききそうだ。また、「カタカナ英語」に慣れてくれば、細かい音の矯正も容易になるかもしれない。脳科学者らしい言語と脳に関する解説もとても面白い。頭の構造がそうなっているのなら、カタカナ英語でいいやと、良い意味で開き直れる。

ただ、この「カタカナ英語」、問題がないわけではない。まず、本を見ただけではアクセントの位置がわからない。これを間違えると、通じる英語にはならないのだ。もうひとつは微妙な音は日本での表記が難しいこと。付録にCDがついているが、これだけで勉強するのは難しいかもしれない。英語の発音ができる人にチェックしてもらうのが効果的だろう。

たこはアメリカ留学経験もあり、発音の勉強が好きだったというだけあって、日本人としてはかなり英語の発音はよい。以前何度か指導を受けたが、すぐに挫折してしまい、手がかりがつかめないままだったが、これはよいきっかけになりそうだ。
「私はカタカナ英語に負けたんだ」という言葉は、たこのショックの大きさを表している。


杉山次郎太 写真展

2008-02-11 10:32:07 | 写真
2Bの先輩であり、旅展の仲間でもあるjirotaさんの写真展「王のいた村」が新宿のコニカミノルタプラザで開催されている。
作品はポーランドの小さな村で撮影されたモノクロ写真だ。旅展の時は人物を中心した作品だったが、今回はいろいろな要素が盛り込まれている。そのためか、作品を見て行くと、村の中を一緒に歩いているような気分になれるのが楽しい。
ぼくが好きな作品は、男性がカフェにすわっている写真と、女性が二人が店の前に立っている写真。この2点は並んでいるので、ぐっと目を奪われる。花をもった女性の写真もjirotaさんらしい1枚だ。
作者本人に聞いたところでは、プリントは1週間に2枚づつ仕上げ、完成までに18週間かかったそうだ。その情熱と苦労はプリントの美しさに表れている。
今週火曜日からは渋谷のルデコで、恒例の2Bグループ展が開催される。同時開催される「花展」も楽しみである。