北京の青空もf16

2006年 帰国。いつの日かまた中国へ

大晦日

2005-12-31 23:54:33 | 留学生活
今週は月曜日から過労のためダウン。4日間眠り続けて、ようやく回復した。今日は大晦日だが、中国は旧暦で新年を迎えるため、ほとんど関係ない。一般の会社は今日も仕事。テレビ番組も一部の番組以外はほとんど通常と変わらない。スーパーや街角の飾りもクリスマスのまま。あちこちのクラブでは、在北京の外国人や若者を中心にしたニューイヤーパーティーがあるらしい。
今日はイトーヨカードへ年越し蕎麦とお餅を探しに行った。見つけたのはアンコ。日本蕎麦と切り餅はなかったので、中国製の蕎麦と鍋用の小さな餅で代用とする。中国の干蕎麦は意外とおいしいことを発見。お汁粉は元旦のお楽しみ。
今年は、除夜の鐘も紅白歌合戦もない静かな年の瀬だ。学校は1週間休み。この期間を利用してすこし北京を歩いてみようと思う。
旧暦では1月28日が年越しにあたるため、この前後2週間は長期休暇になり、地方から都会に来ている人はみな帰省する。1月末の北京は、人は少ないがたいそう賑やかだそうだ。今から楽しみだ。(写真:街角のツリー。「あれは西方の節日だからね」というのは友人の反応。中国ではクリスマスは多くの人にとってなじみがないが、年を越してもクリスマスの飾り付けが続くのは、ある意味日本よりも西洋的か。)

今日は休憩

2005-12-16 10:11:54 | 留学生活
疲れがたまっているのか、頭の回転が大変遅い。月曜日に教科書の本文を3つ暗記したのがたたったのか、寒さ対策で厚着し過ぎでくたびれたのか。あまりにも冴えないので、老師と相談して今日は一日休みにした。この3連休はのんびり過ごそうと思う。今日は按摩に行く予定。(写真:先月訪れた789芸術区のギャラリー)

歯医者

2005-12-13 18:34:55 | 留学生活
「あっ、とれちゃった。」2日前、夕飯を食べていると、妻のたこが小さな金属のかけらを指差した。ご飯のおこげをかじっているうちに、歯の被せ物が取れてしまったようだ。「どうしよう。」「歯医者に行くしかないよなぁ。」「どこに行けばいいんだろう。」たこは心配顔になっている。ネットで北京の歯医者を調べると、日本語が通じる(とされている)病院もいくつかある。たこが治療費を気にするので、海外旅行保険を確認すると、歯の疾病は保証の対象外の項目。出発前にここまでは確認していなかった。
あれこれ迷ったが、中国語の老師に教えられた学校近くに歯医者に行っみた。衛生的でないところは感染がこわい、と聞いていたので、「汚かったらやめよう」と思いながら、ビジネスビルに向かった。思いのほか、というか、日本でもこれだけきれいなら問題なし、という感じの受付だったので、ちょっと安心した。「どうしましたか?」「金属が取れてしまったので、つけてほしい。」というと、「ちょっとおまちください。」と先生に相談にいく。しばらくしてもどってくると、「ここでは、これと同じ金属を被せる治療はしていないので、これを被せることはできませんが、代わりのものを詰めることはできます。」とおそらくこういう意味のことを言われたようだ。もう一度確認すると、やはりできないという。しっかりした感じの女性の先生もでてきて、歯の状態を見ながら、治療の方法を説明してくれたが、ほとんど聞き取れない。日本語の通じる他の病院に行くことも考え、たこが「いいや、ここでやってもらおう。」と治療室へ向かった。治療室は個室になっていて、日本と同じような治療器具の他に、パソコンもある。先生と看護婦さんのふたりで進める様子は日本とよく似ている。樹脂のようなものを何回かに分けて歯につめて、30分ほどで終了。
治療代は150元(約2200円)。この他にも、1500元という選択肢もあったがやめにした。帰国してから金属に詰め替えることは簡単か?と聞くと、「どうして金属がいいの?いまはいろいろな素材があるのよ。」と先生。当然ながら、10年前の日本の治療技術より、現代中国の治療技術のほうが進んでいるようだ。ビル1階で、日本のとんこつラーメンを食べて帰宅。(写真:朝焼け。日の出が遅い。最低気温は-8℃)

寒いはずだ

2005-12-04 17:51:47 | 留学生活
髪の寝癖を水で軽く濡らしたまま、昼頃でかけたら、日陰で歩いているうちに、2分くらいで凍ってしまった。話をしていると、寒さで歯が痛くなるたこのコートとぼくのズボンの内側に穿く薄いトレーナーみたいな下着(要するに股引)を買って来た。
信州の寒さに慣れているので、まだまだ平気だと思っていたが、12月にこの寒さというのには驚いた。北京の気温を調べたら、最高気温-2℃、最低気温-8℃。どうりで寒いわけだ。(写真:水路には薄い氷がはっている。)

GR DIGITAL 中国でも発売・その後

2005-12-04 10:39:06 | 留学生活
ようやく北京市内でも店頭にリコーのGR DIGITALが置かれるようになった。ネット上でのいくつかの紹介記事では、「GRの伝統を受け継ぐデジタル機」以外に「経典再来 理光GR DIGITAL延継神話」などの派手な表現が目立つ。11月に買ったカメラ雑誌には、「理光GR DIGITAL実践手冊」という付録がついていた。中国のリコーはGR DIGITALの発売にあわせて、GRシリーズの点検無料サービスを開始した。不具合があった場合の修理費と部品費用は有料である。GR DIGITAL専用のブログリンク集も立ち上がったが、ほとんどリンクがなく寂しい状態だ。
こちらではリコーのカメラはマイナーな存在なので、中国のyahooで検索しても、ヒット数は少ない。使用感を紹介しているブログはひとつふたつしか見当たらない。それでも、マニアはいるもので写真愛好家の掲示板では、CCDの大きさ、光学式ファインダーがないこと、単焦点であること、値段が高すぎることが主な話題になっている。
「これでは、GR DIGITALを買った人にはおめにかからないだろう」と思っていたところ、ある学生(といっても彼はもともと大学で写真を教えていて、いまは半年間の研修中)に、リコーが最近出したデジカメを知っているかと聞かれた。「理光GR DIGITAL実践手冊」を出して、これのこと?と聞くと、うれしそうに「これだ、これだ」と笑いながら、「触ってみたげど、GRDはいいよ。GR1にそっくりだ。」と言う。ぼくが、GR1を持っていることや、日本ではGR1はすごく評判がよく、GRDもよく売れていることを話すと、「そうかそうか」とうれしそうだ。買うの?と聞くと、「買う」と一言。値段の交渉もして来たらしい。ネットで価格を調べると本体で5400元だが、店頭で交渉すれば、4000元ちょっとで買えそうだという。
こちらでは、値札が出ていない店では値段交渉はあたりまえ。相場を知らないとみれば、たちまち高い値段をふっかけられる。なにしろ会話の教科書にも、中国式の買い物の仕方が出てくるくらいだ。ある中国人の友人からは、「180元と言われたマフラーを40元まで値切って買った。」と聞いたことがある。残念ながら、一言口を開いただけで外国人と分かってしまう発音と、たどたどしい会話力では、とても値切れそうにない。カメラを買うときは、友人について行ってもらうしかなさそうだ。(写真:月例コンテストの様子。年齢層が高い。)

初雪

2005-12-03 23:14:46 | 留学生活
昨日、老師から「夜は雪になるから」と聞いていたが、雪が降る様子はなかった。朝、窓の外を見ると、うっすらと雪が積もっている。深夜に雪が降ったらしい。雪は陽が当たる場所では、すぐに溶けてしまったが、日陰では昼頃にもすこし残っていた。毎日軒先にやってくる鳩は、別の鳥かと見間違えるほど羽をふくらませている。今もぴゅーぴゅーと風の音が聞こえる。寒い寒い一日だった。例年になく暖かい北京にも、ようやく冬が来たようだ。(写真:朝8時、窓からの風景)