北京の青空もf16

2006年 帰国。いつの日かまた中国へ

ルデコ

2007-09-26 23:25:12 | 写真
今日は代休を取ることができたので、午後は渋谷のルデコへでかけた。現在ルデコでは、2F、3Fではワークショップ2B 17期、18期のグループ展、5Fでは2B有志3名による猫展、6Fでは漂流者個展と、ほぼ全フロアーで写真展が行われている。
グループ展はぎりぎりまで時間をかけて作品を仕上げていた人もいたようだ。数ヶ月前に見た作品がとても素敵なシリーズとして完成しているのを見て、感心してしまった。猫展は3人の視点の違いが明らかで見ていて楽しい。猫好きにはたまらないだろう。漂流者個展はブログに掲載された写真を中心に構成されている。展示自体はブログとは無関係に展示されているが、写真を見るとブログの記事を思いだしてしまう。ブログを読んだことのない人の目には、どのように映るのだろうか。
最近、自分の写真について、いまひとつ方向性が見いだせないでいる。ルデコで過ごた2時間は、とてもよい刺激になった。

来年に持ち越し

2007-09-16 22:19:16 | その他
本来なら、今日はが2級建築士の製図の試験日だった。学科はなんとか通過したものの、製図は準備が間に合わず、受験は断念することにした。。学科試験は合格すると、その3年間有効なので、来年は学科なしで製図試験を受けることができる。基礎的な勉強をしないと、試験対策をしても自分のしていることがよく理解できない。ということで、時間をかけて準備することにした。
今日は江古田界隈を散歩して、「escape」という名のカフェでのんびり過ごした。最近のお気に入りはジンジャエールだ。

写真展をハシゴ

2007-09-16 14:39:54 | 写真
昨日、ワークショップ仲間の写真展にでかけた。ギャラリーは四谷三丁目の駅から少し歩いた住宅街の洒落た喫茶店の2階。こぢんまりしているが、静かで雰囲気も良い。3人展のタイトルは「矩景」。意味をたずねると、「矩形=長方形」をもじったものだという。長方形の景色あるいはフィルムに写された景色というところだろうか。3人のうち2人は「旅展」の仲間でもあるが、今回はまったく違ったテーマでシリーズをまとめている。プリントも上手で、3人ともそれぞれの個性がよく出ている。昨日が最終日。見ることができてよかった。
その後、某グループ展を見に行った。モノクロ写真ということで期待していたのだが、自分の好みとは合わなかった。
ハシゴの最後は、ギャラリー・バウハウスの田村彰英写真展「BASE」だ。70年代に撮影されたカラー作品、モノクロ作品が展示されている。カラー作品のほうが時間の流れが感じられるのは、退色のためだろう。雰囲気がいい感じだ。モノクロのジェット噴射でゆらぐ空気は、想像力と不安感をかき立てる。この戦闘機はどこに向かう先は戦地であり、30年後の今でも変わりなく発着しているのだと。
写真を見る楽しみのひとつは、想像することだ。果たして、自分の写真は、見た人の想像力を刺激することができているのだろうか。

これはツァイスではない

2007-09-10 22:57:59 | 写真
土曜日、銀座でカメラ店を散策した。欲しいものはないのだが、ショーケースの中をのぞきながら、ぶらぶらするのは楽しい。クラシックカメラの一角で、コンタックスに気づいた。コンタックスといえばツァイスの銘機である。といっても手を出す気にはならない。携帯のキーホルダーで十分だ。そう思って、携帯を取り出し、キーホルダーと実物と見比べてみた。
あれ?なんか違うぞ。よく似ているが、微妙に違う。よくよく見ると、軍艦部のダイヤルが多いのだ。これ、コンタックスじゃないのかな?そう思って当たりを見回すと、キーホルダーそっくりのカメラを発見した。ニコンのS2である。なんだニコンかよ。この1年ずっとコンタックスだと思っていたのに。なんだか、たかがキーホルダーにがっかりした自分にがっかりしてしまった。

セミの盆踊り

2007-09-10 00:15:55 | その他
デジカメに残っていた写真をPCで整理していると、1枚の写真が目に留まった。仕事で出かけたある施設で写したものだ。この「セミの盆踊り」その施設で行われた「虫とのふれあい」コンテストの最優秀作品である。初めてを見た時は、バルタン星人の盆踊りかと思った。面白さと気持ち悪さが高いレベルで両立している。「ふれあい」なんて言葉を使っても、人間にとって自然は素材の源だということを思い起こさせてくれ、しかも抜け殻を使うという大変リサイクル性に優れた作品である。

ひさしぶりの写真美術館

2007-09-09 11:43:48 | 写真
このところ仕事が忙しく、休日出勤しがちだった。ようやく一区切りがつき、久しぶりに土日が休みだ。迷うことなく写真展に行くことにした。まずは、恵比寿の写真美術館のキュレーターズコレクションと鈴木理策写真展。キュレーターズコレクションは、美術館の収蔵作品から、複数の美術館の学芸員が自分の視点で作品をセレクトし、古今東西の名作が展示されている。写真作品のクオリティもさることながら、学芸員のキャプションがおもしろい。いろいろな写真の見方、楽しみ方が示されている。エレベーターで2Fの鈴木理策写真展に向かう途中、女性二人の会話が耳に入った「理策さんの写真はすごいよかったけど、最後に見ればよかった。順番を間違えたね」ぼくは、心の中で「やっぱりそうなのか」と思ってしまった。というのは渡辺さとる師匠の日記で、「鈴木理策は最後に見るべき」と書かれていたので、その言葉に素直に従ったのだ。
鈴木理策写真展は、ものすごく良かった。展示の体験性が巧みに考えられていて、作品と空間の構成が抜群だった。桜の写真を見た時にはおもわずぐっときた。もう一度見に行こうかと思っている。鈴木理策の策にまんまとははめられた気分だ(笑)
写真美術館の後は銀座ニコンサロンの「鬼海弘雄写真展」。鬼海さんの写真集「東京夢譚」の作品を中心に「東京迷宮」の作品も展示されていた。写真集で見慣れた作品もオリジナルプリントはやっぱりいいなと思った。会場にはご本人がいらっしゃったので、写真集「ぺるそな」を購入し、サインも入れてもらった。作品について少しお話をうかがうこともできた。日本カメラに掲載されていた東京の街のカラー作品についてうかがうと「あれはダメだめ。おもしろくない」とのことで、けれど来月のアサヒカメラにカラーのキューバの写真が掲載されるそうだ。「立ち読みしてください」とのこと。楽しみである。
会場を出てから、出版が予定されている写真の撮り方の本の進捗状況を聞くのを忘れたことに気がついた。これは気長に待つことにしよう。