北京の青空もf16

2006年 帰国。いつの日かまた中国へ

正しく続けること

2007-05-08 07:58:29 | 中国語
連休を利用して、以前北京で買った中国語のカセットテープ12本分をパソコンに取り込んだ。これでipodでいつでも聞くことができる。音質も悪くない。電車の中で中国語を聞いていて嬉しい発見がった。以前より明らかにヒアリングがあがっているのがわかる。ここ数ヶ月、podcastの中国語教材を続けていたが、思っていたよりも学習効果があるようだ。時間は短くでも続けることの大切さを再認識した。そろそろネイティブスピーカー話す機会を増やしたい。

鼻濁音

2007-04-01 00:28:57 | 中国語
標準的な日本語には、鼻濁音がある。が行音が文節の頭以外に来たときに、鼻に音が抜け、鼻濁音化するのだ。マンガ、シギン、カンゲン、イチゴ、などなど。一応これが美しい日本語言われている。だが実際には消滅していく傾向にあるという。また、四国や中国地方より西ではもともと鼻濁音はほとんどないそうだ。
最近知ったのだが、ぼくの出身地である長野県は、東北地方と並んで鼻濁音がよく残っている地域なのだ。自分が話す言葉を注意していると、見事に鼻濁音になっている。ところが、妻にはほとんど鼻濁音がない。わずかにnのあとの音が鼻濁音になるだけだ。ちなみに彼女は東京出身。世代的にもぼくより若い。これまで、ぼくは濁音と鼻濁音の区別をまったく意識していなかった。文節の頭以外の「が行音」は、鼻濁音以外なかったのだ。
このことに気づいて、北京時代にあれほど苦労した中国語の発音矯正の謎がひとつ解けた。中国語にはこの「が行音」の鼻濁音は存在しないのである。始めのうちは、老師に何度注意されても、注意されていることの意味すら分からなかった。例えば「インガイ」という単語のガは、無意識の内に鼻濁音になってしまうのだ。イーガというガの音も当然ンガになってしまう。老師が濁音と鼻濁音を交互に発音しても、始めは音の違いすら区別できないのだ。自分でも、どうして鼻濁音になってしまうのか、まったく訳がわからなかった。老師はいままで何人も日本人の学生を指導して来たのだが、鼻濁音がこれほど強い学生はいなかったのだろう、どうしてぼくが発音すると鼻濁音になってしまうのか不思議で仕方がないといった感じだった。結局、鼻濁音から解放されるのに、3ヶ月以上かかってしまった。
いつか老師にあったら、なぜあれほど鼻濁音に苦しんだのか、その理由をぜひ説明したいと思っている。中国語を学ぶ場合には、長野県出身者ならではの苦労があるのだ。

リトルチャイナタウン

2007-01-31 08:11:11 | 中国語
池袋の東武口近くに、中国の食品や書籍、ビデオなどを売っている店が3、4店かたまっている地域がある。特にあてもなかったので、一番最初に見つけた店に入ってみた。店の中に足を踏み入れたとたん、ここは中国だ!と思った。店の規模は小さいが、現地のスーパーの雰囲気そのものだ。扱っている商品のほとんどは中国からの輸入品、店員はもちろん客もほとんど中国人。レジに商品をもっていくと、当然のように中国で値段を言われる。妻のたこも「こんなところあったんだ」とちょっと興奮気味。
あるビデオショップでは、「中国人?それとも日本人?」と中国語で尋ねられた。日本人ですよ、と答えると、ぼくが肩からさげていたローライコードを指差して「いいカメラ持ってるね」と笑顔を向ける。使ったことあります?といいながら手渡すと、「2眼レフは若い頃によく使ったよ」と懐かしそうだ。聞くともう10年以上も日本で暮らしているらしい。
ビデオショップをあとにして、中国料理のレストランでラーメンを食べた。麺もスープも中国で食べた物によく似ている。メニューに載っている料理も美味しそうだ。懐かしい料理の名前も見かける。次に来た時はあれとこれを食べよう、人数は4人以上が楽しそうだな、本格的な中国好きなのはあいつは誘わなくちゃ、などと想像がふくらむ。
この一角、横浜中華街よりもはるかに濃厚だ。中国が懐かしくなったら、また遊びに行こう。