北京の青空もf16

2006年 帰国。いつの日かまた中国へ

河南省の旅

2006-07-30 23:57:48 | 留学生活
友人を訪ねて河南省の上蔡県へ。24日から5日間、といっても行き帰りは夜行列車なので、上蔡で過ごしたのは2日半。友人の家族や仲間が暖かく迎えてくれ、今回もすっかり世話になってしまった。
だれもが「たくさん食べて、たくさん飲め」と料理と酒をすすめてくれる。こちらは普通に食べているつもりだが、「食べるのが少ない、料理が口に合わないのか?」と心配される。しまいには「身長が高いのだから、もっと食べられるはずだ」とさらに料理をすすめられる。相手の言うまま食べて飲んでいると胃袋がいくつあっても足りない感じだ。酒もただ飲んでいるだけではつまらないといって、ジャンケンで負けた方が罰として飲むゲームを何度もやった。おかげで友人はひどく酔っぱらっていた。
短い滞在だったが、行って良かった。上蔡は経済発展も遅れ気味で、比較的貧しい地域だ。でもまたいつか訪れてみたい。
友人とは「次は北京オリンピックで再会」する約束をした。あと2年後だ、それまでに中国語のレベルをアップしておかないと。(写真:中国の人はとにかくよく食べる。)

不思議な偶然

2006-07-24 10:49:35 | 留学生活
7月上旬に友人のT君が東京から遊びに来た。実は6月に中国カメラをたくさん仕入れたので、どうやって持って帰ろうか迷っていた。T君が遊びに来たので、渡りに舟とばかりにカメラを4つほど持って帰ってもらった。それでも数台のカメラが残っている。もうひとりぐらい遊びにこないかな、と思っていたら、il_neigeさんが遊びにきた。大きめだけれど軽めのカメラを選んで持ち帰ってもらった。これで残りのカメラは自分で持ち帰れそうだ。
こういう偶然は時々ある。特に旅の途中や仕事で神経が張りつめている時に多い。
偶然と言えば最近もうひとつ。
「華日交流」というサイトで知り合った北京出身のKさんとは、いくつかの「偶然」から出会うことになった。Kさんが日本語を学んだのがぼくの故郷の隣町。いまはアメリカのバクレーに滞在しているのが、バクレーの隣サンフランシスコには、妻のたこが留学していたことがある。
Kさんの日本語力はすばらしく、メールを読む限り日本人とほとんど区別がつかない。ぜひお会いしたいと思いながら、北京とアメリカでは距離がありすぎる。しばらくはお会いする機会はないかな、と思っていると、急遽北京へ帰省するという連絡があった。実際お会いしてみると、案の定大変流暢な日本語。日本滞在が長いとはいえ、外国人としてここまで日本語を使うのは大変なことだと思う。
いままでの中国での経験や、旅での「偶然」についての思い出などをKさんに話すと「頭からと強い電波がでているのでは?」とからかわれた。もしかすると、ピンチになると、強い電波がでるのかもしれない。
「残りの北京滞在はどうするのか」と聞かれ、河南省に友人を訪ねにいくつもりだと話すと、驚いたようにKさんの言葉が途切れた。「河南省は母親の故郷です。」ここまで偶然が重なるのは珍しい。(写真:久しぶりの青空。)

帰国準備

2006-07-21 00:10:23 | 留学生活
日本から友人が遊びに来ていたのを言い訳に、帰国準備を怠っていたが、そろそろ時間がなくなってきた。
今日は、近くの郵便局で服や本など日本へ発送した。2つのスーツケースと中型バックで運んだ荷物は、郵便局員が検査しながら、あっという間に4つに箱づめされた。「船便だと3ヶ月かかるよ」おどかされ、「今は航空便でも安いよ」と売り込まれたが、結局陸路と航路を使うSAL便を選んだ。合計で3万円弱。「1ヶ月半はかかる」と言われたが、上手く行けば2週間ぐらいでつくはずだ。まあ、荷物の中身は1ヶ月半かかっても困らないものばかりだが。
荷物の心配は片付いたので、ここ数日はネットで部屋探しをする予定。当面ウィークリーマンションに住んで、1ヶ月以内に部屋を見つけるつもりだ。ここに来て、北京の生活が終わるという実感がようやく湧いてきた。あ~あ、終わっちゃう。
帰国前に、河南省の友人に会いに行く予定。行きの切符はもう購入済み。2泊3日の短い旅だが、久しぶりの再会が楽しみだ。(写真:北京ダック(日本から来た友人の撮影)。鴨肉は熱を冷やすといわれ、北京の人は夏場よく鴨を食べる。)


最後の授業

2006-07-10 11:53:41 | 留学生活
長かった授業も6月30日に最終日を迎えた。話すこと、聞くこと、作文。この3つをバランスよくレベルアップすることが、この1年の目標だった。「基本的には目標に到達しましたね。」という老師の言葉を聞きながら、自分自身としては、ものすごく満足ではないが、まあ頑張ったかなというのが、率直な感想。
「いままでの学生の中で一番努力している」と老師から評価していただいている。おかしいな、「いままでの学生の中で一番優秀」と言われる予定だったのだが、、、。
この1年の最大の発見は、自分には語学の才能があまりないということ。「語学の才能?ないね。」と胸を張って言える。どこか要領が悪いところがある。頭の中で何かがつながるのに、時間がかかる。老師からも「ほんとは、あと3ヶ月ほしい」とも言われたが、経済的に無理がある。そろそろ働かないとまずい。
もろもろの問題は、帰国後に持ち越し。あとは生活の中で、時間をどうやり繰りするかが課題だ。
帰国は8月1日。もうすこしだけ中国を楽しもう。(写真:この教室ともお別れ。窓側の4つの机が所定の場所。)