北京の青空もf16

2006年 帰国。いつの日かまた中国へ

爆竹が街中で鳴っている

2006-01-28 21:28:01 | 留学生活
今日は旧暦の除夕。花火は29日の深夜0時から解禁と聞いていたが、気の早い人が多い。もう街のあちこちで爆竹が鳴り、打ち上げ花火があがっている。今日は一晩中爆竹の音が響きそうだ。日本で売っている爆竹と比べると音がずいぶん大きい。打ち上げ花火も、個人で買える物としては大きめだ。
中国の人々にとって、今日の夕飯(年夜飯)は、家族全員が集まる一年で最も大切な食事だ。食事の後は、20時間から毎年恒例のテレビ番組(春節聯歓晩会)を見て、深夜0時に餃子を茹でるらしい。(写真:我が家のシンプルな年夜飯。豚の角煮、豆腐とブロッコリーの炒め物、トマトと冬瓜と白菜のスープ、餃子。珍しくビールを1缶。)

海賊版

2006-01-27 01:41:45 | 留学生活
中国では海賊版に対する取り締まりは年々厳しくなっていると聞くが、どこまで効果をあげているのか。この寒空の下、路上のあちこちで、DVDやVCDの海賊版が売られている。大型スーパーのドアの横でも堂々と商売している。彼らの商魂は実にたくましい。ちょっとでも足をとめると、すぐに声をかけてくる。値段は正規版の半額ほど。キングコングやSAYURIも並べられている。キングコングは公開されたばかりで、正規版のディスクはまだ店頭販売されていない。SAYURIは中国で放映禁止になっている。海賊版に手を出さないことに決めているので、ちらっと横目でながめるだけにしている。
ぼくが買うのはVCDだが、正規版といっても安心はできない。ディスクによっては、映像があちこちとぶ。映画のクライマックスでいきなりとばれると、がっかりする。いままで一番ひどかったのは、映画の3分の2をまともに見ることができなかった。買う時には感を働かせ、なるべくとばなさそうなのを選び、映画を見る前に「どうかとびませんように」というのが習慣になっている。(写真:信号の人マークがたのしい)

yupiter_photo更新しました。

久しぶりの青空

2006-01-25 23:32:02 | 留学生活
青空につられて故宮に行って来た。故宮は北京の中でも好きな場所だ。実はこれで4回目、といっても前回行ったのは4年前。
カメラを持ち、光がきれいにあたっているところを探しながら歩く。門をくぐるたびに、違った景色が目の前に開ける。迷路のようにつながった建物を通り抜けるのは楽しい。(写真:故宮の壁は紅い)

写真をメインにしたブログをはじめました。ご覧ください。
http://yupiter.exblog.jp/

北京・1980年代 epsite Beijing

2006-01-24 22:26:14 | 留学生活
北京の繁華街、王府井にあるepsite Beijing(愛普生影芸坊 北京)へ写真展「北京・1980年代」を見にいった。epsiteはエプソンのギャラリーで、新宿と上海にもある。北京のものは新宿との3分の2ほどの広さで、良質の写真展を開いている。中国の写真家のレベルの高さが感じされる。北京epsiteへ行くのはこれで3回目、今回は1980年代北京のモノクロ。きれいにトーンがそろったモノクロ写真は、北京のかつてのたたずまいと人々の暮らしを映し出している。写真を見ている人々の笑い声や話声が聞こえてきそうだ。ギャラリーには、一組の親子が見学に来ていた。母親が娘に写真に映ったものを説明する様子は、20年の変化の大きさを物語っていた。(写真:写真展のチラシ。おばあさんの顔がすばらしい。)

中国のドラマ

2006-01-23 23:57:53 | 留学生活
最近テレビを見る時間が増えている。こちらのドラマには字幕が着いている。おかげでヒアリング力がまだ足りなくても内容は理解できる。ドラマはおよそ40回で1クール。日本の12回に比べれば随分長い。しかも、毎日3回ぶんくらい連続で放映するので、しばらく見ないうちに話がなんだかわからなくなってしまう。いま、たこが気にいっているドラマで、ぼくが話を理解してるものはない。
ドラマのうち時代劇の比率がかなり高い。時代劇は武侠か宮廷を題材にしたものがほとんどだ。中国の人は、意外と皇帝(こちらでは皇上)が好きなのかもしれない。歴史物は本格化するほど中国語の古文の知識が必要になるので、字幕を見てもよくわからないことが多い。コメディがはいっていると現代劇とセリフはどれほど変わらない。
現代劇は警察や軍隊、戦争をテーマにしたものや、恋愛ものがある。時代劇も現代劇もかなり暗い。これでもか、というくらい人が死ぬ。あるいは、そんなにこじれなくても、と思うくらい話がこじれる。安心して見られる軽いコメディを探しているが、なかなか見つからない。
アニメは日本製の吹き替えが多い。今は「名探偵コナン」を放映中。ドラえもんやウルトラマン(ティガ)を見たこともある。ウルトラマン(ティガ)はヒアリングの難易度が高い気がする。秘密兵器や怪獣などの特殊用語が多いかもしれない。コナンは謎解きがのシーンが早口でついていけない。ちょうどいいのはドラえもん。日常会話が多いし、安心して見ていられる。しかし残念ながら、すでに放映終了。中国製アニメは動きが少ない。日本のアニメもアメリカのものに比べるとかなり動きが少ないといわれるが、中国版はその上をいっている。
今週から、中国発の特撮変身ヒーロー「阿龍(アーロン)」がはじまった。アクションの型も日本の特撮ヒーローによく似ている。ほとんど仮面ライダーと変わらない。バイクに乗るという設定も同じだ。
そういえば、先日みた「天下第一」とい時代劇には、倉田保昭が出演していた。役柄は柳生但馬守。ぼくがたまたま見たのは最終回前の数話。チャンネンルを回すと、いきなり倉田保昭のアップ。「おおっ、倉田保昭じゃないか。」と思わず口に出してしまった。がら柳生但馬守は破れてしまった。どういう経緯で柳生但馬守が登場したのかも不明。しかし和製ドラゴンとして30年近く前、子供たちの人気を集めていた倉田保昭を意外な所で「発見」して、嬉しくなってしまった。倉田保昭はブルース・リーの親友で、もともとフィリピンの伝統武術の武器だったヌンチャクをブルース・リーに紹介したのは他ならぬ倉田保昭だと何かで読んだ気がしたが、本当かな?(写真:布袋さま(?)がもっているのは中国の昔のお金。お金が山ほどやってきますように。)

今学期終了

2006-01-21 12:31:52 | 留学生活
今週は教科書は使わず、自分で自由に話をするという授業だった。「いくら教科書を勉強しても、言葉は使わないと使えるようになりませんから。おしゃべりも大事な勉強法ですよ。」老師に促され、いままでのアジアを中心とした旅の話、中国の感想、冬休みの予定など、その場で話題を考えてながら、思いつくままに話をした。
話をしながら気づいたのは、話すことが明確になればなるほど、中国語で話すのが楽だということ。あたりまえと言えばあたりまえだが、友だち同士だと短い言葉のやりとりでなんとなくコミュニケーションできてしまうが、ひとまとまりの話をする時には、話の論理だってないと相手に伝わらない。
インドへ旅した話は、老師もおもしろがって聞いてくれた。旅での出来事は起承転結がはっきりしているし、一度は日本語で友人たちに話したことがあるので、頭の中ですでに整理されている。中国語でどう表現するかも重要だが、「わかりやすく楽しい話をする」という課題がひとつ加わった。
今学期の授業は昨日で終了。これから1ヶ月の休みになる。春節は北京で過ごし、その後は雲南省へ旅行をする予定。(写真:繁華街では春節の準備がはじまっている。大きな福がやって来そうだ。)

中国人の誕生日

2006-01-16 00:36:23 | 留学生活
中国人の友人は、1月1日生まれだという。でもこれは、旧暦の1月1日。春節は、新年と誕生日を一緒にお祝いするのだという。というこは、太陽暦では毎年誕生日が違うのか?このことに気づいたのは妻のたこ。「もしかして、誕生日とパスポートの生年月日は一緒じゃないの?」友だちに質問すると、誕生日は旧暦なので、パスポートの生年月日とは別だとのこと。これには感心してしまった。ほんとうに中国の人々の生活は旧暦にもとづいているのだ。(写真:霧の深い夜。GRDのモノクロモード)

オムライス

2006-01-13 23:23:52 | 留学生活
昨日から風邪気味。北京にきて、精神的にはかなりリラックスしているので、ここにきていろんな疲れがでてきた感じだ。
体の左右のバランスがだいぶ崩れていたらしく、昨夜は右側に多めに汗をかいた。今日は首と頭にたくさん汗をかいた。のどの痛みもだいぶ薄れ、気分的にはだいぶ元気になってきた。異国の地で病気になると、少々気弱になるが、これも経験か。
少し休みをとると頭の整理もされるらしく、ヒアリングと会話の力が少しアップしたように感じる。気のせいかな?今学期も残すはあと1週間。時間がたつのは本当に早い。(写真:今日の夕飯はオムライス。たいへん美味。)

GR DIGITAL 北京で購入

2006-01-11 00:44:41 | 留学生活
ついにリコーのGRDを購入。実は先週購入したのだが、CCDの上にゴミがあるのがわかり、新しいものに交換してもらった。こちらでは、問題のある機種は1週間以内なら購入店で交換してくれる。その後はリコーの修理センターでの受け付けとなる。中国ではGRDの保証期間は2年間。ただし、リコーユザーのホームページでの登録が必要だ。
カメラ店で聞いたところでは、GRDの売れ行きはよいそうだ。ほとんどはプロのカメラマンが買って行くという。21mmのワイドコンバージョンレンズも本体に合わせて購入。
写真専攻の友人たちも「GRDはなかなかいい」という。ネットで作例をかなり見たらしい。「外付けのファインダーはないの?」と聞かれたが、予算オーバーになったので、しばらくあおずけ。どうしても必要なら再度検討するつもりだ。
友人たちは今週授業が完全に終了し、それぞれの故郷に帰って行く。「新しい写真を撮ったらメールで送るよ。遊びに来る時には必ず連絡しろよ。」と言い合いながらみんなと連絡先を交換。日本に帰国する前に、ぜひとも彼らを訪ねたいものだ。(写真:写真専攻の友人たち。ひとりがのぞいているのは、21mmのワイドコンバージョンレンズ)

散髪

2006-01-04 21:38:41 | 留学生活
4ヶ月半ぶりに散髪にいった。中国の床屋は初めてだ。アパートの近くの床屋に行くと、タイミングよく待たされることもなく洗髪がはじまった。
まず驚いたのは、髪を濡らすこともなく、シャンプーをつけてごしごし洗われたことだ。次におどろいたのは、耳の中まで洗われたこと。シャンプーのついた指を耳の中に入れた時にはカタマってしまった。
洗髪のあとは、耳の掃除。按摩のサービスもついていたようだが、これは思わず断ってしまった。聞くところによると床屋には散髪以外にいろいろなサービスがあるらしい。
散髪のときに「どのくらい切りますか?」と聞かれ、なんと言ってよいかわからないので、とりあえず「短めに」というと、15分くらいでさっぱりした頭になった。これで15元(約230円)。
髪を短くしすぎたのか、毛糸の帽子がゆるく感じる。(写真:故宮北側の「前海」。池の水はすっかり凍りスケート場に。)