小さな喜び

おとうと犬との朝のお散歩のとき

一つ目の四つ角を

いつもは左に曲がってまっすぐ行く

でも今朝は

曲がるように促しても動かない

時々そういうことがあるんだけど

今回は右の方ばかり気にしてる

車も人も来ないし、何の音もしないのに・・・

それならと、夕方のお散歩コースの真っすぐを促すけど

それでも動かない

なのでもう数年行ったことのない右へ曲がるよう促すと

スッスッと歩き出す

えっ大丈夫？と心配しつつ一緒に歩くけど

彼はあまり心配してないようで

軽くリードを引くとそのままついてくる

目が見えなくなってからほとんど歩いたことないし

おにいちゃん犬なしでこの道を行くのは

もしかして初めてかも・・・

まあ途中でいやになったら引き返せばいいので

こっちも気楽にお供する

すると

しょっちゅう来てるみたいな感じで歩いては

音で教える電柱で臭いをかいで（臭いで場所を確かめるので電柱は叩いて知らせます）

いいかんじ

それで結局は覚えてるかどうかもわからない道を問題なく踏破した

さすがにトイレは安心できるところじゃないとダメらしく

最後にいつもの公園によって

お仕事終了

それにしても

おとうと犬は目が見えなくなってからは

安心できる道しか行きたくないものだと思ってた
　
でもほんとは

こうやって久しぶりの道も歩きたかったのかも　　私から違う道を勧めてもダメなんですよ・・・本犬が行きたいと思わないとね

もちろんその日の体調や気分もあると思うけど

高齢で目が見えなくても

新たな可能性っていっぱいあるかもしれない、って今更ながらに気づかされた

そして

ふつふつとこみあげてくるうれしさ

今朝は何だかおとうと犬のおかげで

１日の始まりがものすごく気持ちよく

笑みもこぼれる・・・　　あっ、怪しいおばさんに見えたかも・・・

時々思うことだけど

おにいちゃん犬はこう、おとうと犬はこれはだめ、なんて思いこまずに

チャンスがあればこれからもいろいろ挑戦していこう、と誓った

飼い主なのでした～

もしかしたらおとうと犬って意外と大胆な性格かも・・・（今更？）



遊びに来てくださって、ありがとうございました