kisetsunokazeni

ときには空を見上げて深呼吸。無駄と思える時間も必要な時がある。

ちょっと同意できない

2016-09-25 20:21:38 | 日記
うちのわんこたちは

おにいちゃん犬が鬱になってから

母の足が悪くなるまで

平日はずっと実家で暮らしてた

母はとてもよく面倒を見てくれていたけど

私が知る限り

わんこたちを怒ったことは

ほとんどない

おにいちゃん犬が脱走した時ですら

自分が悪かったと

おにいちゃん犬に謝る始末

常に褒めまくってる状態で

人間だったら相当危ない人に育ちそう

幸か不幸か

私が子供の頃は

母は優しくも厳しい人であり

結果

何とか突拍子もない人にはならなかった(と思う・・・たぶん・・・)


なので

母は今でもわんこたちを褒めまくる

まあ、年寄りのすることなので

こっちはそんなに気にしてないけど

おにいちゃん犬に向かって

「あなたはどんどん素敵になるわね!」っていうのは

さすがにどうか?

確かに

おにいちゃん犬は子どもの頃

顔の左右の毛の柄が対称ではなく

ちょっとブサイク系

それが成長するにつけ

毛が長くなり

左右非対称の柄がなんとなく対称風になり

けっこういい感じだった

でも今は・・・

もう犬種の特性とはいえないくらい全身の皮がたるみ

お腹なんて

タルタルの皮膚の間からちっさなウインナーみたいのが見えたりすると

なんだか物悲しい

大人になっても犬種の特性が出なかったつぶらな瞳は

目じりが下がってさらにちっさくなってきたし

歩みはのろくなるし

一日中寝てるし

でもきれいなお姉さんは大好きだし

まったくもって

正しい老犬と化してる

これのどこが「どんどん素敵」といった表現になるのか

まるでわからない

まあ母もそれなりの年だし

目も悪くなって

よく見えてないから気持ちで言ってる、っていうのもあるかも

でもはたから見ると

年寄りが傷なめあってるようにしか見えない

事実は事実として

しっかり認識してもらいたい


わんこたちがやってきた時は

母も私もまだ若いつもりでいたけど

時が過ぎるのも

年をとるのも

あっという間

介護生活が終わったころは

私が介護される番

そのころには

老犬に向かって「どんどん素敵になるわね」なんて言わないように

気をつけなくっちゃ

コメント (2)
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