1948年から

文句たらたらどうでも日記

高い参加費

2023-02-21 20:00:34 | 水泳
 
新しい国立競技場、下から見上げて

先週、千駄ヶ谷の東京体育館プールで泳いだあと、
新しい国立競技場を見ながら、信濃町駅まで歩きました。
日本の木材を使った建築というので、期待感がありましたが、
冬のせいか、建物外周の樹木も殺風景でした。
あんなに大騒ぎして建てた国立競技場、こんなものか、
どっしり感とか、おおっと目を見張るようなものには見えませんでした。
中に入ると違うかもしれません。
とにかく大きさだけはすごい、
とても一周する気にはなれませんでした。

4月から毎年各地で行われるマスターズ短水路大会の参加費が高くなり、
水泳もお金がかかるスポーツになってきました。
会場によってエントリー料金に差はありますが、
100m以下の種目がだいたい1800円、400mは4000円、
1500mは8000円って、びっくりです。
人気の東京アクアティックスセンターは1種目2300円、
25m1本泳ぐと、個人参加費200円と合わせて2500円、
速い人なら10秒ちょっとで2500円!
参加すればほかに諸経費もかかります。
複数会場で何種目も参加する人はたくさんいらっしゃる。
ほんとに大会で泳ぐのが好きでないと、とてもできません。

泳いで散策

2023-02-14 19:37:42 | 散策・小旅行
  

先週、久しぶりに新宿御苑を散歩しました。
朝、東京体育館プールで泳ぎながら外の天気を見ていたら
日が差してきたので、泳ぎを切り上げ、新宿御苑へ。
寒いせいか人も少なくとても静か。
梅の花がきれい、その根元には水仙が花盛り、
ペーパーホワイトという名のとおり、真っ白です。

お花見といえば桜、みんなでお酒、宴会とにぎやかですが、
梅の花の下で飲食したり騒いだりする人は見かけません。
一人でゆっくり見歩いている人が殆どです。
桜は華やかできれいだけど、最近は梅の静かさが
好きになりました。

  
新宿御苑はほんとに広いです。
とてつもなく大きな木が見事です。
写真左はヒマラヤシーダー、中はカンザクラ、右はソシンロウバイ。
苑内の西半分を歩いただけで、ほぼ1万歩、
ひどく疲れました。
泳いでから歩くのはもう無理です。

小説の主人公

2023-02-10 19:59:32 | 読書
 
向島百花園の入口そばの大きなカリンの木、実がたくさんなってます。
白い梅の花は月影(つきかげ)という名、
少し緑がかって、とても上品。

新田次郎『縦走路』(新潮文庫)を読みました。
二人の若い男性登山家の前を歩いていく単独行の女性登山家、
一人で行動する女性登山家について、二人がいろいろと意見を交わします。
途中、女性と行動を共にすることになり、やがて3人の間に
恋愛感情が生まれる、けれど・・・
3人のやりとりが面白い。

ちょっと生意気なところがあるけれど、美しい瞳、
賢さと美しさと強い心と高い身体能力をもつ魅力的な女性登山家
として描かれてます。
男性二人ともふられてしまう、その心理描写が面白いです。

いろんな小説を読んでて思うのは、女主人公はほぼ皆美人です。
美人顔、髪の毛、体つき、表情、目つき、笑顔、可愛らしさ。
男性主人公の場合は、顔よりも体型、身長、たくましさ、仕事、
もちろんどちらも性格の良し悪しが加味されますが、
女性はまず見た目の美しさから話が始まるようです。
外国の小説も同じ、不美人な女主人公って、あまりないでしょう、
私の知っている範囲で、ですが、違うかな?

もう一人わき役の女性がいて、3人の中に割り込んできます。
あまり身持ちが良くない、美人でもない。
こちらがすごい美人で、登山家の女性が不美人だったら、
この話はどんな展開になるのかなあ、
小説が成立しないかも。

年のせい

2023-02-04 21:04:42 | 心と体
 
向島百花園のボタンとフクジュソウ

同い年の水泳友達とよく老化について話します。
半年前には出来てたのに、とか、半年どころか3か月前
と比べても衰えてる、など。
水泳は数字で結果が出るので、泳力の衰えは明瞭です。
落ちていっても、それなりに楽しんで練習してますが、
自分の身体のどこがどう衰えていくのだろう、と考えます。
筋力か、心肺機能か、持久力か、瞬発力か、
考えたり工夫したりする能力や意欲の衰えもありそうです。

年のせいにするな、ってよく言われても、
やはり総じて年のせい、と受け入れたい。
徐々に老化していくのは当たり前、
逆に老化しなかったらどうなるでしょう。

ずっと前、不老長寿の薬、水?だったか、
山の奥深く探し求める様を描いた能を見ました。
いざ求めて不老を手に入れたあとの苦悩が
凄まじい、死ねない苦悩、
永遠に生きなければいけないって、想像を超えます。

以前、ここに書いた『ブッダのことば』の中に、
身体は老いぼれてしまう、これはさけることのできない運命、
しかし本当に老いることなく生きるとは・・・
「学ぶことの少ない人は、牛のように老いる。
かれの肉は増えるが、かれの智恵は増えない」
「誰が明日に死のあることを知ろう。
ただ今日まさに為すべきことを熱心になせ」
とありました。