1948年から

文句たらたらどうでも日記

指導力と吸収力

2012-10-31 20:48:28 | 水泳

ミツバアケビの実、向島百花園で。

最近、あるマスターズスイマーと話していて感じたことです。
習う側がいい吸収力を持ってないと、いくらいい指導者の教えを受けても上達しない。
でも、お互いがぴったり合うと、どんどん伸びていく。
大人の水泳の話です。

その人は水泳を始めたときから、ずっと同じコーチに習って10年だそうです。
最初は全然だめだったけれど、かなり泳力のある人たちの中に入って、
指導を受けつつ、とにかくずっと泳ぎ続けてきたそう。
そして、今は短距離ではなんでも年齢区分のトップ3です。
すごい、素質がある、といって片付けてしまうようなことではなく、
指導者の力量とそれを自分のものにしていく吸収力、我慢強さがあってこそでしょう。

私はゼロから水泳を始めてもう24年、最初は普通のスイミングスクールだったけれど、
マスターズに出るようになって、今のコーチの練習会に参加するようになりました。
すでに10年、泳げるようにはなったけれど、速くは泳げない。
大会での成績は中くらいのままです。

そのことで、ずっと習ってきたコーチになぜでしょうか、
と大会の結果をぶらさげて質問したことがあります。
そうしたら、「速く泳ぐ練習なんて、やらせてないから」って言われました。

タイムを追う練習をするレベルではない、ということなのか、
それともこの練習会は、きれいに泳ぐ、適切なフォームで生涯続けられる水泳を
身につけるのが目的、ということなのか、その時はコーチの返答にがっかりして、
つっこんで聞く気になりませんでした。

私は以前、ここにも書きましたが、
「きれいなフォームが身につけば、結果的に速く泳げる」
というのは、大人の水泳ではまっとうな考え方だし、
速くなくても、きれいに泳げればいい、と思ってました。
その裏には、きれいさを求めれば自然に速くなる、という思いがあったからです。

でも、それは半分正しいだけ、自分自身を振り返って、そう思います。
形がきれい、見た目がきれい、でも見る人が見ると、全然なってない、
スピードがないのには、それなりの理由がある、ということ。
理にかなってない動き、身体の使い方をしている自分に気付かされて、
ああ、またやり直しか~
大変だけど、それもいいかなあ、やり直しの連続でも、
10年を無駄にした、じゃなくて、10年があってこそ分かったのだと思いたい。

Max泳

2012-10-29 20:35:47 | 水泳
   
シロハギ、同じ株で、部分的に桜色が混ざってます。

最近、都立の大きな公園にはボランティアの案内人がいます。
公園内の植物の説明や見所など、来場者を何人か集め、説明して歩きます。
ボランティアは定年退職おじさん風の人が殆どで、話したくてうずうずしている。
話し方も得意げで、結構うるさいです。
ここ、向島百花園でもそうでした。

どこで読んだか忘れましたが、速くなりたければ、練習のときからより速く泳げ、
って書いてありました。
PLコーチさんにも、メニューでは前半の練習後、必ずMaxを2本入れる、
それをやらないと、レース仕様の泳ぎは身につかない、と言われました。

ということで、最近、私もMaxを2本、泳ぐようにしています。
思いっきり集中して、1本目は2本目のことなど考えずに、今できるMaxな泳ぎをする。
2本目は、4、5分あけて、疲れていても頑張ってみる。

まだ始めたばかりですが、前回はピッチだけの空回りになっていたから、
今回はしっかり水を押す意識をもとう、などなど、考えながらやってますが、
時計は無情です。

自分の50mのタイムを同じ年齢区分のトップレベルの人たちと比較すると、
Baで+10秒、Frで+10秒、Flyで+15秒です。
これをベースに100、200m泳ぐわけですから、大会に出ても心から楽しむというには程遠い。
みんなすごいです、ほんとに!
どうしたらあんなに速く泳げるんだろう、っていつも思ってます。

ずっと通っている練習会はドリルが主、速く泳ぐといってもハードスイムまで。
Maxなんて全然やってませんでした。
自分で練習するときも同じようなスタイルでやってきました。

ドリル練習は大事だけど、ドリルばっかりやってたってだめなんだよ、
と、ずっと以前、同じクラブの違うコーチが言ってました。
やっぱりねぇ~、これじゃだめだわ、速くなるはずがないです。

楽しかった!

2012-10-25 20:51:14 | 水泳
   

シロバナサクラタデ、ハギのトンネル、向島百花園で。

昨日のこと

ずっと前、ほんの数ヶ月在籍しただけの練習会で知り合った友人、
そして彼女の水泳友だち、
「一緒に辰巳で泳ぎましょうよ」と
時間を合わせ、泳いで、飛んで、食べて、会話を楽しんで、
3人で楽しいひとときを過ごしました。

しばらく泳いで、スタートの上手い友人に、私のスタートを見てもらいました。
前日、一点入水の指導を受けていたので、その復習です。

友人はとってもいいアドバイザー、指摘が的確。
第三者の目って、ほんとにありがたい。
自分の感覚プラス、どこがどうなっているから、もう少しどうした方がいいと思うよ、
と言ってもらい、また飛ぶ、の繰り返し。
な~るほど、と思うことが多々あって、いい練習になりました。
ありがとう!

スタート練習はやりすぎると脚腰にひびきます。
ほどほどにして、また今度来たときに、レベルアップしたい。

ということで、豊洲へ移動、私の気に入りのパスタ屋さんでランチ。
パスタもコーヒーもおいしいお店で、友だちも気に入ってくれ、ほっとしました。
こういう出会いはほんとにうれしいです。
また水泳を楽しみながら頑張ろう、という気持になりました。

おいしいお麩料理

2012-10-22 21:05:28 | 散策・小旅行

檜町公園の池では、たくさんのガマ(蒲)が穂をつけてました。
蒲の穂は漢方では止血に使われるそうで、
大国主命に助けられた因幡の白兎もこれで癒えたのだそうです。

お伽草子展で見た数々の絵巻、絵草子で語られるお話の中には
現代に伝えられているお伽噺に似た筋書きのものがいくつかありました。
もともとはこういうお話だったのかもしれない、絵を見ると、
案外リアルだったり、残酷だったりします。

室町時代から江戸時代を通して、様々なお話がある中、
僧侶を題材にしたものが結構あって、
そのほとんどが、人をたぶらかしたりする悪坊主の話、
昔から、僧侶ってこういう目で見られていた、というのは面白かったです。

江戸時代後期の絵巻で面白かったのは、妖怪の話。
妖怪って、もともとは物、道具が化けたものなんですね、知らなかった。

煤払いで、古く使えなくなった道具類を家からどんどん路上に放り出す。
道具たちは「なんてことだ、さんざん奉公したのに、いらなくなったら放り出すとは」
と怒りにふるえます。
そんな道具たちが集まって相談、妖怪に化けて元の主人を困らせてやろう、
というお話。
その中に古くなって捨てられたお数珠の妖怪がいて、
そんなことをしてはいけませんよ、と他の妖怪たちを説得する・・・

僧侶の話も古道具の話も今に通じます。

絵が繊細で昔の風俗を想像できます。
墨と筆で流れるように書かれた文字は濃淡と勢いがあって美しい。
昔の人は達筆です、これだけで作品になりそうな筆跡ばかりでした。

一巡したらすごく疲れて、楽しみにして来た美術館カフェへ。
加賀金沢の不室屋の「ふやき御汁弁当」をいただきました。
お麩の料理です、久しぶりにおいしい和食で、大満足でした。
ちょっと贅沢をしましたが、また食べたいお味です。

様変わり

2012-10-20 21:49:15 | 散策・小旅行
   

東京ミッドタウン内のサントリー美術館へ。
「お伽草子 この国は物語にあふれている」展を見てきました。

六本木から乃木坂方向へ少し歩くと、右側に東京ミッドタウンが見えてきます。
江戸時代、隣接する檜町公園を含めて長州藩下屋敷のあったところです。
そして同じ六本木でも反対方向の鳥居坂の方で私が仕事していた35年前、
ここには防衛庁がありました。
その防衛庁が市が谷へ移転、そのあと東京ミッドタウンができたのですが、
訪れたのは今回が初めて、35年ぶりです。

もっと緑の多い空間を想像してましたが、そうでもなくて、がっかりしました。
防衛庁が移転する、跡地をどうするか、という話を聞いたとき、
何も造らず、大都会の中に森を、期待しました。
でもビジネスの世界では、そんなことは通用しない、
行ったことはないけれど、ロンドン、パリ、ニューヨークのように、
広大な緑の空間が東京にもあったらいいのに、と思ったのです。

六本木交差点付近のお店も様変わりしてますが、
アマンド、おつな寿司、俳優座、私が当時通っていた美容院も残ってました。
檜町公園を横切って赤坂まで歩いたり、旧乃木邸前を通って、乃木坂まで歩いたり、
若かったので、六本木のディスコでみんなで踊ったり、
いろんな思い出があります。

お伽草子展はとっても面白かったです、予想以上に。
もう一度じっくり見て、物語を味わいたくなったので、少々高かったけれど
本(写真左)も買ってしまいました。
内容については、明日続きを書きます。

小ボールを挟んで

2012-10-17 23:10:08 | 水泳

漢方、実、お茶で知られるクコの花です、初めて見ました、かわいらしい小さな花。(向島百花園で)

以前、書きましたが、7月に入会したクラブのプールは泳ぎにくい、
おかげでいつも空いています。

そのプールサイドに、ビート板、プルブイ、
そしてピラティスでよく使う小ボールが置いてあります。
ピラティスでやるように、脚の間に挟んで泳いだらどうだろう、と
挟む部位を脚の付け根、膝、足首とずらしながら、クロールとバックを泳いでます。
ボールの空気は少し抜いて、挟みやすくしています。

私の素人判断ですが、プルブイとは違った効果があるように思います。
ぐっと脚の内転筋に力をいれて締めるので、体幹の締めにもいいみたい。
少しの油断でボールが抜けてしまうので、姿勢キープにもいいみたい、
結構面白くて、最近はプルブイをやめ、こればかりやってます。

思案中

2012-10-15 22:52:50 | 水泳

ダンギク(段菊)、花が段々になって咲いてます、菊の仲間ではないそうです。
(向島百花園で)

10年ほど前に入会したスポーツクラブが、来月で閉鎖だそうです。
私はそこのスイミングスクール会員でしたが、
習っていたコーチが次々と辞めた5年前ぐらいに、私も退会しました。

プールは25m3コースで、その半分をスイミングスクールで使ってました。
最初、狭くて驚いたのですが、人数制限をきっちりしていたことと、
優秀なコーチがそろっていたことで、人気がありました。

内情など知る由もありませんが、経営は厳しかったのでしょう。

今、週1回だけ習っているコーチも、ここからの引き続きの指導です。

私が始めて水泳を習ったのは、近所のスイミングスクールでした。
そこも私が退会後、しばらくして、閉鎖になってしまいました。
目に見えて、会員が減ってましたし、コーチは学生やおばさんアルバイト、
アルバイトでもとても熱心でいい学生さんは何人もいましたが、
おばさんコーチにはほんとに参りました。
ひどいものでしたから。

子どもの数も減り、大人の水泳教室の経営もなかなか難しいでしょう。
マスターズ大会を目指す人から健康、リハビリ、老化防止スイミングまで、
いろんなニーズがあるでしょう。
習う人の中には、どういう目的で練習しているのか自分でも分からない、
あまりそんなこと考えたことはない、という人も多いようです。
でも、上手くなりたい、という気持ちは誰にもあるでしょう。

私は、というと、やっぱり速くなりたいです。
そのためには、これから残された時間と体力、お金をどう使うか、
思案のしどころです。

フリーコースで

2012-10-11 20:40:57 | 水泳
      

「瓜売りが瓜売りにきて・・・」
ユウガオの実、干ぴょうになります。
ツルレイシ、ゴーヤです、熟すとこんな色になって、香ります。
ヘビウリ、気持悪い。
(向島百花園で)

朝、辰巳で泳いできました。
木曜日はサブが前面ベビースイミングなので、メインの水深1.4m、
スタート練習コースがフリーコースになって、なんでもできます。

1時間ちょっと、まだまだあきらめきれないバックの練習をしたあと、
フリーコースで、ビート板の上に乗ってクロールとバックの練習、
腰を止めて、最小限の動きで泳ぐ。

私はどの泳ぎも無駄な動きが多すぎるので、
こういう練習がいいですよ、と以前から言われています。
ストロークがオーバーアクションになると、腰が揺れて板がはずれてしまいます。
しっかり締めた体幹で板を押さえれば、板がはずれて飛んでいくことはありません。

バックはずいぶん安定してきましたが、
クロールは息継ぎをするとはずれたり、バランスを崩したりします。
板の上でキャッチアップでなく、
普通のテンポで普通に息継ぎしながら泳ぐのが最終目標ですが、遠い。

反省しつつ

2012-10-09 21:28:11 | 水泳
   
紅白のゲンノショウコ(現の証拠)、直径1.5cmほどの小さな花、薬草です。
(向島百花園で)

いつもの練習会に参加、もう今月で終わりにしようかなあ、と
迷いながらの参加、そんな気持があるからか、
少々やけっぱちな気分がわざわいしたようです。

ちょっとした言動にいらいらしたり、
言わなくてもいいことを言ってしまったり、
つまらないぐちっぽい話をしてしまったり、
長く一緒にやってきた友だちに申し訳ないことでした。
いい年して馬鹿だなあ、と帰り道、大いに反省しました。

そっと消えていこうか、と思ったり、
週1回なら続けようか、と思ったり、
こんなことにお金を使い続けていいのかしら、と思ったり。

みんな練習しながら、結構わいわい大きな声で話しながら、
ああだ、こうだと、楽しそうにやっています。
それはそれでいいけれど、私は、というと、
そういうのにどうしても同調できません。

中高年の女性の集団って、難しいです。
楽しくワイワイだけではねえ・・・

無料で

2012-10-08 21:57:42 | 水泳
    

向島百花園まで行かなくても、どこにでもある花、
リンドウ(竜胆)、ツルボ(蔓穂)、タマスダレ(玉簾)。
リンドウの青が鮮やか、そろそろ鎌倉笹リンドウの季節がやってきます。

体育の日で辰巳は無料公開、イベントをやっているので人が多いだろうなあ、
の予想に反して、コースに5,6人でした。
1階ロビーで、スポーツドリンクを1本、もらいました(無料)。
約1時間ほど泳いだあと、ウッドデッキでセントラルのパーソナルトレーナーによる
無料身体チェックをやってもらいました。

1人10分、ということでしたが、最初に今の身体の不具合などを説明して、
実際に診てもらって、こんなやり方がありますよ、などの提案をもらって、
時計を見たら、約15分でした。
短時間でも、てきぱきと要領よく説明、施術してもらい、とても良かったです。

7月の平泳ぎの練習がきっかけで痛めた右股関節、
最近は骨盤周辺がこわばってきてます。
朝が一番痛くで、動いているうちに痛みは薄れていきます。

短時間のやり取りの中、私の場合は上半身と下半身の連携が取れてない、
その負荷が骨盤周辺に出ている、ということで、
いくつかのウォームアップの方法、
ストレッチポールを使ってほぐす方法、
バランスボールを使って伸ばす方法、など教えてもらいました。
やってみます。