1948年から

文句たらたらどうでも日記

小説の挿絵に魂が

2018-11-04 21:43:28 | 散策・小旅行
 

先週の日曜日、朝早く、久しぶりに鎌倉へ。
小町通りを途中で横に折れたところにある鏑木清方記念美術館の特別展
「清方描く、鏡花の世界」を見てきました。

土日で小町通りは人でいっぱいですが、横道に入ったところにある
この美術館の一画は不思議なくらい静かです。
こじんまりと落ち着いた家屋に庭、画室もそのまま残されています。
館内も私を含め二、三人いるだけ。

日本画家の清方は泉鏡花の小説が好きで、その挿絵を多く描いています。
私も最近、鏡花の小説や歌舞伎などを見るたびに、
その不思議な世界に魅せられ、
もっと読みたい、見たいと思っていたところでした。

小説の一節と、挿絵の原画が多数展示されているので
読みながら見ることができます。
古い原画でも、描かれた人物の魂が生きて、動き出しそうです。
まだ読んでいない小説が多々あって、楽しみが増えました。

今、泉鏡花の『歌行燈』を読み返しています。
最初はよく分らなかった登場人物の係わり合い、時間の経過など、
複雑な作品です。
でも、なぞが解け始めたらとてもとても深いところへ魅かれていき、
また最初から読み始めました。
残念ながら、その挿絵はありませんでしたが。

画家清方も、作家鏡花も並外れた人です。
静かな館内で一人いい時間を過ごすことができました。
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舞台化

2018-10-28 20:58:15 | 読書


広告で見た舞台化の話、
三島由紀夫『豊饒の海』を舞台でやるそうです。
驚きました。

全四巻、内容も量も大変な作品です。
去年、ふうふう言いながらなんとか全巻読み通しました。
最初の『春の雪』はどんどんその魅力に引き込まれ読み終えたものの、
『暁の寺』『奔馬』『天人五衰』は言葉、思想、宗教的背景、などなど
非常に難しく途中で挫折しそうになりました。

ただ、『春の雪』の聡子の言動、特に4巻めに本多と交わす言葉は
今も心に残ります。
仏門に入って老年を迎え発する言葉、この言葉は本当だろうか、
その心の真の意味は、と考えずにいられません。

この小説には初めて出会う言葉、漢字、用語、表現がたくさんあって
こんな日本語がある、ということに驚きました。
登場人物の表現も行動も会話も、これはどういうことなのだろう、
と思い惑う場が多くあって
自分の語彙の少なさ、無知をあらためて思い知らされます。

どんな舞台になるのでしょう。
輪廻転生、生まれ、生きて、死ぬ、そして生まれる、という主題が
公告には出てますが・・・

来月からサザンシアターで。
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あほらしい話

2018-10-16 21:50:35 | 水泳
最近はずっと辰巳で泳いでます。
コーチが来てくれた日は指導してもらい、他の日は一人で練習。
あと何回教えてもらえるか、毎月これが最後かもしれない、
と思いながらやっているので、
1時間足らずでもとても充実、集中して練習します。

そんな中、今月は一緒に習う人が増えてしまい、
もうそのくだらないおしゃべりにうんざりしてます。
一回一回がとても貴重な時間なのに、延々と無駄話をコーチに仕掛ける人、
水泳練習についてならまだしも、全然関係ない世間話をし続ける。
そういう人たちのため、待ち時間が長くなかなかメニューをもらえません。

コーチも少々うんざり気味、途中で「それで、今日は何の練習をしますか?」
と種目を聞くと、「ええっと~、なんにしよう、ねえ、何泳ぐ?」
と一緒に来た友達と相談、自分で決められない。
もう何しに来てるのか、全くあほらしい限り、見苦しい振る舞いです。

私と同世代の女性たち、こういう人たちは決して一人では来ません。
一人では練習できない、一人で行動できない寄りかかる人たちです。
必ず仲間といっしょ、練習する種目も一緒、つるんでつながって泳ぐ。
練習の合間もああだ、こうだ、と仲間とおしゃべり。

こういうおしゃべりな人は、なぜか泳ぎもばしゃばしゃと騒々しいです。
丁寧さがない、というか、せっかく習いに来ているのに、
コーチが言っていることを理解せず、好き勝手にやっているみたい。
今日もそんな人が数人来て、引っ掻き回してたので、
1時間でさっとやめて、帰ってきました。
彼女たちから見れば、私のように一人が一番、と思うような人間は
変わった人、付き合いの悪い人と白い目で見られます。
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心の底でうずくもの、オネーギン再び

2018-09-26 15:22:44 | 舞台・音楽
先日、METライブビューイングのアンコール上映で
チャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」を見てきました。
このオペラを見るのは2回目ですが、前回とは演出も配役も異なります。

昨年亡くなったD.ホボロストフスキーがオネーギン役、
相手のタチアーナはルネ・フレミング。
オネーギンを歌うために生まれてきたようなバリトン歌手と言われるように、
もう何もかもぴったりで、すばらしかった!
もちろん、フレミングのタチアーナも。
ソプラノのフレミングが歌うのは、
静かで控えめで本を読むのが大好きな純真な16歳のタチアーナ。

私はプーシキンのこの原作『オネーギン』がとても好きで、
何回も読み返しています。
オネーギンの心の変化、虚無、おごりと、本人は気付かずも彼の心の奥底には
純真なものへのあこがれがひそんでいます。
切々と手紙でオネーギンに愛を告白するタチアーナ、
しかし彼に拒否されます。
年月を経て他の男と結婚しても、秘めた本当の気持にひとりうずく。
どうにもならないことは分っていても、
消すことのできない人間の愛情の奥深さが読めば読むほど心にしみわたります。

この『オネーギン』、原作とオペラだけかと思っていたら、バレエもあるそうで
引退したプリマバレリーナがこれについて語ってました。
有名な手紙の場面、バレエではこんなふうになっていると知って驚きました。

タチアーナからの恋文を手にしたオネーギンは、目の前でそれを破り捨てます。
そして日が過ぎ、結婚したタチアーナをモスクワの社交界で見かけたオネーギンは
かつて心の奥底にあった恋情をいだき、抑えきれずタチアーナに哀切な手紙を送ります。
その手紙を今度はタチアーナが破り捨てる、そんな馬鹿げた演出振付です。
YouTubeでバレエを見ると、たしかにそういう場面がありました。
元バレリーナも、当然でしょ、破られたから破り返すんですよ、仕返しです、
と解説していて、驚きました。

そんな低劣なやりとりは、もちろん原作にもオペラにもありません。
最初のタチアーナからの恋文を手に、オネーギンは今の自分の生き様を語り
結婚とは、愛とは、と切々と彼女を説諭するのです。
そして日が経ち、タチアーナの結婚を知った彼からの手紙を読みながら彼女は
もう何も変わらない、変えられない、と一人涙にくれるのです。
こんな大切な手紙の場面で原作を改悪するなんて、がっかりしました。
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来年は・・・

2018-09-25 11:50:52 | 水泳
あっという間に九月も終わり、ひどい夏でした。

今、自分はどのぐらい泳げるのかしら、と時々大会に出て、
自分の泳力を試してみたくなります。
今年は年齢区分が上がるので、頑張ってみようと思っていたのは
昨年までのこと。
実際、区分が上がっても、急にやる気が出るわけもなく、今までどおり、
今年は100背に3回エントリーして2回泳ぎました。

1回目はいけるところまで頑張ろうとどんどんテンポをあげました。
結果、前半あせりすぎてターンも失敗、後半はなんとかターンの失敗を
取り返したくて懸命に頑張って苦しみました。
もうこんな苦しいのは泳ぎたくない、ああ嫌だと思いながらゴール。
でも失敗の原因がよく分っていたので、練習をし直し、2回め。
猛暑が続いていた時、クラブの友だちに誘われてついついエントリー。
でもとても動ける状態ではなかったので、
何かあったら大変と怖くなって棄権。

3回目は棄権だけはしたくない、反省充分、
エントリータイム内で泳げればいい、
あせらず自分の泳ぎをして、何秒かかるか試してみよう、
無理せず、自分が今できる一番いい泳ぎをしよう、とスタート。
丁寧にストロークを重ね、あわてることなくターン、
しっかり壁を蹴ってストリームラインからの後半、
そこでふっと不安が、これじゃエントリータイムオーバーかも、と。
あと30mぐらい、キックキックと頑張っても思うように上げられません。
そしてゴール、遅すぎたかも、とタイムを見たら、1回めとほぼ同タイム。

頑張って、苦しんで、あせって泳いだ時と、
自分の泳ぎのテンポを維持して、あせらず泳いだ時とが同タイム。
レースだから最後は苦しいけれど、このぐらいの疲れなら大丈夫、
こんな感じで泳げれば、200背も泳げるかもしれないなあ、
と少し希望がもてました。

(いつも来年は、来年はと思ってばかりだけど・・・
今年はあと一つ、クラブ内の大会に出る予定)
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寝る前に

2018-09-16 08:58:54 | 読書
M・J・有楽町店内は、商品の間の所々にテーマ別の本棚があって、
まるで本屋さんか図書館みたいです。
そして中央にテーブルがあり、自動販売機の100円コーヒーを飲みながら
本や雑誌を読むことができる、時間に余裕があるときのとてもいい空間です。

先日見かけた本、宇宙飛行士若田光一さんの写真集。
『若田光一の絶景宇宙写真とソラからの便り』
(2015年 エクスナレッジ刊 1500円)
欲しくて、A・Z・で中古本を安値購入。

半年間滞在した国際宇宙ステーションからの地球の映像です。
どのページを見ても、うさを忘れ、心が広くなるような写真ばかり。
宇宙ってなんだろう?
生きてる存在ってなんだろう?
地球は大きいのか小さいのか?
どこまでが自然?
国境ってどこ?

宇宙から見える出雲市、松江市、米子市、
ほんとに神さまがここに降り立ったのでは、と思ってしまうほど神秘です。

毎晩寝る前に、この本を開いて写真を眺めています。
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合わない、理解できない

2018-09-15 21:34:42 | 水泳
白内障とドライアイ用の目薬を処方、そして健診のため
眼科に3ヶ月おきぐらいに通ってます。
毎回言われること、不自由だったら白内障の手術を、と。
とてもていねいな眼科医で、無理にすすめることはありませんが、
私としては、どうしても手術は避けたい、嫌です。
確かに白内障の進行を感じていて、いつも薄いもやがかかっているよう、
最近はパソコンの画面を見続けるのが辛くなってきました。
書きたいこと、記録しておきたいことはいろいろありますが、
目がそんな状態なので、ついつい後回しになってます。

昨日は久しぶりに辰巳貸切2レーンに5人というぜいたくな練習でした。
最後のスイム、私は200背を3本、もう一人は200自を3本、5分サイクルでした。
その人は私より5歳以上若いし、国内外の海泳ぎのベテランです。
70歳の背泳ぎと60代のクロール、
コーチの指示も当然、彼女が前、しかし時間が来ても出ません。
なぜ出ないの、ほら、時計、時間よ、と言ったら、
あなたが先に行って、私は・・・と、もぞもぞ。
こういうのほんとに不愉快、スタート直前になぜつべこべ言うのでしょう。
10秒過ぎても出ないので、無視してそのまま3本泳ぎきりました。

こういう人って、何しに練習会に参加してるのでしょう。
練習中もよくしゃべってにぎやか、明るすぎるくらい。
でもいざとなると、さっと引っ込む。
コーチの話はちゃんと聞いてないので、間違って泳ぐ。
それをおしゃべりでごまかし、笑いをとって自己満足の様子。
私には全く合いません。
合わない私がおかしいのか、と思うくらい、こういう人が多いのです。

このてのおばさんたちを指導するのは、ほんとに大変だと思います。
仕事だから仕方なくやり過ごすしかないのでしょう。

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競泳観戦

2018-08-11 20:39:56 | 水泳


昨日ふっと思いたち、辰巳で開催中のPP水泳2日目の予選を見に行きました。
予選は自由席で当日券2500円で入れますが、ほぼ満員、
参加16ヵ国なので、10時から始まり、1時間で終了でした。

種目は男女の100自、200バタフライ、100背でした。
あまり競泳が盛んでない国の選手も多く、上位をしめる米、豪、日の選手とは
大きく引き離されてましたが、それでも世界大会、マスターズ大会とは
大違いです。

こういう現役の競泳を実際に目の前で見ると、当たり前のことながら、
マスターズの大会ってやっぱり運動会、私レベルのマスターズという意味で、
競泳とはほど遠いどころか別物だなあ、と思いました。
NRやWRをだすような人たちには失礼になりますが、
マスターズは現役競泳の真似事ではなく、マスターズらしくやればいい、
そんなふうに思ったのです。
以前参加していた練習会のコーチは、競泳志向がとても強く、
何事においてもそれを前面に要求するので、私は受け入れられませんでした。

気持で頑張ったってタイムは出ないし、競うこと、結果ばかり考えていたら
嫌になります。
きれいな泳ぎで、その人らしく真面目にしっかり取り組むのが一番かなあ、
と思うし、それしかないようにも思います。

予選観戦が11時で終わったので、そのままクラブのプールへ行って
泳いできました。
現役選手の泳ぎは目一杯頑張っているはずなのに、静かないい音がします。
私も静かで、少しでも効率よく泳ぎたいと思って練習しました。
往復コースを一人で使えるほど空いていたので、いつもと違ってゆったり
泳げました。
ドリルやキックのあと、100IMを5本、200背を5本も泳げたので、
自分でもびっくり。
気持の持ちようで、ずいぶん変わるものです。
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楽しくない

2018-08-08 21:31:25 | 水泳

カラー2種、夢の島で。

台風の影響で電車が止まると困るので、久しぶりに近くの区民プールで
1時間ほど泳ぎました。
無料だし、空いてるし、良い環境なのに、泳いでてもちっとも楽しくない。
最近、こういうことが多くて、気持が落ちてます。
自分の趣味に時間とお金を使っているのに、贅沢なこと、と気が引けますが。

今年は6月下旬ごろから毎日暑くて、湿度も高く、身体の疲れがぬけません。
一日おきの練習でも、すぐ息苦しくなって、出来も悪く、嫌になってしまいます。
今日はせっかく雨の中行ったのだからと、50m背泳ぎを10本、
25mを4本、キックを長めにだらだら、ドリルを少々、
それにダウンスイムに4種目を少し。

タイムがどれも遅いのに、疲れはいつもの倍、
気力も体力、体調も底をついているような感覚でした。
こんな時は無理に練習などせず、
すっぱり休んだほうがいいんでしょう、きっと。

暑さは思う以上に体力を奪っているのかもしれません。
食事もちゃんと栄養あるものをと思っても、進まず、
冷たい果物やアイスクリームなどについつい手が出てしまいます。
まず、食生活から改善しないといけません。
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大衆をあおる手法

2018-08-05 17:27:39 | 日記・つぶやき

昼咲月見草、夢の島で。

私の意志に反し、A新聞をずっととってます。
一日も早く止めたい、と思ってても、もう一方が毎朝後生大事に
切抜きまでして読んでるので、どうにもなりません。

それでも今年五月末までは、連載小説の吉田修一『国宝』がとても面白く、
その展開と魅力的な登場人物にすっかり入れ込んでしまうほどでした。
しかし、それも終わってしまった。
そして、今の連載小説『ひこばえ』のつまらなさ、まどろっこしさ、
出てくる人物の魅力の無さはもう格別です。
団塊世代を当て込んだ小説なのか、こういうのはほんとに嫌です。
夢も希望もないうっとうしさ、もう読まない。

さらに、連日高校野球関連の報道が紙面を占拠してます。
どのページをめくっても甲子園球児とやらの話題。
今日は一面下の本の広告欄まで「心にささる一冊」という
タイトルのもと、高校野球関連の本の広告がずらり並んでました。

私は野球とゴルフが大嫌いです。
高校総体が今開催されてますが、その記事はスポーツ面の下3段、
写真もなく、競技の結果、記録のみの掲載です。
なぜ野球だけこんなに特別なんでしょう?
甲子園!100回だ、極暑に負けない球児たち、などと大衆をあおる報道は怖い。
高校野球なんて馬鹿みたい、大嫌いなんて叫ぼうものなら、
国賊ならぬ野球賊とののしられそうな勢いです。
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