先週、シネマ歌舞伎「沓手鳥孤城落月(ほととぎすこじょうのらくげつ)」
「楊貴妃」の2本立てを東劇で見てきました。
大阪夏の陣で大阪落城、豊臣家が滅びる様を描いた「沓手鳥・・・」は
坪内逍遥の作品、明治時代初演の歌舞伎で、淀君を坂東玉三郎、
秀頼を中村七之助が演じてます。
秀頼の妻で家康の孫の千姫が大阪城を脱出、
その後の淀君の狂乱、錯乱の様が見せ場ですが、あまりにすごすぎて、
少々うんざりしてしまいました。
大阪夏の陣は多くの時代小説で様々に描かれてますが、歴史に翻弄され、
人生の始めから何一つ思い通りにならなかった淀君という女性は
哀れで悲しい。
生まれた家、生きた時代、権力に取り込まれた淀君、
我が子秀頼のみが愛せる対象だった、と解説で玉三郎が語っています。
運命、そうならざるを得ない悲しみとも。
「楊貴妃」は夢枕獏の作品、楊貴妃を玉三郎、美しい。
先月は同じシネマ歌舞伎で有吉佐和子の「ふるあめりかに袖はぬらさじ」
を見ました。
私はこのお芝居が好きで2回目、芸者お園を玉三郎、花魁を七之助、
そして勘三郎、三津五郎など故人の芸をたっぷり見ることができます。
笑いあり、哀切あり、芝居冥利につきます。
「楊貴妃」の2本立てを東劇で見てきました。
大阪夏の陣で大阪落城、豊臣家が滅びる様を描いた「沓手鳥・・・」は
坪内逍遥の作品、明治時代初演の歌舞伎で、淀君を坂東玉三郎、
秀頼を中村七之助が演じてます。
秀頼の妻で家康の孫の千姫が大阪城を脱出、
その後の淀君の狂乱、錯乱の様が見せ場ですが、あまりにすごすぎて、
少々うんざりしてしまいました。
大阪夏の陣は多くの時代小説で様々に描かれてますが、歴史に翻弄され、
人生の始めから何一つ思い通りにならなかった淀君という女性は
哀れで悲しい。
生まれた家、生きた時代、権力に取り込まれた淀君、
我が子秀頼のみが愛せる対象だった、と解説で玉三郎が語っています。
運命、そうならざるを得ない悲しみとも。
「楊貴妃」は夢枕獏の作品、楊貴妃を玉三郎、美しい。
先月は同じシネマ歌舞伎で有吉佐和子の「ふるあめりかに袖はぬらさじ」
を見ました。
私はこのお芝居が好きで2回目、芸者お園を玉三郎、花魁を七之助、
そして勘三郎、三津五郎など故人の芸をたっぷり見ることができます。
笑いあり、哀切あり、芝居冥利につきます。