1948年から

文句たらたらどうでも日記

閉鎖的な日常

2022-01-29 20:23:44 | 日記・つぶやき
  
レンガの遺構、佃島で。

昨日から今日の二日間、一言もしゃべらなかった、
よくあることです。
誰にも会わず、外にも出ないでいると、こうなって、
私、このまま言葉を忘れるかもしれない、なんて思ったりします。
外に出るといっても、プールへ行くか、必要な買い物だけで、
娯楽のようなことはほとんどありません。
プールで人に会っても、挨拶程度だし、買い物に出ても、
口を開くことはほとんどなし。

とても閉鎖的な日常で、
いろんなことをひとり頭の中で自問自答するだけ。
ひとりは好きだし静かでいいけれど、
これが2年以上続いていると、
なにかほんの少し華やかなもの、
ちょっとだけ楽しいものに憧れる、
ときどきそんな気持におそわれます。

時々旅行社の広告やパンフレットが送られてきますが、
こんな状況下、1,2か月先の旅行なんて予約する人がいるのかしら?
歌舞伎やコンサートのチケットだって、見たいと思っても
予約する気はおきません。
家でじっくり賢く過ごす、身辺整理をする、
本を読む・・・・
自分の死後の後始末に迷惑をかけたくない、
といっても誰かにやってもらうことになるのだから、
それが最小限になるようにしたい。
それにはどうしたらいいか、
夜になると、そんなことばかり考えてしまいます。

すごいけれど

2022-01-20 10:48:53 | 日記・つぶやき
  
よく花壇で咲いているペンタス

年をとってもこんなにすごい、という記事がよく目につきます。
すごいなあ、とは思うけれど、なんだかこういうアピールは
嫌だなあとも思う。
インストラクター最高齢の女性の記事や写真、
昔はこうだった、とか運動経験なかったけれど、
指導するまでになった、というのは確かにすごい努力と信念あってのこと、
でも、なぜか共感できません。
すごいでしょ、と見せなきゃいけないのかなあ、と。

八ヶ岳で遭難した3人、80代男性と70代の男女、
女性は死亡しました。
冬山登山、特に今年は様々な警報が出されている中での
出来事です。
ベテラン登山家だったのでしょう、そういう自負が感じられます。

最近、井上靖『氷壁』を読み、新田次郎『孤高の人』を読みま
時代は違うけれど、冬山の厳しさと詳細で豊富な知識、経験、準備、
それでも危険の中に飛び込むようなものです。
どちらも実在した登山家をモデルにした小説ですが、
その過程、考え方、生き方、死で終わる最後も共感できます。
続けて何気なく読んだ井上靖『あしたくる人』に出てくる登山好きな男、
ほんとにこの人はとびきり魅力ある男性でした。